倉山満 日本一やさしい天皇の講座 感想

 
 去年の8月8日、天皇陛下によるお言葉がありました。こちらは扶桑社から出された『保守の心得』『帝国憲法の真実』に続く保守シリーズ第三弾として予定されていたものが、今回のお言葉を受けて緊急出版することになったそうです。譲位に関する特例法案が先日衆議院を通過したばかりというまさに今読むべき本となっています。

 あの時の陛下のお言葉を受けて、陛下がどれほど国民を信頼しているのか、どれほど国民を思って日々祈り、務めてこられたのか。改めて胸の熱くなる思いがしたものです。このお言葉で陛下の御存在がどれほどありがたいものかを確認した方も多いのではないでしょうか。そして、改めて「天皇って何?」「皇室って何?」といった疑問を持ち、それを知るために何から学べばよいかわからず戸惑う方もいると思います。そういう方に是非この本を手に取っていただきたいと思います。

 「はじめに」で語られますが、この本は三つの疑問
 一、なぜ、天皇は必要なのか
 二、なぜ、皇室は一度も途切れることなく続いてきたのか
 三、そもそも天皇とは、そして皇室とはなんなのか

こちらの答えを出すことを試みて書かれたものです。決して倉山先生の意見を押し付けるものではありません。しかしながら、答えを出すには知っておかなければならないことがあります。皇室を論じるための大原則は「新儀は不吉。だから先例を探す」。世界最長の歴史を持つ日本、昨日と同じ明日が続くことが幸せといった価値観を持てるとても恵まれた国ですが、なぜそうなのかを知るには歴史を知ることが第一となります。古事記から連なる歴代天皇のエピソード。特に、武家の時代になってからは、一見武家社会に押しやられ、陰に隠れてしまったように見える歴代天皇が如何に知略を駆使し自らの権威を保ってきたか、そして時の権力者たちが自らの力を保持するために如何に天皇を利用して来たかが描かれます。歴代の天皇には無駄な公共事業をやめ、文化事業に励み次々と政治改革に取り組んだ嵯峨天皇、両統迭立の原因を作った後嵯峨天皇やその息子の後深草天皇、亀山天皇、そして南北朝の動乱の原因となった後醍醐天皇。名君もいれば世の中に混乱をもたらした天皇もいる。しかしながら、万世一系の皇室は公称2600年以上も続いている。なぜ誰も皇室を滅ぼさなかったのでしょうか、そして天皇になり替わる者がいなかったのでしょうか。倉山先生は著書の中で何度も「タマタマ」とそれを表現しています。いい加減なと思うかもしれませんが、そうではありません。何度もこの「タマタマ」が繰り返されるところが日本が日本である所以ではないでしょうか。読み進めて頂ければご理解いただけると思います。

 武家社会が終わり、明治に移ると、外国の植民地にされない、強い国になるための国づくりをするための改革「御一新」、後に「維新」が行われます。しかし先に述べた大原則「新儀は不吉」。新儀を嫌う朝廷で改革を進めるために新政府は「王政復古の大号令」を宣言します。新政府は「新儀」を神武創業の精神で乗り越えようと試みます。この時に行われた三つの新儀「一世一元の制」「皇室典範」「摂政」は現代にも大きく影響を及ぼしています。こちらに関しても、作られた背景やそれが持つ欠陥も含めて語られます。今回の御譲位の問題でもなぜ摂政が望ましくないのか、そしてにわかに浮上する女系天皇や女性天皇、女性宮家の話、そちらも先例に基づいて是か否かが語られます。特に皇室について語るには歴史を知ることが大事です。今、簡単に「女性尊重の時代だから女性天皇」と言う人は八方十代の女帝が未亡人か未婚だったことを分かって言っているのでしょうか。「そうしなければならないなど皇室典範にもどこの法律の条文にも書いてない!」というつもりでしょうか。条文で書かれていることが全てではない。あまりに当たり前なことは条文に書かないこと、条文に書かれていないことの中に非常に大切なことがあること、そして書かれていないからこそ簡単に変えられないということ。これは憲法や国際法の問題と同じことで、それについて日本の学校教育ではほぼ教わることがありません。倉山先生の様々な御著書では繰り返し書かれていることなのですが、当ブログでもいろいろ紹介しているので是非そちらも参照していただきたいと思います。

 激動の時代を越えて、日本は敗戦を経験し、憲法典を変えさせられるという悲劇に襲われました。「元首」から「象徴」へ。そのことで天皇という存在は変えられてしまったのでしょうか。もともと明治憲法下の天皇も普段は政治には関与しない立憲君主でした。ではなぜ今回の陛下のお言葉で「天皇が憲法や法律を変えさせようとするのは憲法違反だ!」などと言う人達が現れたのでしょうか。それは憲法を変えさせたGHQすら想定していなかった、「天皇はロボットだ」とする日本人がいたこと。そして、それが「法の番人」と呼ばれる内閣法制局にまで浸透してしまったからです。しかしながら今回のお言葉を受けて、多くの国民が「陛下がおっしゃることならば」とそのお気持ちを受け入れました。そしてそれに応じるかのように阪田雅裕元内閣法制局長官も「陛下のお気持ちに沿った法整備がなされるべき」であり、「今回のお言葉を理由に政府が法案を提出しても憲法上問題はない」とインタビューで答えています。

 敗戦後、これでもかと自虐教育を強いられてきた日本人ですが、一番大切な我が国の国体とも言うべき皇室と国民の絆は切れていなかった。それが陛下のお言葉で確認されたと思います。そして戦後の憲法学を乗っ取った宮澤俊儀の呪いも今打ち破られようとしています。今回の御譲位が実現すればそれは光格上皇以来の二百年に一度の出来事となります。その大きな歴史の中で改めて天皇とは何か、皇室とは何か、そして今回の御譲位について考えるために必読の本です。


 

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田母神事務所使途不明金報道 水島社長の嘘を暴け!③ 告訴やるやる詐欺の結末 #チャンネル桜 #水島総 #田母神俊雄


 第三弾です。

 今回の投稿のタイトルを見て、「嘘じゃないだろ、ちゃんとやったじゃないか!」と仰る方もいると思います。「告訴じゃなくて告発だったとかそういう細かい日本語の揚げ足取りじゃないだろうな」と邪推する方もいるでしょう。しかしこの「告訴」「告発」の意味の違いと、ずっと「告訴」と言っていた水島社長が「告発」というようになったタイミングに私は意味があると思っています。

 田母神事務所の使途不明金疑惑が表に出たのは平成27年2月17日のチャンネル桜の放送でした。その2日後の2月19日に田母神さんが記者会見を行いました。その時に田母神さんは会計責任者による横領があったことを認めました。しかしながらその時は「かわいそうだ」という理由で名前を上げませんでした。そして、記者からの質問に答える形で、水島社長が余った選挙資金を頑張れ日本全国行動委員会の口座に移すように進めたが断ったという話が出たため、水島社長の怒りを買い、それから延々とチャンネル桜での攻撃を受けることとなりました。

 田母神さんは警察に相談し、会計責任者の鈴木氏とは金の返還などの話し合いをしていました。しかしながら水島社長は田母神さんや事務局長の島本氏も横領したと決めつけ、横領と公職選挙法違反で「告訴する!」と騒ぎ立てました。

【桜特捜班】いよいよ田母神俊雄氏らを告訴へ![桜H27/3/26]
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【桜特捜班】告訴状に記した「罪状」[桜H27/8/4]


 こちらは番組タイトルに「告訴(あるいは告発)」と書かれた、あるいはそれを匂わせているものです。5月28日のタイトルは「告発」となっていますが、番組内で水島社長は「告訴」と言っているので、知識のあるスタッフが恥ずかしくてタイトルを訂正したのでしょうか。

 ここで簡単に説明を。告訴とは犯罪被害者が申告するもの、告発とは被害者ではない第三者が申告するもので、田母神事務所の横領について、田母神さんが申告すれば告訴で間違いありませんが、水島社長に告訴は出来ません。もしかして自分はお金に一切関与していないと言っていたにも関わらず、水島社長は田母神事務所の金を自分のものだとでも思っていたのでしょうか。ちなみに買収で告訴というのもおかしな話です。「買収 告訴」でGoogle検索するとトップに桜の動画が出てきます。

 しかしながらやると言いながらいつまで経っても行われない告訴。私を含め、多くの人が本当はやらないと思っていたのではないでしょうか。なぜならばこれはチャンネル桜及び水島社長を昔から見ていた人にとっては見慣れたものだからです(こちらのまとめの「ジ○イアンみたいな風貌なのに、の○太もびっくり!!??駄目な小学生かっっっ!!」を参照)。『南京の真実 第一部』公開から今年こそは作ると言いつつ繰り返されてきた言葉。それが集められた20分超の動画も作成されるほどです。

 そもそもこの使途不明金疑惑に対する執拗な攻撃は何の為に行われていたのでしょうか。ご存知の通り、水島社長は田母神さんの都知事選の時の選対本部長でした。決裁の権限が田母神さんにはなかったが水島社長にはあったことは複数の証言から、あるいは本人すらも実は認めていることです。そこで行われた金銭問題に候補者であった田母神さんに責任があるというのなら、水島社長に責任がないはずはありません。それを自分が都知事選以降は距離を置いたことを言い訳に、不正が起きたのは都知事選後ということにして(と言いつつ都知事選の間も横領が行われていたような矛盾した発言を繰り返し)、「真相究明こそ私の責任」と番組を作り、田母神さんへの誹謗中傷を続けてきました。

 しかしながら、ある時期まで本当に告訴(告発)する気はなかったのではないかと思っています。ここは憶測になりますが、彼の行動の理由の一つは疑惑の目を自らから離すためだと思われます。先日のブログ「田母神事務所使途不明金報道検証 水島社長の嘘を暴け!① 」でも上げていますが、水島社長自身が金銭疑惑の塊のような人物ですから。もう一つの理由ですが、田母神さんの勝兵塾の動画でこのような発言がありました。

第46回勝兵塾月例会 田母神俊雄様


6:15~
 最後はですね、彼の弁護士ですねがあの、私に言ってきて、田母神さん、あのこういう時にはあのまあ正しいことが通るという事ではなくて、まあなんか金を払って収めるというこの手がありますねと。田母神さん少し金を水島に払ってもうこの水島、攻撃をやめさせる、の攻撃をやめさせるという手はありませんかと私に言ってくるんですね。まあ良くわかったと。まあ、金が欲しいんだなとということがですね。あの良くわかったという私は思ったんですけど。


 これには水島社長が激怒して14分に対して1時間超えの反論動画を作っていました。

【桜特捜班】 いよいよ田母神俊雄氏らを告訴へ![桜H27/3/26]


51:00~
水島が金を欲しがってる?ね?お金が大好きな田母神さんとは申し訳ないけど私は違いますよと。自分が金に汚いから他人も同じく汚いなどと思わないこと。ね?一緒にしないこと。自分がどケチで金儲けが大好きだから、日本人も同じだと思わないこと。支那朝鮮の方には田母神氏に近い人はいっぱいいると思いますけども、そう思っていただいていいでしょうと言いますよと、これは皮肉で言っております。


 「お金が大好き」「どケチ」。本来お金を払うべきだった人をボランティア扱いし、届出しなかったためにわずかなお金で頑張って働いてくれた人たちを犯罪者にしてしまった方にこそふさわしい言葉だと思いますが。水島社長の行動をずっと追ってきている人ならわかると思いますが、彼の行動原理はまずお金です。田母神さんと水島社長の言っていることのどちらが正しいのかを証明することは出来ませんが、あの執拗な田母神さんへの攻撃にこのような目的があったのではないかと疑われても仕方のないことではあります。この弁護士なる人物が実在することは51:45ごろの水島社長の発言から明らかです。

 しかし、奇妙な動画です。動画を見てその内容をスタッフがまとめたフリップを作っただけならわかるのですが、水島社長のセリフまでフリップには書かれています。水島社長は誰の作った台本を読んでいるのでしょうか。
 
 どちらにしても、田母神さんを告訴(告発)して、それが本当に受理されれば選対本部長であった自分にも疑いの目が向けられることは間違いないわけです。捜査が入るかもしれません。ではなぜそんなリスクを本当に水島社長は取ったのでしょうか。

 ここである一つのターニングポイントがあります。さんざん「告訴」と言っていた水島社長が、この番組から「告発」というようになりました。こちらはこれより先にライブ放送された【夜桜亭日記after】水島総の質問コーナー 平成27年10月14日号[桜H27/10/16]に再度答える形での発言です。

【情報戦争を舐めてはいけない】表現者の心得、偽装難民批判やトヨタに見られた印象操作[桜H27/10/15]


 冒頭で必ず告発する、弁護士さんが忙しい人で督促していると話しています。私はこの時、ずっとやると言いながらやるつもりがなかった告発を、本当に弁護士に相談してすることにした。だからこそ間違った「告訴」という表現ではなく「告発」というようになったのではないかと思います。そして、実際に東京地検に告発する流れになりました。そちらは当ブログでも取り上げています。

ついにチャンネル桜の水島社長が告発!田母神俊雄氏絶体絶命か?!

チャンネル桜水島社長、東京地検特捜部に田母神氏を告発!今後の展開は

 何度も繰り返していますが、この時私はこの告発が受理されることはないと思っていました。水島社長はずっと通帳も関係書類も見たことがないと言っていました。横領は立証するのが難しいものなのに関係書類も何もない、関係者の証言だけの告発が受理されるのでしょうか。

 結局横領で起訴はされずに田母神さんは公職選挙法違反で逮捕されることになりました。しかし、強制捜査が入った日の各記事(産経以外は現在記事を消している)を見れば東京地検は横領容疑で田母神さんを捜査しています。

田母神俊雄氏の関係先を業務上横領容疑で捜索 東京地検特捜部 2016.3.7 14:23

 その後の裁判でも田母神さんはずっと公職選挙法違反に関して無罪を主張していましたが、地裁の判決は懲役1年10カ月、執行猶予5年というものでした。先日、田母神さんはこれを不服として控訴すると発表しています。

 ここで不思議なことがあります。田母神さんは事後買収に関して、ずっと関与を否定しています。田母神さんが有罪とされた根拠は会計責任者の鈴木氏が島本からの指示で作ったリストだそうです。島本が「会長指示」として作らせた、だから田母神さんが関わっているに違いない。随分と明確な物的証拠ですね。

 そして以前のブログでも指摘しましたが、裁判中に田母神さんよりずっと多く名前の出てきた人物がいます。証言台ではやはり偽証罪に問われるのは怖いのでしょうか。番組内で話していたこととはまるで違う事実を語っていましたね。あの証言台での発言でなぜあなたは告訴されなかったのでしょうか。

 ずっとやるやる言ってやる気のなかった告発をすることにしたのは、ある時点で自分が告訴されることはないとの確証が得られたからではないのですか?水島社長?

 これ以上は憶測になるので語りません。田母神さんが控訴したことですし、奥茂治氏も水島社長を刑事告発しましたので、その推移を見守ることにしましょう。
 
 この事件を告発したことは本当に水島社長にとって良かったことなのでしょうか。今までは発言を自粛していた人達も今までのようには黙っていませんよ?どのような真実が明らかにされるのか。楽しみですね。


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憲法フォーラムin石川 チャンネルくららで公開!!

 
 先日行われた憲法フォーラムin石川の動画がチャンネルくららで公開されました!

 【施行70年 憲法フォーラム】 「日本国憲法の歴史と問題点」講演:倉山満




 1週間で1万2千回超えの再生数!!普段のタブー無しのチャンネルくららとは違い、倉山先生の普段の言説を知らない方でもわかりやすい、ネタも毒も少なめ、憲法論議についてのわかりやすいお話となっています。くららの常連さんだと少々物足りないと思うところもあるかもしれませんが、参加した人たちからは「今までの自分たちの活動や学んできたことはなんだったのか」「衝撃だった」とのお声をいただきました。これまで行われてきた憲法論議とは憲法典論議であった、真の憲法論議とは何か。是非ご視聴ください。

 今回、倉山塾北信越支部は後援の一団体として携わりました。倉山塾地方支部が主催する講演会は、いつもはその様子を倉山塾内のストアでオーディオブックとして販売しています。今回は支部単独ではなく多数の後援団体があったことと、主催の石川県憲法フォーラム青年実行委員会のご好意、そして「よりたくさんの人に見て頂くのならチャンネルくららで公開するといいでしょう」という倉山先生のご提案によりチャンネルくららにて公開ということになりました。

 支部活動に触れましたので、ここで倉山塾地方支部について少しご紹介しようと思います。

 倉山塾には東から紹介すると北海道、東北、北信越、栃木、東京、東海、関西、中四国、九州・山口の9つの支部があります。全国の塾生が任意で参加し、勉強会や講演会を行っています。一つの支部の範囲が広いところも多いため、独自に県民会を持って活動したり、スカイプなどを使っての勉強会をすることもあります。講演会に関しても単独で行う場合や、今回の私達のように他の団体と協力して行う事もあります。どちらにしてもそれが専業ではなく普段は働いている人がほとんどですので、講演会などの大きなことを行うのはいろいろ大変なことがありますし、金銭的にもリスクがあります。それを補う意味もあり、通常は公開ではなくオーディオブックで販売という形にしています。

 今回は他団体との共同での開催ということもあり、チャンネルくららで公開という形になりました。そしてせっかくの機会ですので、倉山塾の地方支部の活動を知ってもらいたいと思い、ブログにて紹介することにいたしました。

 支部の勉強会には塾生だけではなく一般の方も参加いただけるものもあり、随時参加募集していますので、是非このFBページをチェックしてみてください。

倉山塾全国各支部のご案内




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WILLの手記問題~反論、告訴、また反論さらに反論 #チャンネル桜 #水島総 #田母神俊雄


 田母神さんが書いた雑誌WILLの手記に関して、桜側が反論番組を作り、その件に関して先日ブログに書きました。

田母神さんの手記がWillに掲載!! そして桜は(笑) #田母神俊雄 #チャンネル桜 #水島総

 その後、なんと水島社長が田母神さんを刑事告訴しました!

【直言極言】田母神俊雄を東京地検特捜部に名誉毀損で刑事告訴[桜H29/5/19]


 WILLに書かれている「水島氏は、会計責任者の鈴木氏から多額のお金をもらっていたにもかかわらず」というところが名誉毀損に当たるとのことでの訴えでした。公職選挙法違反に当たる金をもらっていたら水島も逮捕されるはずだと言っているのですが、これに関しては記者からも(もらったお金に関して)公職選挙法違反について書いたのか田母神さんに確認したのかと突っ込みが入っていました。それに対して水島社長は田母神氏と直接話していないと答えているのですが、そもそも、WILLに対して取材せずに記事にしたとあれほど怒っていながら、自分は相手に確認もせずに刑事告訴するとは…

 しかもなぜ民事でなくて刑事での告訴かということに対しては、賠償金を取るつもりは無いことと、この刑事告訴が認められば、田母神が公職選挙法違反で執行猶予になっても実刑になるのではないかという返答でした(この記者会見は5月18日、公職選挙法の判決は5月22日)。なんともまあそこまでして田母神さんを塀の中に落としたいのかと、おぞましいほどの執念を感じました。

 しかし、これが名誉毀損で刑事告訴が受理されるのなら、横領犯ではないのに今でも犯罪者扱いの報道をしているのは明らかにアウトだと思うのですが。

 これに反論する形でWILL7月号で「水島 総氏への反論」という2ページにわたっての反論記事が掲載されました。それによると水島社長は都知事選に出ている間に田母神さんの収入がなくなるため400万ほどお金を用意すると申し出ていた。しかし、そのお金は田母神さんに渡ることなく、寄付金の中から水島氏に返されたとのことでした。そのことを田母神さんは「多額のお金をもらっていた」と認識したということです。

 この田母神さんの話が事実かどうかは検証しようがないのでさておき、これに対して水島社長は猛反論しています。

【田母神犯罪報告】さらに墓穴、WiLLと田母神[桜H29/5/26]


 水島が供与を申し出たと書いてあるが、たかが一か月間の生活資金として貧乏な水島から400万貰うのかと(鍛冶:その時田母神は年収で一億くらい稼いできた)。

 WILL6月号でも水島氏がお金を立て替えたことが書かれているのですが、そちらはリンデンビルの選挙事務所のお金を立て替えたものでこれは寄付金が集まったので返してもらった、田母神の話が本当なら事務所に400万円、生活費に400万円身銭を切ってやるということになると(えーと事務所費用は最初から立替金だと言ってますが)。田母神は選挙資金と生活資金を混同している。貧乏人の水島から金をもらって当然だという感覚の人間と非難します。

 この辺の感覚の話はともかくとして、果たして本当に選挙資金と生活資金を田母神さんは混同しているのでしょうか。混同していないからこそ、生活資金は寄付金から賄うべきではなく、水島社長が供与を申し出てくれたものをありがたく受けたのではないでしょうか

 どちらにしても検証しようがない話ですし、あまり私もこの件には興味がありません。刑事告訴だの何だの無駄な税金使う真似をせずに当人同士で解決してくださいです。それこそ水島社長が番組内で申し出ているような5時間や10時間の公開討論など論外です。

 それよりも相も変わらず突っ込みどころ満載なのでそちらを書いておきます。基本的には今まで言っていることの繰り返しで6月号への反論と対して対して違ったことを言っているわけではありませんので気になったところだけ。

・WILLは犯罪者の書いたものを載せている、売れれば何でもいいのか!と水島社長は言っていますが、普通に執行猶予どころか実刑判決を受けても執筆活動してる人はいますよね。

・「選挙期間中は私がちゃんと管理していた。選挙が終わってから使い込みをするようになった」と言った後で、「選挙期間中も領収書も出さずに田母神は鈴木にどんどん金を下ろさせていた」。同じ番組内で既に発言が矛盾しているのですが。

・選挙が2月9日で終わって選挙対策本部は解散、選対本部長も広報部長も居場所がないので責任はないと言いますが、この言い分が通るのなら、候補者も選挙が終わったら候補者ではなくなるし、それこそ選対本部長の下にいた事務局長や会計責任者も居場所がないし責任もなくなるはずでは?

・水島社長の言い分では横領の件は不起訴だが、検察が拘束してまで逮捕してまで捜査した、裁判所が、東京地裁が嫌疑ありということで拘束・逮捕を認めた、拘留延長も認めた、証拠不十分で不起訴になったが、嫌疑がなければ検察も裁判所も拘束しない、嫌疑があったからこそ拘束した、しかし自白がなかった、彼らはとぼけて自白をしないまま不起訴になったとのことでした。しかし、そもそも横領の件は、それで強制捜査は入ったが、1か月以上調べたのに立件できず、逮捕されたときも横領ではなく公職選挙法違反でしたよね。嫌疑があったと言いますが、あくまで嫌疑。有罪かどうかは別です。そしてたとえ起訴されても有罪判決が出るまでは犯罪とはみなされません。推定無罪の法則って知ってますか?

 それと前回も書いたのですが、WILL6月号で平成26年2月に鈴木氏の横領の件で警察に相談したことで、「告訴したんじゃなかったのか!」と騒いでいました。そちらに関しては3月10日に告訴しているのですが、それに対して「twitterで告訴したと言ったが、雑誌では相談したになっている!」とまた騒いでいます。時系列が理解できないというのも重症ですが、それがどうなったか水島社長はご存知ですよね

【桜特捜班】田母神事務所の告訴状は不受理に、アリバイ工作はもうやめよ[桜H27/3/23]


 自分で番組作って告訴は不受理になったって言ったじゃないですか。これを本気で忘れているならかなり深刻なのですが。番組はしばらくお休みになられて病院に行かれることをおすすめします。そもそもご自身で何度も言っていますが、横領で立件することは難しいのですよ。そして、この時鈴木氏は返済計画も立てて、一部お金を返していたはずです。検察とて無理やり犯罪者にしたいわけではないでしょうし、それは田母神さんとてそうだったはずです。それでお金が戻ってくるわけではありませんし。

 未だに、使途不明金疑惑に関して鈴木が横領したのなら告訴しろ!と騒いでいますが、この件で鈴木氏は既に横領は認められましたが起訴猶予になっています。捜査も裁判ももう終わっているものをなぜもう一度告訴する必要があるのでしょうか。本当に休養を取って受診…

 さて、告訴と言えば水島社長も刑事告発されましたね。



 詳細が明らかになっていませんが、是非とも奥氏には頑張っていただきたいです。

 それとは別に動画投稿者の方が水島を刑事告発すると支援金を集めていましたが、くれぐれもそういったものに安易に乗らないように気を付けてください。田母神さんのためと思ってやったら詐欺の片棒を担ぐ羽目になりかねません。今後も田母神さんを利用しようと有象無象の輩が現れるかもしれません。くれぐれもご注意を。


テーマ : 保守主義
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田母神事務所使途不明金報道 水島社長の嘘を暴け!② #チャンネル桜 #水島総 #田母神俊雄


 前回の錯乱の放送、【桜便り】毎日「皇室不敬報道」田母神有罪判決その後/ 川口マーン惠美~ドイツ逆襲 /桜H29/5/24]で、倉山先生の名前をあげて、チャンネルくららを何度でも見ろと工作員に対して暗号通信を送った水島社長ですが、こちらでもやはり指令が下っています。

 【Front Japan 桜】毎日「不敬報道」糾弾! 田母神有罪判決と厚顔無恥 / 中共の南モンゴル人権弾圧[桜H29/5/25]


20:40~
一番わかりやすいのは、私は大変不愉快ですけども、一番わかるのは、この人の態度、あるいはこの周辺の人間たちのものが、えー、倉山満さんというね、えー人とその直後にまあ対談というか、えーテレビの前で、えー言っております。えーこれで自由の身になったからいろんなことが出来るみたいなね。あんたは刑務所に行くのを一応5年間猶予するよと言われただけなのにということでありますが、その姿勢はもうあの見て不愉快になると思いますけど、見て頂ければ、あのーわかると思います。


 おかげでチャンネルくららのコメント欄は大盛況。

田母神俊雄裁判を語る!速報【チャンネルくらら・5月22日配信】


 ちゃんねる削除と違ってくららはコメントを削除しませんからね。しかしまあ痛い時は痛いとわかりやすく態度で示す方たちです。

 さて、予告していた水島社長の嘘を暴く第二弾。前回の週刊誌記事をもう一度上げます。

 ・週刊文春平成27年3月5日号での水島社長の発言
 三月初旬に、都知事選の報告パーティーをやったのですが、その直後に島本氏とAが私を訪ねてきた。そして、島本氏が、『社長には本当によくやっていただきました。色んな形でお金をお使いになっているでしょうし、こういう形で(金を)配りたいと思います』とリストみたいなものを見せられました。私は『何言ってるんだ。こんなことをしたら皆、買収で逮捕される。受け取らない!』と二人を怒鳴りつけたんです。


 今回問題にするのは『何言ってるんだ。こんなことをしたら皆、買収で逮捕される。受け取らない!』と二人を怒鳴りつけたんですの部分です。こちらを初めて聴いたときに、「だったら配る前になんで二人を止める、あるいは田母神さんにも言ってやめさせなかったのか」と思いました。しかし、鈴木氏の証言では、水島社長は「400万円ももらえるのか」と喜んだとなっています。言った言わないの話をしても仕方がありませんが、この件を水島社長は裁判でどのように証言したのでしょうか。

 平成28年10月31日の第8回公判で証人として出廷しているのですが、2月27日の時点で弁護人からの「その時点で金を渡すことは公職選挙法違反だという認識はなかったですか」との質問に、水島社長は「あまり強くは」と答えています。そして怒鳴りつけたということに対しても「放送の中で怒ったと言ったが、それは後で思ったことだった」「「買収だ」と怒鳴りつけたようなことはなかった」「(後から)ナンバー2の井上が「そんなに怒っていた気はしない」と言っていた(から気付いた)」と証言しているのです。

 なんというか、正義感溢れる俺を演出したかったのでしょうか。記憶違いとは誰でもあることですが、これちゃんと番組内で説明なさったのでしょうか。聴いた覚えがないのは私の記憶違いなんですかね。

 記憶違いと言えば、頑張れ日本の口座に余った政治資金を移すことに関して、のちに「(スタッフに言われて)思い出しました」と言っていましたが、これも当初どういっていたのでしょうか。

 【水島総】田母神俊雄事務所の政治資金横領事件、記者会見の嘘を暴く[桜H27/2/19]


2:35~
水島:このお金全部残りはがんばれ日本に振り込、振り込めと言ったと。えー、そして「僕はそんな事は出来ない」と言ったと。したら水島氏は黙ったと。えー、こういう、まあ、まあね。

高清水:(きゃらきゃら笑って)あり得ないでしょそんなのもう皆知ってることですけど、あり得ませんよ。

水島:そんなね、子供じみた、誰に言ったって、とん、とんでもない話し何ですけど、こういうことを記者会見であの、まあ平気で言ってしまったわけであります。まあ名誉毀損と言うかですねえ。私はまあ色んな事を知ってますけど、武士の情けで、色んな事言ってましたけど、こんな大嘘つきね、あのーありえない、もうちょっと嘘をつくならもう少し上手い嘘をつけと、ほんと言います。言いたいんですけど。

45:55~
水島:私も何年もね。こういう運動やってきた。そして、えーチャンネル桜やっておりますから、政治資金団体ですね。あの、都民、田母神さんの会もね。そして頑張れ日本も、その以前から政治資金、あの規正法をねちゃんと受ける、あのーまあそういう政治団体ですね。その政治団体から政治団体に6千万もね、移したらどんなことがおこるかね、こんなものはあのー子供が考えたってわかる、そんなことを私が言うわけがない。口座を移してくれとかね。あのーそんな子供でも分かることようなことを、この、いうこれが、それも嘘ですね。明らかに嘘ですね、これ。こういうことをまあ言う人なんですね。まあ、その、まあ、ちょっとどうしてこんな見え透いた、もうちょっとうまい嘘をつくならいいけど、こんなほらを吹くことを本当に理解できない人もいるかもわかりませんけど、これが実態なんです、実際は、ね。


【直言極言】田母神金銭スキャンダル、草莽崛起と南洲翁遺訓の原点に[桜H27/2/20]


4:14~
私が、えー選挙が終わった後、都知事選が終わった後、その残った金を頑張れ日本の方に振り込めと田母神さんに言ったという、えー、ま、あのばかげたというかですね、ありえない話、そして、そんなバカなことをやってすぐにバレるじゃないかというようなことを、まあ彼は堂々というよりもぬけぬけと、この大嘘を記者の前で言ったわけであります。


 とここまで、人を大嘘つき呼ばわりしたのに、ぬけぬけと「(スタッフに言われて)思い出しました」という神経もどうかと思います。本当に大嘘つきはどっちだと。この後も自分が選挙資金を頑張れ日本の口座に移せと言ったことを認めはしたものの、田母神さんを嘘つき呼ばわりしたことを詫びるでもなく、「口座を移していれば使途不明金疑惑など起きなかった」という始末。そんな寝言は毎年期限内に頑張れ日本の政治資金収支報告を提出してから言えと言いたいところです。

 しかし、水島だけでなく、高清水さんも「あり得ない」とあざ笑っていましたが、その後田母神さんに個人的にでも謝罪なさったのでしょうか。

 そしてこの件に関してはこの人も忘れることは出来ません。最近ますます共産党とのシンクロ率を上げている赤い経済ブロガー三橋貴明氏です。

 討論のときにこうおっしゃってましたね。

2/3【キャスター討論】田母神事務所横領疑惑と日本の行方[桜H27/2/28]

12:35~
三橋:(お金を移す移さないが本質とは関係ないと言いつつ)もし本当に言ったとしたらね。それ政治資金収支、規正法違反ですからね。5千万以上の献金は認められないから。それはみんな知ってるので、言うはずがないっていうのは置いといて。


 三橋さん、水島社長はお金を口座に移せって言ったことを認めちゃいましたけど、その件についてのコメントってどこかでなさってますか?
 そして水島社長も政治資金規正法違反になるから言うはずがないって言ってたのに、今は口座にお金を移しておけば不正は起きなかったってそれ矛盾してませんか?


 今回のネタはもう周知のことですが、一事が万事、矛盾だらけなんですよね。だからチャンネル錯乱なんて呼ばれてるわけですが。

 しかしながらこんな放送を受けて、よそのネット放送のコメント欄を荒らす人達のリテラシーを本当に疑います。ちゃんと見ていれば、おかしなことに気づくはずなのですが。その場その場で愛国的な事を叫んでいればそれで良しなんでしょうかね。

 さて、まだまだ初期のネタの検証です。さらに続きます。





 



テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済

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Author:yumikw
富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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