久しぶりの三橋さん 田母神さんを斬る(笑) #三橋貴明 #田母神俊雄 #チャンネル桜


 久しぶりに三橋氏メインの記事です。

 倉山先生と三橋氏の裁判が終わった後、さよならと書いて彼がメインの記事は書いていませんでした。なぜなら私にとって彼はもう言論人ではなくなったからです。そんな人を過去の言動などを振り返る意味で名前を出すことはあってもわざわざ叩く必要はないですからね。

 しかし今日なぜ彼のことを書くか。正直言ってちょっと見直したからです。

「田母神俊雄」の手記に関するWiLLの嘘

 三橋さんの水島社長に対する忠誠心に感動しました(T_T)

 あ、でも田母神さんにどんな手のひら返しをしたのかは覚えてますからね。絶対忘れません(*´▽`*)

田母神俊雄ただ一人

愛国のパラドックス(前編)

 さて今回のブログ。核心を突く前に締めの文章から行きますか。

(ブログから引用)

わたくしは、倉山満とかいう裁判で「嘘つき認定」された作家との一件からもわかる通り、嘘つきが大嫌いなのです。嘘つきに、言論に関わる資格はありません。

(引用終わり)


 三橋さんの裁判に関しては当ブログのこちらの記事をどうぞ。

増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 三橋全面勝訴は事実か?

増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 皆様へのお詫び でも完全勝訴って何?

祝!!倉山満先生、三橋貴明こと中村貴司との裁判圧勝ww

 で、倉山先生と何を争ったんでしたっけ?名誉毀損ですよね。

 「倉山満の本のせいで僕の経済評論家としての評価が根底から破壊されたの(T_T)」「倉山満の本で僕の経済塾生が減っちゃったの(T_T)」という主張が認められて、損害賠償150万円を倉山先生が払ったんですよね?倉山先生が嘘をついたからなんて判決文のどこにありましたか?そもそも名誉毀損ってそこを争う裁判ではありませんよね。

 ああ、倉山先生の言い分を退けるために、あれほど「現実の記憶」とか言っていた『真冬の向日葵』を「フィクションです!」って言ったんですよね。それで裁判官が「倉山君、ノンフィクションなんてセールストークですよ」って言ったんですよね。それと、名誉毀損と言われた部分に関しても「倉山君、いくら相手が日頃から、人のことを「ポチ」とか「人間のクズ」とか「韓国人」とか悪口言ってるからって言って、それより穏当な表現を使っても悪口には変わらないからね」って判決だったんですよね。はて?倉山先生が嘘つきだとかってなんの話なんでしょうか?

 さて本題に入りましょうか。単刀直入にこの部分ですよ。

(ブログから引用)

ほぼ「嘘だらけ」の手記ですが、特に酷いのは、

『私は、選対本部長だった水島氏にも相談しましたが、すると彼は数日後、電話をかけてきて、「閣下、逮捕されますよ」と告げました。それからの水島氏は、会計責任者の鈴木氏から多額のお金をもらっていたにも関わらず、』

と、裁判でも否定された田母神の論述を、そのまま掲載したことです。

(引用終わり)


 申し訳ないですが、「裁判でも否定された田母神の論述を、そのまま掲載した」とは?

 田母神さんは水島氏が鈴木から多額のお金を受け取ったと裁判で言ったのですか?

 これに関しては、水島氏も鍛冶氏も直近の動画で「田母神は、一度も裁判でもそんなことは言っていない」と言っていますよ?

 三橋さんは一度でも田母神さんの裁判を傍聴したことがあるのですか?鍛冶氏は全部傍聴したと言っているのに、その鍛冶氏が「田母神は一度も言っていない」と言ってるんですが。言ってもいない論述をどうやって裁判で否定するのでしょうか?

 まあどちらかが嘘つきということですね。三橋氏か鍛冶氏か(・∀・)

 もう、ニヤニヤしてしまいますね。あ、もしこのブログを読んでも内容証明とか送らないでくださいね。裁判所でも言われたでしょ?絶大な人気を誇るブロガーの三橋さんは自身のブログでいくらでも反論できるんですから。こんな取るに足らないブログのことなんて気にするはずもないですよね。

 さてさて当ブログの読者の皆さん。この件をどう思いますか?


スポンサーサイト

テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済

祝!!倉山満先生、三橋貴明こと中村貴司との裁判圧勝ww


 『増税と政局』こちらの書籍が発売されて、もうすぐ2年になるのですね。いやあ、民事裁判と言うのは本当に長くかかるものですね。

 私がこの本の感想をブログにUPした次の日、三橋さんが倉山先生に内容証明を送ったのですよね。三橋氏はそれを「祭りになる」と呟いていた(該当ツイートは削除されている模様)のですが、そのブログの内容がRSSに残っていて公開される前に読めてしまい、大爆笑したのを懐かしく思い出します。

 一審で三橋さんが「完全勝訴」などと噴飯物の発言をしたのは記憶に新しいですが、そちらに関しては当ブログをお読みくださいw

増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 三橋全面勝訴は事実か?

増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 皆様へのお詫び でも完全勝訴って何?

 さて、今回の控訴審、まずは三橋さんの言い分を聞いてみましょうかw

【緊急更新】倉山満氏とイースト・プレス社との控訴審についてご報告

ブログより引用

1.一審で認められた、ホームページへの謝罪広告は認められず。
2.慰謝料は一審と同じく150万円を倉山氏が三橋に支払う。(一審と同じで増額も減額もなし)

引用終わり


 随分請求と後退してませんか?こちらのブログだけでは三橋さんの控訴審での請求が定かではないので何とも言いようがないのですが、謝罪が認められなかったのに、それでなんで勝ったかのような言い分なのでしょう。「吃驚してしまうほど高額な慰謝料」って三橋さんの目的はお金だったのでしょうか。

 そこで問題を多面的に見るために、もう一方の当事者。倉山先生のブログを参照してみましょうw

ご報告:三橋貴明こと中村貴司君との裁判に圧勝しました

 おやおやーww 三橋さんは前回の一審の時と同様、ずいぶんとまるで反日マスゴミのような「報道しない自由」を行使しているようですね。

平成28年3月
 控訴審判決(確定)。

一、勝敗
 訴訟費用を8対2で原告が負担せよ。
 一審では10対3でしたので、さらに広がりました。圧勝です。

二、謝罪広告
 全面棄却。
 謝罪広告の有無は、最大の争点でしたので、完勝です。


 訴訟費用の割合が、民事訴訟の勝敗をはかる物差しになることは、前にあげたブログにも書いたとことですが、あれあれ?控訴審の判決で三橋さんへの割合が増えているじゃないですかw

 それで謝罪広告は無しなんですか!ブログでも謝罪しなくてもいいって、じゃあ、なんのために三橋氏は訴訟を起こしたのでしょうか?それでも勝ちってやっぱりお金が目的?

三、三橋が批判された4カ所の文章について
 4か所中3か所は、一審通り。
 ただし、『真冬の向日葵』はフィクションであり、違法性は認めない。


 これ、要は「麻生のイヌ」「御用評論家」「卑怯者」って言って、三橋さんのこと傷つけたよね?って言うことですよね。

 ここで面白いことが前にも書かれていましたよね。

倉山満の砦より引用

三橋君も含めた「水島ら」への批評部分は大幅に割愛かつ表現も穏当に留めました。穏当の基準ですが、今回の裁判での表現に従えば、「原告(三橋)が日ごろ使用しているよりも穏健な表現」です。

引用終わり


 三橋さんがこの件で訴えてきたとき、毒舌な彼がこの程度のことで訴訟を起こすことは自らの言論を狭めることになってしまうだろうになあと思いました。

 何しろ彼のブログのタイトルだけ見てもこの通りです。

財務省のポチたち

経団連のポチさん

【三橋貴明】三木谷会長のポチですか

自民党はいつから三木谷会長のポチになったのか!

 犬はダメでもポチなら良いのでしょうか?

 悪口を言われたら、一般人でも韓国人よばわりします!(ヘイトスピーチ?)

【東京都知事選挙】三橋貴明より、デマと口撃に淫する人達へ[桜H26/2/12]


 そしてタイトルもですが内容に関してもこれ(あっ!中野君もいるw)

売国奴に告ぐ! いま日本に迫る危機の正体 – 2012/2/29
三橋貴明 (著), 中野剛志 (著)



 こちらで売国奴と名指しされた人たちは訴えたら賠償金が取れたということですね。
 
 そして『真冬の向日葵』はフィクション!これには笑わせていただきました。こちらの作品に関しても、以前取り上げたことがあります。

ケーススタディー 三橋貴明「真冬の向日葵」を検証して名誉毀損について考える

 この作品が裁判の争点となったのは、三橋氏の内容証明でこのように書かれていたからです。

(4)294ページの以下の記載
ア 『経済評論家の三橋貴明など、よく名誉毀損の訴訟を起こされないものです。』
イ 上記記載は、一般読者をして、三橋が何ら証拠のない話をしばしば論じていると印象付け、三橋の名誉を毀損します

 自分で訴えておきながら『真冬の向日葵』はフィクション!ブログでも「現実の記憶」と書いていたじゃないですか。これは私ではなく支持者の方達こそ怒るべきところですよね?

 この作品の登場人物、中井昭二のモデルとなった中川昭一氏の夫人を迎えて、北海道で出版記念イベントまでやったのに。

【三橋経済塾】イベントをやります

 私の知り合いの、元三橋経済塾生さん達は昔はこちらの作品をノンフィクションだと思っていたそうです。何しろご本人がそう言っていたのですからね。

 「ほとんどノンフィクション。ここに書かれていることはほぼ事実ですね。創作はないんです。創作した部分はない。登場人物もほぼリアル」
 「感想聞くと面白い小説だったと言う。すごくバカにしてる」


 こちらの音源、オーディオブックで残っているそうなので、お持ちの方は確認してみてください。しかし、あきれた話です。共著者でもある奥様が、文庫化を拒否するのもわかる気がします。

 ちなみにこのイベントの時は100人を超えていたそうですが、次に三橋氏が帯広に来たとき公職選挙法にかかる疑いがあり、中川氏を呼ぶことが出来ず、かなり広い会場に20人集めることが出来なかったそうです。政治家の支持基盤ってすごいですねw

四、賠償金
 150万円払え(一審通り)。

 一審の判決と同じ。なぜか請求額を300万円にしたとありますね。何がしたかったのかよくわかりません。三橋氏は「吃驚してしまうほど高額な慰謝料」と言っていますが、倉山先生のあげているこちらのブログを見るとそうでもないようですね。三橋氏が有名人ならば。

名誉毀損の慰謝料の金額、政治家・芸能人を優遇・一般人を冷遇

 そして、大爆笑ポイントはこちらです。

五、水島総ら(他に藤井聡と中野剛志)の分も、この裁判で賠償金を上乗せしろ。
 当然、棄却。


 ・・・いったい何を言っているのでしょうか。内容を見るとさらに意味不明なようで。

倉山満の砦より引用

 何を言っているのかわからないけれど、原告三橋が附帯控訴状でこんなことを言ってきたのが事実だから仕方がない。
 原告三橋の附帯控訴状に合わせ、その立証趣旨で述べられていることを書く。

証拠その一 「水島総履歴書」
→水島氏は保守業界の重鎮である。
 証拠その二 「水島が倉山に送った内容証明」
→去年の内から倉山には謝れと警告しておいた。
 証拠その三 「内容証明通知書」
→届いているはずなのに、倉山からは返事が無い。
 証拠その四 「『増税と政局』の該当箇所」
  →水島、藤井、中野への違法行為も甚大である。本来ならば、三人とも裁判に訴えたいけど、忙しいのでこの裁判で賠償金を150万円上乗せしてくれ。

 重要な事なので、原文から引用します。
「水島、藤井、中野においては、単に業務繁忙のため附帯控訴人(被控訴人)のように本件同様の名誉棄損の訴訟を提起しないだけであって、時間さえ許せば、附帯被控訴人(控訴人)らを名誉棄損で訴求したいものと願っているものと容易に推認できる。」
「このように、附帯被控訴人(控訴人)らによる名誉棄損行為が、著しく違法性が高いことに鑑み、本件附帯控訴請求を認容すべきであると考える。」

引用終わり

 水島氏が保守業界の重鎮ということには私も倉山先生同様疑義がありますが、この内容証明のことは知らない方も多いかもしれません。2014年の7月に水島氏は「散々面倒見てやったのになんだ!『倉山満の砦』で謝れ!」といった内容証明を倉山先生に送っていたのです。以前、このことに言及した田中秀臣先生のイベントがyoutubeでUPされていたのですが、消されてしまったようですね。それにしても意味不明ですし、放っておいたからといってどうなるものでもなく、倉山先生が砦で謝罪することは無かったのですが。

 そして、こちらの附帯控訴ですが、確かに「忙しいから訴えられない。暇な三橋君についでに訴えてもらった」としか読めないですね。いやはやびっくりです。もともと水島氏に書籍を送ったのになぜか三橋氏が訴えてきた。その背景にこんなことがあるとは。

 今回の訴えの背景に水島氏がいるであろうことの証拠にこちらの控訴審の結果を突然三橋氏がブログで緊急更新したタイミングでもうかがえます。

 先にあげた三橋氏のブログは3月23日の午後です。この日に何が起こっていたか。

「Twitterのフォロワーが3000人も減った」〜田母神俊雄氏が釈明会見で水島総氏を厳しく批判2016年03月23日 14:29

 田母神俊雄氏の横領容疑の記者会見です。この会見が行われるまでは、水島氏側の取材によるものと思われる一方的な記事が流れるばかりでしたが、このことをきっかけに少々流れが変わってきました。しかもこの会見の後には田母神氏の支援者である諸橋氏が水島氏を痛烈に批判しています。その直後になぜ三橋氏はブログを緊急更新したのでしょうか?

 偶然?そんなはずはないでしょう。ブログにも書いてあるではないですか。

 倉山氏が上告するかどうかは、現時点では不明です。

 まだ判決が確定していないのに、それをブログで公開して勝利宣言するなど正気ですか?一審の時の「完全勝訴」の時も、「絶対弁護士に相談なしにやっているな」と思ったのですが、もし上告されていたら、この件は相当に裁判官の心証を悪くするでしょうに。まあこの時点で倉山先生に上告する利益はありませんので、上告されることはないと思っていたのでしょうね。だって勝ったのは倉山先生の方ですから。

 しかし、言論を自ら縛るような真似をしてしまった三橋さん。今度はtwitterで呟いていた一般の方を訴えるなどと言っているようですが、訴訟芸人として生きていくつもりでしょうか?あ、私に内容証明など送らないでくださいね。常時政治ブログランキングで1位を取り続けている三橋さんですし、ブログで反論していただければ簡単に名誉回復できますよね。

 この裁判が終わったことで、いくつか記事にさせて頂いた三橋さんに関しての記事をもう書くこともなさそうです。

 さようなら三橋さん。今までたくさんネタを提供していただきありがとうございました!

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

増税と政局~保守界隈のバカ騒ぎ 三橋貴明こと中村貴司編~

 
 さて、「増税と政局」第6弾。今回は人気経済評論家であり、大量の著作でも知られる三橋貴明こと中村貴司氏について語りたいと思います。何故ペンネームと本名を書くかというと、今回他にもペンネームを使った方々が出てくるため、つい並べたくなってしまうからです。

 三橋貴明氏ですが、自民党員でもあり、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人の一人でもあります。とは言っても、彼の一番慕っていた政治家は麻生太郎財務大臣のようで、彼のことを「平成の高橋是清」と持ち上げていました。

平成の高橋是清 2012-12-28

 リーマンショック後に世界中で金融緩和しているときに、財政政策に邁進してひどい円高をひき起こし、それで多くの日本の優良企業を経営不振に陥れ、結果「自民党よりまし」「一度やらせてみよう」と政権交代の引き金になった元総理である麻生太郎氏がなぜ「平成の高橋是清」なのかは理解に苦しむところですが、それは置いておきましょう。

 「平成の高橋是清」こと麻生財務大臣ですが、消費増税に関しては怪しい発言をしているですが、三橋氏はそれを庇っていました。

麻生太郎財務大臣の寄稿 2013-04-22

続 麻生太郎財務大臣の寄稿 2013-05-12

 しかし麻生大臣は、参議院選が終わった直後に明確に「消費増税は国際公約」と予定通り増税すると公言します。そして、景気を冷やすと慎重論を唱える安倍総理ブレーン(浜田・本田内閣官房参与)と対立することになるのですが、さすがにこれには三橋氏も猛烈に批判するかと思いきや、なんとも歯切れの悪いコメントをしています。

【消費税】 麻生太郎の増税に怒りを感じる 【三橋貴明】


 0:48~
 でこれ麻生さんね。ほんとにこんなこと言ってるんだったら、あの私は怒りますよ。はっきり言って。お友達、仲いいですけど。ただねえ、そのなんかいろいろ見ていると、その、結構情報が錯綜していて、補正予算とセットで増税ってのもちょっと考えてんのかなあっていう。要はまあ増税しょうがないけど、そのかわり大規模な補正予算、20兆、30兆って規模を財務省に認めさせるとかね。そういう路線も狙ってんのかなと言う気もします。セットで言ってんですよね、補正予算。


 この増税しても補正予算、あるいは財政出動というのがこの後の彼とお友達の主張になります。そして、この後、「消費増税には反対」と言いながら、消費増税を本気で止めようとしている人を後ろから撃つ様な真似をしたのです。そちらは以前もブログに書いたことがありますが、もう一度、経緯を説明しましょう。

 下記は三橋氏のメルマガ『三橋貴明の「新」日本経済新聞』でおりしも増税決断直前に配信されました。

【鶴田正平】消費税のしょぼい展開 2013/09/24

 記事より引用

だから「消費税増税は反対だ!!」って声が国民の中からわき出でるのも当然です。

当方ももちろん!!増税には「大反対」であります!!!
なんといっても、大規模な景気対策なんて、今の政府にやぁ期待薄。。。っすもんねぇ。。。。

でも・・・・万一!、消費税増税をしたとしても、チョーチョー大量の、例えば、その増税による増収分の3倍とか4倍の規模で「政府から国民への還元を断行する!」なんてことがあれば、「デフレ圧力」はきれいさっぱり無くなって、かえって「インフレ圧力」がかかることになりますもんね。

いわば、ブレーキは踏むけど、それ以上の勢いでガンガンにアクセルを踏めば、クルマは前に進んじゃう、ってことになるわけです。

(中略)

(最善!)増税しないで、ガッツリ財出!! (→ガッツリ、デフレ脱却!!!)
(よ い)増税しないで、ちょろっと財出! (→そのうちデフレ脱却?)
(ま し)増税して、ガッツリ財出     (→まぁデフレ脱却できるかなぁ。。。?)
(最悪!)増税して、ちょろっと財出    (→はい、チーン…..)

さぁ、政府はどうするのでしょぉぉぉぉぉぉか!?

・・・・あっ!、そうそう。

こんな話してると、

「鶴田は、増税の推進派だ!!
こいつは安倍さんの敵だ!!
木下事務次官に懐柔されたダークサイド野郎だぞ!!」

なんて言われるかもしれませんが(おーこわ 汗)、この鶴田、山下事務次官にあったこともなけりゃぁ、総理に敵意があるはずもありません。

(中略)

この鶴田、どうも気になって気になって仕方が無いのが、「ミョウなデマ」であります。

そのデマってのは、

「デフレは貨幣現象だ。
だから、金融緩和だけでOK!
財出なんて、全然イラン。
だけど!! 消費税増税はデフレを悪化させる!!」

ってものです。

でもこの話、この鶴田めの小さなおつむでいくら考えても「ちょっとおまぇ、ボケてんじゃねぇのか?」って話にしか思えません。

このボケ話の震源地は、おおよそこのあたりですが、
http://jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE95608920130607

引用終わり


 何ともひどい記事です。こちらは鶴田正平氏という京都大学大学院教授でもあらせられる藤井聡内閣官房参与のピンチヒッターでたまに三橋氏のメルマガに登場していた人物ですが、文体と言い碌に根拠も示さずに人をデマ呼ばわりするところといい、どう考えても藤井氏ご本人なのですが。そうでなかったとしても、もちろんこちらに関しては藤井氏と三橋氏が責任を負うところです。

 そして最後のリンク先は浜田宏一内閣官房参与のインタビュー記事です。同じ内閣官房参与をペンネームを使ってボケ呼ばわりするとは!!

 そして、次は東田剛こと経済産業省にお勤めの中野剛志氏の記事です。

【東田剛】消費税増税より大きな問題 2013/09/25

記事より引用

仮に消費税を増税したって、そのデフレ効果を上回る大型の財政出動をやれば、「倍返し、いや10倍返しだ」となるでしょう。
もちろん、オカマの財務官僚が「あたしの邪魔は、許さないわよ~」ってやるので、それは難しいのかもしれません。
でも、それで景気が悪化したら、財務官僚に土下座要求して、財政出動やりまくればいいわけです。
逆に、消費税を上げなくても、財政出動がなければ、デフレ脱却はできません。

繰り返しますが、重要なのは、「消費税を上げないこと」ではなく、「財政赤字を拡大すること」なのです(例えば、西田昌司参議院議員は、このことを理解されている)。

(中略)

ちなみに、安倍総理は、消費税増税の結果について責任をもつと明言されています(言わずもがなですが)。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98L00T20130922

つまり、「木下(財務次官)が~」「麻生が~」「コミンが~」「テルンが~」ではなく、「安倍が~」だということです。

引用終わり


 両者の主張に共通するところは、増税しても財政出動すれば大丈夫ということです。結局この後8%の増税は決定してしまいました。そして公共事業の予算は増えたものの、入札の不調が相次ぎ、何より個人消費がひどく落ち込み景気が恐ろしく悪化したことは皆さんご存知の通りです。

 そして両記事の赤字部分は、当時財務事務次官の木下康司氏を増税の黒幕だとして増税阻止運動をしていた倉山満氏に対する攻撃です。

 2つ前の記事『増税と政局~保守界隈のバカ騒ぎ~チャンネル桜 水島社長編 #チャンネル錯乱』で書いたことですが、チャンネル桜の水島氏が上念司氏と倉山氏に増税を決まったことだとして番組をやれ、と言ったのが9月24日木下元財務事務次官の悪口を言うなと言ったのが9月25日上記のメルマガも全く同じ時期ですね。一体この頃、彼らに何が起こったのでしょうね。

 そして増税が決まるとすぐに安倍批判に転じ、おかしな対立軸を作り煽り始めました。

思想の対決 2013-10-06

記事より引用

 現在の日本政府及び自民党は、「新古典派」と「ケインズ派」(大雑把に書くと)が激しい路線争いをしています。両派の違いを一言で書くと、「デフレは貨幣現象」派と、「デフレは総需要不足」派の争いと言っていいでしょう。

引用終わり

 そもそも「デフレは貨幣現象」「デフレは総需要不足」は対立する概念ではありません。それなのに三橋氏は勝手に「デフレは貨幣現象」だと言うリフレ派(浜田・本田内閣参与など)を「新古典派」デフレ脱却には財政出動がもっとも必要だという自分たちをケインズ派とくくって対立の構図に持ち込みました。そもそもケインズに対する理解が間違っています。後に述べますが、三橋氏が批判する浜田参与は米国におけるケインズ学派の第一人者であるジェームズ・トービン氏の教え子ですし。

 「デフレは貨幣現象」ということを否定してからでしょうか。元々は言葉の定義とデータを大切にする人だったにも拘わらず、どんどん言葉の定義がおかしくなり、言動もおかしくなってきます。主なところでは「マンデル・フレミングモデルは大国では見られない」とか最近では『「構造改革」と「緊縮財政」を合わせて、グローバリズムと呼ぶことにします』など。

 自分に都合のいい結果になるようにデータを使ったり、

疑惑のグラフ 2014-06-14

 記事の使い方も杜撰になってきます。

「私の第3の矢は悪魔を倒す」考 2014-07-01

記事から引用

「悪魔を倒す」
 って・・・・。

FT向けの表現なのかも知れませんが、率直に言って「日本人離れ」していると思います。日本には歴史的に「悪魔」はいません。鬼はいましたが。

引用終わり


 申し訳ありませんが、噴飯物の素人以下のいちゃもんです。
 三橋氏のブログのリンク先は産経ですが、この論文は元々英語で書かれたものです。

My ‘third arrow’ will fell Japan’s economic demons Shinzo Abe  June 29, 2014

 「悪魔」と訳したのは産経新聞でしょう。原文では"demons“なので別に鬼と訳しても構わないわけです。三橋氏は産経の記事を読んだだけで原文に当たらずに記事を書いているのでしょう。検索すればそういったブログが山ほど出てきてそれこそ三橋氏同様の噴飯物の妄想記事だらけです。要は彼も同レベルということですね。

 原文に当たっていても注意が必要です。彼は「超訳」と言う手法を使います。

クルーグマン教授の謝罪 2014-11-11

記事より引用

 ポイントがお分かりでしょうが、クルーグマン教授は、まずは欧米政府の「財政出動の不足」「緊縮財政」について猛烈に批判しているわけです。何しろ、ズバリ「まずは、財政政策だ」と、書いているわけでございます。

(中略)

 それにしても、クルーグマン教授のコラムのポイント、すなわち、
「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」
「97年以降の緊縮財政は間違っていた」
 といった部分を報じないマスコミに、存在価値があるのでしょうか。別に、「マスコミ」という業態に存在価値がないとは言いませんが、少なくとも現在の国内マスコミは「情報」を生業にする企業としては、明らかに失格だと思うのです。

引用終わり


 三橋氏の記事だけでなく、原文も掲載しておきます。

Apologizing to Japan OCT. 30, 2014
 
 第一の突込みポイントですが、
>まずは欧米政府の「財政出動の不足」「緊縮財政」について猛烈に批判しているわけです。何しろ、ズバリ「まずは、財政政策だ」と、書いているわけでございます。

 こちらは原文で「Start with government spending. ~Or consider monetary policy. 」となっていますが、「まず手始めに財政政策。~。次に金融政策について検討しよう」と列挙しているだけで、特に前に来た方が大事とかそういった意味はありません。こちらは、私のつたない英語力では心配だったので、専門の方の意見も聞いています。

 そして、結論は完全に超訳です。
 
>それにしても、クルーグマン教授のコラムのポイント、すなわち、
>「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」
>「97年以降の緊縮財政は間違っていた」

 このコラムのポイントは「日本で取られてきた政策はひどかった。しかし西洋はもっとひどい」です。どう読んでも「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」とはなりません。そして「97年以降の緊縮財政は間違っていた」かもしれませんが、欧米のやってきたことよりましだと言っているのです。三橋氏は『クルーグマン教授が一体何を「謝罪(東京新聞の記事にもある通り、欧米のエコノミストや政策担当者に対する皮肉でしょうけれども)」したのか、今一つ分かりません』と言っていますが、ご自身で書いている通り、皮肉であって本当の意味の「謝罪」ではないのですよ。どちらにしても高名な経済学者の論文をこのような使い方をして自説に有利に導こうとするのはいただけません。

 安倍総理を批判したいという結論ありきなので、読みも言動もおかしくなっています。自殺者が増えると言いながら安倍総理は増税する前提で話しています。最悪を想定してということはわかるのですが、もうこの頃は麻生財務大臣すら発言が弱気になり、解散風も吹いていた時です。そんな中で、しれっとお仲間の西田昌司は強硬に消費増税に反対しているなどと嘘をつきます。しかし、財務省の工作がすごいということを言っていますが、なんで前回の増税の時はそれを言わなかったのでしょうか。8%の時はやらなかったとでもいうのでしょうか。

【消費税増税】三橋貴明が警告!政治の怠慢で自殺者が増える…自民党内でも増税反対の声!<おはよう寺ちゃん 活動中 2014.10.29>

 そして、8%の増税決断前に、慎重論を説いて麻生財務大臣と対立していた浜田内閣官房参与を今度は増税派だとレッテル貼りします。

【三橋貴明】おはよう寺ちゃん 活動中【水曜】2014/11/05

 7:30から「ちょっと前まで(増税に)賛成ダー!とか言ってたんですけど」などと言っていますが、いつ浜田参与が消費増税に賛成だなどと言ったのでしょうか。確かに浜田参与の発言が、増税容認のように誤った報道をされ、訂正願いが出たことがあります。

時事通信社に記事および見出しの訂正を求めます→記事が訂正されました Posted: 7月 18th, 2013

 しかし普段からきちんと浜田参与のインタビューや著作を読んでいれば、それがおかしいことに気付くはずです。恐らく、青山繁晴氏同様三橋氏もきちんと浜田参与に関する記事、あるいは著作を読んでいないのでしょう。

 三橋氏は、その後、浜田参与に関してこのようなメルマガを配信しています。
 
【三橋貴明】驚愕 2015/04/17

記事から引用

浜田教授も、岩田教授も間違えていたのです。
間違えていた学者は、いかに責任を採るのか。注目させて頂いております。

岩田教授は、当然、日本銀行副総裁を辞任されるのでしょう。ご本人が仰っていたように。
浜田教授は、もちろん内閣官房参与を辞任されるのでしょう。と思っていたわけですが、何と「物価ばかりを気にする必要はない」ときましたか。稀に見る、お見事な変節を拝見させて頂きました。
しかも、需要創出に結びつかない「消費増税」「法人税減税」に賛成する、と。

引用終わり

 三橋氏はなぜ日銀あるいはリフレ派と言われる人が物価上昇率を重視するのかをわかっていないのでしょう。物価上昇率と失業率には逆相関の関係があるのです。しかし、ただ物価が上昇すれば良いということではありません。

 そしてもともと浜田参与はインフレターゲットにこだわっているわけではありません。それは著作からもうかがえます。


「伝説の教授に学べ!」2010/6/25
(kindleで所有のためページ数省略)

引用

第6章 デフレ脱却後、日本経済はこうなる

 私は、日本銀行が心を入れ換えて、きちんとした貨幣観に基づいた金融政策を運営してくれるのがいちばんよい、もしそうなれば、インフレターゲットでその時々の政策を縛る必要はないのではないか、と思っていました。
 しかし、日本銀行はまったく心を入れ替える気配もないし、そもそも、そうするインセンティブもない。となると、日本銀行が正しい金融政策を行うように仕向けるインセンティブ・システムを作らなければならない。その有力な手段が、インフレターゲットですね。それだけでなく、日銀法を改正して、FRBのように、物価の安定とともに雇用や成長の達成を日本銀行の目標とするという山本幸三議員の提案も有効と思います。

引用終わり

 日本銀行が正しく金融政策を行えば物価目標は特別必要ない。そして正しい金融政策の目的は雇用や成長達成の為なのである。だから「物価ばかりを気にする必要はない」と言った浜田参与を変節と呼ぶのは全く的外れであり、三橋氏が浜田参与を変節と責められるほど著作もおそらくインタビューも読み込んでいないことがよくわかります。

 そしてこの元ネタとなったインタビュー記事の「消費増税賛成」。申し訳ないですが、本当に浜田参与はそのように質問されて、そういった意図で返答しているのでしょうか。

インタビュー:すぐの追加緩和不要、月末でも反対せず=浜田参与 2015年 04月 14日

記事より引用

──17年4月からの消費税再増税には、賛成との立場か。

「どちらかといえば、そうだ。私自身は、これからは間接税である消費税を重んじる代わりに、法人税を大幅に安くした方がいいという考え。法人税は国際競争があり、引き下げないとやっていけなくなる。法人税を下げることで外国から投資が入り、日本の投資が出ていかないという意味で、税収をプラスにする大きな要因になり得る。一方、租税特別措置などは役人をめぐるコネの温床のようなものであり、止めるべきだ」

引用終わり

 浜田参与の返答が、問いに対する答えになっていません。「法人税減税には賛成か」あるいは「消費税で税収を増やすより、法人税減税の方が経済効果があると思うか」と問われてこのように答えているのならつじつまが合うと思うのですが。消費税の再増税になぜ賛成なのかの答えにはなっていません。なぜ三橋氏はその点を無視するのでしょうか。

 もう一つはこちらのインタビューに一番近い時期に出版されているこの本を読めばどう考えても、浜田参与が消費増税に賛成しているとは思えないからです。


『世界が日本経済をうらやむ日 』 2015/1/31
(こちらもkindleで所有のためページ数省略)

 まずまえがきからこうです。

引用

 2014年12月14日の総選挙で、自由民主党(自民党)が圧勝した。安倍政権が誕生して約2年が経過したが、今回の結果は、景気の回復を続けるためにアベノミクスを継続することを、日本国民が広く受け入れられたからであろう。
 4月に消費税が8%になったことで、2014年7~9月期の実質GDP成長率が4~6月期に続き、2四半期連続のマイナスとなってしまったのは残念であるが、消費税10%の引き上げが延期されたので、景気が再び軌道にのるのは間違いない。

引用終わり


 はて?増税したから景気が悪くなった。増税を延期したから景気が再び軌道に乗るのは間違いない。こんな人がなぜ消費増税賛成なのでしょうか。

 そして第4章「なぜ日本の財政赤字はここまで膨らんだのか」の「消費増税は正しい政策か」の部分でも増税引き上げをすれば駆け込み需要はあるが、その後消費が落ち込むこと、デフレ不況からやっとのことで立ち直ろうとしている日本経済の状況を考えると、消費税引き上げに賛成することは出来ないことなどが書いてあります

 なぜこの記事が眉唾かのもうひとつの理由に編集したのが田巻一彦氏だということもあります。そもそも田巻氏に関しては三橋氏自身も嘘つきのど素人と酷評していたはずですが。

天下為公 対 天下為金 その2

 先ほどの著書の中で浜田参与もマスコミに対して苦言を呈しています。

第4章 なぜ日本の財政赤字はここまで膨らんだのか 勝手に変えられた新聞記事のタイトルより引用

 実際に日本の有力新聞は、増税キャンペーンを100%サポートする旨をサポートする旨をずっと書いていた。
 新聞社には、識者のインタビュー記事のタイトルを、「編集権がある」などと言って、許可なく変更する工程があるようだ。ある、通信社は2014年4月の消費増税直前に私のところにインタビューに来て、記事のタイトルを「消費増税、容認姿勢へ=浜田内閣官房参与」として配信したことがある(実際、インタビューで私は、消費増税を容認するような回答をしていない)。
 この記事を見た友人から、「財務省では、本丸に近い処(内閣官房参与)が落ちたと祝杯を挙げているんじゃないか」とからかわれたが、私はその通信社に抗議して、タイトルを直してもらった(「消費増税、慎重な対応を=浜田内閣官房参与」で再掲された)。これは日本のメディアが、財務省の増税キャンペーンの片棒を積極的に担いでいることの好例であり、氷山の一角にすぎない。

引用終わり


 そもそも三橋氏は「マスコミに騙されるな」とあれほど警鐘を鳴らしてきた方ではないですか!そして、マスコミにまるでリンチされたかのような状態で、汚名を雪ぐことも出来ずに亡くなった中川昭一氏への贖罪の意味で『真冬の向日葵』を書いたのですよね。



 「現実の記憶」「少しでも多くの人に、真実を知ってもらおう」との思いを込めて作られたこの作品。「陰謀論が嫌い」「明確な失敗作」とのことで、共著者であり奥様でもあるさかき漣氏が文庫化を無期限延期にしているのはなぜなのでしょう。

スケープゴートを追い立てる自称聖職者 2015.06.26

 もしかして、こちらは内緒にしてあげたほうが良かったのでしょうか。驚いたファンがコメント欄で質問したら慌てて削除されたようですしねw

三橋貴明さんへの質問 『真冬の向日葵』について 2015/10/24 

 どちらにしても三橋氏だけではなく、今回の記事で取り上げた藤井聡氏、中野剛志氏(別のメルマガでひどい中傷をしている)、前回取り上げた青山繁晴氏も相当にたちが悪い。
 浜田内閣参与は高名な経済学者であり、なおかつ安倍総理の信頼する経済ブレーンです。それをほぼ言いがかりで批判するのはなぜなのでしょうか。本心では消費増税に反対していないのではないかを疑われても仕方がないのではないでしょうか。
 どちらにしても知らずにやっているのならバ〇、知っていてやっているのならス〇イとしか思えません。
 何より三橋氏は経済評論家ではありませんか。立場は違えどもこれほど高名な方の著作を読んだり、記事を読みこんだりすることもなく揚げ足取りに終始するのでしょうか。なんにしても、大事な時に態度を変えてしまった方の意見にはこれ以上見るべきところはないと判断せざるを得ません。
 
 さて、次回は、マスコミの報道について書こうと思います。増税に関してマスコミはどのように動いていたのでしょうか。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 皆様へのお詫び でも完全勝訴って何?

 皆様にお詫びしなければならないことがあります。

 先日の私のブログ、増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 三橋全面勝訴は事実か?はタイトルに誤りがありました。

 三橋さんは「完全勝訴」とおっしゃっていたのに「全面勝訴」になっているではないですか!!

 申し訳ございませんでした!謝罪いたします!賠償は致しませんが。


 それでお詫びついでに完全勝訴とはどのようなものかについて書いてみます。


 こちらの用語、いわゆる法律用語としての厳密な定義はあいまいなのですが、完全勝訴とはざっくり言って訴状内容がすべて認められることです。よほど被告に過大な瑕疵がある場合でもほとんどそんなことはないのですが。

 それ以外はほとんど部分勝訴となります。

 民事訴訟において、三橋氏の言うように、完全勝訴であるならば、一体どのような文面になるのでしょうか。

 まず、三橋氏のブログと砦の文面を比較してみると、これは前回の記事にも同じことを書いていますが。

 ①「増税と政局・暗闘50年史」を本通知受領後速やかに書店から回収すること及び増版しないことを要請します。
                 ↓ 
 記載なし。要は棄却されたということですよね?

 ②本通知の発送日から1か月以内に主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載することを要請いたします。
                 ↓
 新聞主要5社ではなく、イースト・プレスのホームページと「倉山満の砦」に謝罪文を掲載。要は、主要五社への謝罪広告要請は棄却されたと。

 ③名誉毀損に基づく損害賠償として、三橋に対して1000万円支払うことを要請します。
                 ↓
             1000万円→150万円


 訴状と判決文をきちんと読まないと本当のところはわかりませんが、棄却されたところと一部認容されたところがある。

 これって部分勝訴ですよね。

 これが完全勝訴だった場合は(いろんな判決の主文を読んでこんな感じになるだろうなという想定で書いてます)

 1、被告らは、書籍「増税と政局・暗闘50年史」を速やかに書店から回収せよ。今後増刷することも禁ずる。

 2、被告らは連帯して主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載せよ。

 3、被告らは連帯して、原告に対し、1000万円及び・・・による金員を支払え。

 4、訴訟費用は被告らの負担とする。


と少なくともこういった文面になるかと思います。

 果たして判決文はどのようになっているのでしょうか。少なくともこのように書かれているのだったら、三橋氏のブログの文章にはなりませんよね。なんだか判決文を読む楽しみが薄れたというか・・・

 はっ!まさか厳密な定義がないから、俺が完全勝訴って言えば、完全勝訴なんだ!という俺様定義でしょうか!

 最近では『「構造改革」と「緊縮財政」を合わせて、グローバリズムと呼ぶことにします。』などと意味不明なことをつぶやいていらっしゃるようですし。昔の言葉の定義とデータを大事にしていた三橋氏はどこに行ってしまったのでしょうか。まさか1000万円も150万円も彼にとっては同じなのでしょうか。何とも悲しい限りです。

未来のための投資

 しかし、前回の記事に対して、延々ポエムを書いてる方がいらっしゃるのですが、大丈夫なんでしょうか?記事に対する感想や意見を言っていただくのは構わないんですが、どう考えても読んでらっしゃらないような。それとも読解力がなさすぎなんですかね。法律に関しても全くお勉強されてない方のようですし。このような過疎ブログのコメント欄に粘着するより、もっと有益なお勉強でもされた方が良いと思うのですがねえ。

 前回の記事で私が言いたかったことは

 この判決で三橋完全勝訴とか名誉毀損の裁判で敗訴になるということは嘘をついたということだなどと言っている人はバ〇ですか

ってことなんですけどねえ。一応面倒くさいから付け足しときますが、私、一度も誰が勝ったとか負けたとか書いてないんですけど。こんなことまで書かなくてはならないとは、つくづく読解力のない人を相手にするのは面倒くさいです。全く困ったものですね。



増税と政局後日談~名誉毀損裁判の行方 三橋全面勝訴は事実か?

 三橋貴明が、自身の名誉毀損裁判に関しての記事を昨日の午後公開しました。

 【緊急更新】倉山満氏とイースト・プレス社との裁判についてご報告

【ブログから引用】

 当たり前といえば当たり前なのですが、三橋側の完全勝訴でした。

 主文から引用すると、

「被告ら(倉山満、イースト・プレス社、畑祐介)は原告に対し、連帯して150万円及びこれに対する平成26年4月13日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え」

「被告株式会社イースト・プレス社は、別紙謝罪文目録記載1の謝罪広告を、同記載3の条件により、被告株式会社イースト・プレスのホームページに記載せよ」

「被告倉山満は、別紙謝罪文目録記載1の謝罪広告を、同記載3の条件により、被告倉山満のホームページ(http://www.kurayama.jp/ )に記載せよ」

 という判決になりました。

 別紙謝罪文目録記載1とは、以下の通り、

「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる「増税と政局・暗闘50年史」において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を棄損したことを謝罪します。」

 上記の通り、裁判所が倉山氏・イーストプレス社が「嘘をついた(事実に反する記載をなした)」ことを認めたのです。
 正直、損害賠償はともかく、謝罪広告が認められるとは思っていませんでした。理由は、わたくしがそれなりに発信力があるためです。

【引用終わり】

 完全勝訴とは?三橋氏の要求が全て認められたということでしょうか?

 三橋氏の要求に関してはこちらのブログで確認できます。

 「増税と政局・暗闘50年史」について

【ブログから引用】

貴殿に対し、株式会社イースト・プレスと連帯して、①「増税と政局・暗闘50年史」を本通知受領後速やかに書店から回収すること及び増版しないことを要請します。
 また、貴殿に対し、株式会社イースト・プレスと連帯して、②本通知の発送日から1か月以内に主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載することを要請いたします。 
 さらに、貴殿に対し、株式会社イースト・プレスと連帯して、③名誉毀損に基づく損害賠償として、三橋に対して1000万円支払うことを要請します。

【引用終わり】

 まず①「増税と政局・暗闘50年史」を本通知受領後速やかに書店から回収すること及び増版しないことを要請します。
                 ↓ 
 記載なし。要は棄却されたということですよね?

 ②本通知の発送日から1か月以内に主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載することを要請いたします。
                 ↓
 新聞主要5社ではなく、イースト・プレスのホームページと「倉山満の砦」に謝罪文を掲載。要は、主要五社への謝罪広告要請は棄却されたと。

 ③名誉毀損に基づく損害賠償として、三橋に対して1000万円支払うことを要請します。
                 ↓
             1000万円→150万円
 
 これって全面勝訴なんですか?

 それと裁判で「嘘を書いた」と認定されたとありますが、どこが具体的に嘘なんでしょうか。

 「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる「増税と政局・暗闘50年史」において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を棄損したことを謝罪します。」

 このような謝罪広告を出すことを命じられたということは、「増税と政局」の中の記載に、何か三橋氏に関することで事実に反する記載があったのだと認められたのでしょう。しかし、それは三橋氏が指摘した全部でしょうか?それとも一部でしょうか?全面勝訴というくらいですから、全部なんでしょうね。是非とも判決文を読んで確認してみたいものですね。

 それと事実に反する=嘘なのでしょうか。それが事実と信ずるに足る理由がありそのように考えたことも嘘をついたとされるのでしょうか。その辺の見解もお聞きしたいものですね。

 それに加えて名誉毀損というのは、あくまでそれが名誉を傷つける行為であった場合に認定されるもので、行為が嘘であるか事実であるかは関係ありません。そちらに関しては、以前私のブログでも取り上げたことがありますので、是非ご一読ください。

ケーススタディー 三橋貴明「真冬の向日葵」を検証して名誉毀損について考える


 三橋氏の記事を受けて、倉山先生の側も反論を出しています。

 倉山満の砦 事務局より
 
【ブログより引用】

 事務局より

 中村貴司(三橋貴明)氏がブログにて倉山満氏との裁判について「完全勝訴」と書いていますが、以下の事実を示します。

一、全国紙への謝罪広告は全面棄却。
二、1000万円の賠償請求の内、850万円を棄却。
三、訴訟費用は13分の10を中村氏が負担。

 さて、どちらが勝ったか?
 皆様の判断に委ねます。

【引用終わり】


 ここで気になる部分ですが、

三、訴訟費用は13分の10を中村氏が負担。 

 これは三橋氏のブログでは記載がないですね。民事訴訟の場合、訴訟費用は誰が払うのでしょうか。

 民事訴訟法第61条 訴訟費用は、敗訴の当事者の負担とする。

 訴訟費用は敗訴した側の負担のようですが、はて?13分の10を三橋氏が負担するのに、全面勝訴なのですか?他の部分も考えたら、訴えの一部は認められたけど、ほとんどは棄却されたと考えるのが普通なのでは?

 どちらにしましても、今出されている情報が少なすぎますので、新しいことがわかり次第、また記事を書こうと思います。

プロフィール

yumikw

Author:yumikw
富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR