今更ながら安倍談話について~倉山満「歴史戦は『戦時国際法』で闘え」と中西輝政「外務省に奪われた安倍外交」を読んで

 
 本当に今更ですが、前回の感想に加えて安倍談話について語りたいと思います。最初に談話を聞いたときに感じた事。「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」この言葉は良かったかなあ。と、しかし、この談話の中で使われた「民族自決」の言葉に、なぜこの言葉を使わなければならなかったのかと思いました。

 その後こちらの報告書を読みました。

20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会(21世紀構想懇談会)

 ざっくり読んだ時の感想をFBにこのように書いています。「とりあえずアメリカ様とウィルソン様が素晴らしいと言いたいようです。そしてとにかく日本が悪いと。」そして、この投稿にコメントを頂いた方にこのように返信していました。「暗澹たる気持ちになりますね。これが有識者とは。こうでなければ、学界では生き残れないし、政府内で発言もできないということなんでしょうね。逆に首相談話がよくあの程度で済んだものだなと思います。」
 
 「民族自決」という言葉ですが、倉山先生の著書ではレギュラーメンバーにもなっているウッドロー・ウィルソンが唱えたものです。一見、当然のことのようにも思えます。しかし、そもそも民族とは何でしょうか。人種とは意味が違います。これは日本人には非常にわかりづらい言葉ではないでしょうか。倉山先生はこのように説明します。

「歴史戦は『戦時国際法』で闘え」(P18~19)より引用

「Nation」というのは、主権国家を持つ意志と能力を持つ集団のことをいいます。
「Ethnic」は、主権国家を持つ意志と能力を持たない集団です。
 人種なら、肌の色で区別がつきます。部族なら血統、つまり誰と誰が親子関係にあるかという血縁関係で区別がつきます。自然科学的に説明できることです。
 けれど、「民族」という場合、「Nation」なのか「Echinic」なのかで、最終的には実力で解決するしかないのです。つまり殺し合いで決着をつけるしかないのです。

(引用終わり)




 これが大袈裟ではないことは、倉山先生の著書『真・戦争論 世界大戦と危険な半島』を読んでいただければよくわかります。バルカン半島で繰り広げられている民族主義の激突。あの悲惨なユーゴ内戦のことは記憶に新しいことかと思いますが、「民族自決」の言葉でこのようなことが正当化されることがどれほど恐ろしいことなのか、お分かりいただけると思います。



 こちらは私のブログでも感想を書いていますので、ご参考までに。と言いつつも、この回の感想はどちらかと言うと、なぜ倉山先生の本は読みやすいかの解説ですが。

倉山満 「真・戦争論 世界大戦と危険な半島」 感想

 民族問題が深刻でない日本であっても、「アイヌ」や「琉球」を取り上げる人たちがいます。彼らは日本人とは別の民族で、特に琉球は日本とはもともと別の国なので独立すべきだ言います。そもそも沖縄が日本ではないということの事実関係にも疑義がありますが、本当に独立したらどうなるのでしょうか。独立派の方たちの主張を聞くと、大体が米軍基地は撤退して、非武装で独立する。軍事基地があるから紛争が起こる、などと言っています。中国が尖閣だけではなく沖縄まで自国の領土だと主張することがある今、沖縄独立を叫ぶのは国を売り飛ばすこと、チベットやウイグルと沖縄が同じことになっても良い、と言っているようにしか聞こえません。

 なぜ安倍談話でこのような言葉を取り入れなければならなかったかというと、さっき上げた有識者懇談会座長代理・北岡伸一大先生様の主張全開の報告書が元になっているからにほかならないのでしょうが、わざわざ琉球独立派を元気づけるような、そして国際社会からこの問題に対して突っ込まれるような言葉をあえて、使うことは無かったのではないかと思います。

 安倍談話に関してこちらの本の中で、有識者懇談会のメンバーである中西輝政氏の「Voice」の論文「外務省に奪われた安倍外交」についても言及があります。中西氏によると、「安倍談話」の英文は「村山談話」と対して変わりがない内容なのだそうです。



 中西氏の指摘する問題点は主に3つ。

 一つ目は、「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない(Incident, aggression, war – we shall never again resort to any form of the threat or use of force as a means of settling international disputes.)」の「もう二度と」と言う箇所。この「もう二度と」という言葉のせいで、明らかに「一度は侵略した」と日本政府が公式に認めたことになってしまう事。

 二つ目は「先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。(中略)こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります」の「揺るぎない(unshakable)」という一語。
 「歴代内閣の立場を継承します」とだけ言っていればよかったものを、村山談話や小泉談話で継承表明された日本の立場を単に引き継ぐのではなく、日本国の「国是」として確固たるものにするような意味になってしまうとのこと。

 そして三つめは「あの戦争には何らかかわりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わねばなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります」こちらの「しかし、それでもなお(Still, even so)」逆説を意味する接続詞「しかし、それでもなお」が入ることによって「謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」は打ち消され、否定されるのだとか。

 詳しいことは、是非Voiceの方でお読みいただきたいのですが、これを言いがかりだと思いますか?それほど慎重にやらなければプロパガンダでやられてしまうと言うことです。もちろん、それを跳ね返すだけのことを日本が出来れば別なのでしょうけど、それをやれているようにはとても見えません。

 安倍総理の応援団である中西氏がメンバーにいてなぜこのようなことになってしまったのか。会議の委員構成上結局所謂安倍派は14対2の圧倒的な少数派だったそうです。そんな中でも何とか、日本の戦争が「侵略」でなかったことを後世に示すことが出来たと中西氏は言います。それが先ほどの報告書にあったこちらの注釈です。

1 複数の委員より、「侵略」と言う言葉を使用することに異議がある旨表明があった。理由は、1)国際法上「侵略」の定義が定まっていないこと、2)歴史的に考察しても、満州事変以後を「侵略」と断定する事に異論があること、3)他国が同様の行為を実施していた中、日本の行為だけを「侵略」と断定することに抵抗があるからである。

 しかし、ここでの中西先生の尽力もむなしく、北岡大先生様はそれをぶち壊すような会見をしています。

北岡伸一 国際大学学長 2015.8.31


気になった発言を抜粋

 総理は「日本が侵略をしてないとは私は一度も言っておりません」と何度も言っておられるんですよね。じゃあこれは一歩進めて「侵略した」と言ってくれないかなと。そうすると国際社会の通りも良くなるんだけど。

 侵略とは何か。軍隊を送り込んで、大量に多数の人を殺して、財産を奪いとって、主権を制限して、ひどいことをした。それは侵略と同じではないでしょうか。       

 (侵略と言う言葉に対して)国際法だけではこれはちょっと微妙な問題が生じる。なぜなら現在は侵略は違法ですから、侵略したら制裁が科せられるわけです。

 普段国際法に何の関心もない、国際法の「こ」の字も知らない人が、国際法上定義がないから侵略と言う言葉を使っちゃいけないと言う人がいますがまあ笑止千万であります。


(抜粋終わり)


 北岡大先生様は安倍総理に対して「侵略」と言う言葉を使ってほしかったようですが、なぜここまで、日本(だけ)が悪かったことにしたいのでしょうか。そもそも2番目の文章の侵略の定義が正しければアメリカも侵略国家です。そして最後の文章ですが、これは中西氏をバカにしているとしか思えません。

 今の外交上、国内上の問題を考えれば確かに安倍談話は安倍総理の出来る精一杯だったのかもしれません。しかし、だからと言って支持者がそれを受け入れ何も言わないことが本当に安倍総理のためになるのでしょうか。それこそ、中西氏の言う通り、この程度でいいのだと政府にも反対勢力にも思われることになるのではないでしょうか。前々回書いた経済政策にもつながると思います。これでは、なんでも反対の人たちの方にばかり総理や政府は目を向け、本当に応援している人たちの言葉に耳を傾けないことになるのではないでしょうか。支持者が建設的な批判をすることは大事だと思います。そういう人に石をぶつけるような真似をする人が何をしたいのかわかりませんが、敵と味方を見誤ることの無いよう気を付けたいものです。

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倉山満 歴史戦は『戦時国際法』で闘え 感想

 
 久しぶりの倉山先生の著書の感想。書けてないの何冊たまってるんだろう(大汗)。順次書いていきます。

 こちらは4月24日に出た新刊。年表入れて111ページと言う適度なボリュームでするすると読めました。最近のご著書は300ページ超えのものも多かったですからねえ。たくさん読めるのは嬉しいのですけど。

 それで、ページを開くといきなり笑点のネタと「北岡伸一氏は悪い奴だ」から始まるという。笑いの要素も満載です。倉山先生の学会話は面白いのですが、ホラーと見まごう怖さもあります。大学生の時、一時期大学院に進むことも考えたことがあるのですが、とてもではないけど務まらなかっただろうなあと思います。歴史学ではなく、語学文学方面なのでまた雰囲気は違うのでしょうが。

 語られるのは国際法の原則とそこから考えるといかに支那事変や満洲事変、その他の日本の戦争を侵略戦争と呼ぶことが間違いであるかについて。学校の歴史の授業では単なるキーワードとして覚えていた人物や思想や条約などが、本当はどのようなのものだったのか。短いながらもわかりやすい注釈もたくさんついています。これが教科書だったら私も歴史嫌いにならなかったでしょうね。本当に歴史教科書はどうにかして欲しいと思います。資料として東京書籍の中学の歴史と公民の教科書は持っているのですが、やっぱりわかりづらいです。公民は支離滅裂ですし。

 巻末の「歴史問題の心得」は必見です。このようなことを言う人を倉山先生以外に知りません。細かい説明は読んでいただきたいので書きませんが、「国際法を武器に使う」という点で考えれば中国人こそがまともで日本人のほうが頭がおかしいのだそうです。一見、保守と言われる方々にものすごく反発されそうな言葉ですが、なぜ倉山先生がこのような書き方をするのか、是非本書を手に取っていただきたいと思います。最初に書きましたが、本当に読みやすい本です。

 この本の冒頭に安倍談話について書かれた部分があるのですが、それに関しては長くなるので次回書きます。感想と言うより、こちらの本を参考にした考察になります。




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またしても過ちを繰り返すのか~財務省の高笑いが聴こえる

 
 最近、なんだか毎日のように腹を立てています。

 水島社長がアレなのは今に始まったわけではないので仕方がないのですが、まずはこちら。

【永田町・霞が関インサイド】財務省は官邸に「平伏」 注目「霞が関人事」 (1/2ページ) 2016.05.17

 細かい突っ込みどころあるのですが、結局財務省の思い通りの人事だと言うことじゃないですか。しかも、まだ正式に決まっていない上での記事。2年前にも同じようなことがありましたよね。偽装降伏としか思えないようなリーク。それを菅さんが否定。結局リーク通りの人事に。それがなぜ偽装降伏だと思うのかはこちらの当ブログの記事を読んでいただきたいです。少々長いですが、後半にその件について書きました。

増税と政局~「倉山満の3分間スピーチ 増税は間に合わない論のウソ」を検証する ㊦

 これが本当に単なる飛ばしで、政権主導の人事がなされればそれでいいのですが、現在の状況を見るに、とてもそんなことが出来るようには思えません。

 そして消費増税についてですが、この人がまたやってくれました。

安倍ブレーン 「消費税増税予定通り」提言へ 2016/05/20

(記事より引用)

安倍総理大臣の経済ブレーンが主宰する自民党のグループが「予定通り消費税の引き上げを行うべき」とする安倍総理への提言案をまとめたことがテレビ東京の取材で明らかになりました。テレビ東京が入手した、自民党、山本幸三議員が会長の「アベノミクスを成功させる会」の提言案では「消費税率引き上げは予定通り実施」と明記した上で「当面は10%で打ち止め」とすることを求めています。山本氏のグループは、2014年には消費税率の引き上げ延期を求める提言を行い、安倍総理の決断を後押した経緯があり、安倍総理の最終的な判断に影響を与える可能性があります。当初、今回の提言案は、消費税増税の再延期を求めるものになる予定でしたが、一転して「予定通り実施」とする内容をまとめました。ただ、実施の条件として、最大20兆円規模の今年度補正予算案を、新たに組むべきとしています。

(引用終わり)


 消費増税で何が起こるのかが一番わかっているはずの、山本幸三氏が予定通り増税しろと。そもそもこの人は8%の時も、増税決断直前になって今まで言っていたことを翻して増税に賛成しています。その後、何が起こったのかは熟知しているはずなのに、これですよ。本当に許しがたいです。「増税をすれば景気が悪くなる」そんなことはわかりきっているのに、経済合理性など財務省や自民党にはどうでも良いのでしょう。国民のことを考えていればそんなことは出来ない?ならなぜずっと日本はずっと不景気のままなのですか。国民のことを考えないバカな政治家やバカな官僚がバカな政策を続けているからではないのですか。それを変えるために、民主党政権時代、超党派でデフレ脱却議連が立ち上がり、山本氏も安倍総理(当時は総理ではありませんが)を説得したのではないのですか。奇しくもこの記事を書いているとき、やはりデフレ脱却議連の中心人物であった民進党の宮崎岳志議員がこの頃のことをチャンネルくららで語り、「山本幸三氏を大臣に」と安倍総理に呼びかけているのが何とも悲しくなってしまいました。

【5月21日配信】倉山満が訊く、「宮崎岳志代議士あの事件の真相を語る!倉山満民主党献金疑獄?!」衆議院議員宮崎岳志 倉山満【チャンネルくらら】



 そして、またこの人もやってくれました。

 麻生氏、消費増税は予定通りと米国に説明 2016/5/21 15:23

 麻生財務大臣は、8%の増税が決まる前にも真っ先に「増税は国際公約」だと言いました。確かに、現在、安倍総理が予定通りに増税すると言っているのだからそういうしかないでしょうがね。もう、3年前の嫌な感じが蘇って仕方がありません。あの時は「デフレ脱却するまで増税はしない」と総理は言っていたのに、9月に入ると「安倍総理、増税決断」の文字が新聞各社に飛び交いました。今回は安倍総理は「増税はリーマンショック級のことが起こらない限りやる」「解散総選挙など考えてもいない」と言い続けているのに、マスコミは最近までは「増税延期は既定路線」「解散総選挙で増税延期」言い続けていました。

 しかし、熊本の震災を受けて、「この状況では解散総選挙は出来ない」という報道が流れたかと思えば、「熊本の震災は目途が立ったからやっぱり総選挙」という報道が流れたり、「増税延期を安倍首相は決断」「予定通り増税」とマスコミ報道が全くあてにならないひどい状態になっています。どちらにしても、総理や大臣たちは「予定通り増税」と言い続けていて、増税に慎重だった山本幸三氏も増税しろと言い出した。絶望的な状況であるには間違いありません。勝手に安倍総理の気持ちを想像して、「安倍さんは増税延期したいのだからサミットで増税延期を発表する」と言っているのんきな人たちがうらやましいです。確かにそうなれば良いのですが(とは言っても本当は延期でなくて減税しなければどうにもならない状況ですけど)、そのように言い切れる根拠が私にはどこにも見当たらないのです。挙句の果てに「消費増税は公約だから、増税を延期するには絶対に解散総選挙が必要!」などと無意味なハードル上げをして、増税派を利して来た人たちには本当に怒りしか覚えません。

 何度もこのブログでも書いて来ましたが、私は安倍総理の支持者です。それなのにこのようなことを言わなければいけないのが本当に腹立たしいです。安倍総理は「強い経済」「デフレ脱却前には消費増税しない」と言って平成24年の衆議院選挙を戦って勝ったのに、なぜその約束を破るようなことをし続けるのか。浜田宏一・本田悦郎という経済ブレーンがついているのだから、「必ず増税する」などと言い続けることがどれほど日本経済に悪い影響を与えるのかはわかっているはずです。もちろん、政治家であり首相なのですから、政局のことを考える必要があるのはわかります。ただ誰に配慮して、「必ず増税する」と言い続けているのか。今の高支持率も自民党が良いからではなく、あまりに野党がひどすぎるからではないのでしょうか。奇しくも安倍政権延命の最大の貢献者・民進党の岡田代表が増税延期を呼びかけていますが、自民党側からは反発が出ているようです。

自民各派 民進・岡田代表の消費増税先送り要求に批判相次ぐ

 現在の経済状況を考えたら、どちらが国民のためになることを言っているのか。それなのに民進党の支持など出来るはずもありません。こんな絶望的な状況がいつまで続くのでしょうか。自民党支持者の中には、「政権担当能力があるのは自民党だけ、他の保守政党はいらない」などと言い、まともなことを言っている野党議員まで叩く人がいるようですが、保守であろうとなんであろうと、まともな国家観を持った政権担当能力のある政党が最低でも二つは無ければ、政治など腐っていく一方だと思うのですが。今の自民党ですら、安倍総理が「保守よりなリベラル」で他はいわんやの状態。せめて安倍総理が健在のうちに、後継者及びまともな政党が最低一つでも育っていなければ、今後の日本がどうなるか危ぶまれる状況です。弱小野党の揶揄をしている暇などないと思います。

 前々回の記事でも書きましたが、景気は人の気持ち、そして自殺者の増減にも深くかかわる問題です。一刻も早く景気回復してほしい。それなのに真逆なことをする政治家。そしてそれを批判する人間を非難する人達。いつになればこのようなむなしい主張をしなくても済むようになるのか。つくづくあの平成25年の安倍総理の増税決断がどれほど間違っていたのかと思い知らされます。時計の針は戻せませんが、間違った決断は、正しい判断で修正するしかありません。今度は間違わずに総理には決断していただきたいです。

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まさに #チャンネル錯乱 運動のためのアリバイ作り?社会常識?なにそれおいしいの? #チャンネル桜

 
 一体何をやっているのでしょうか・・・

舛添都知事が政治資金の私的流用について会見 (5月20日14時~ )


1:01:20~(←ご指摘有りました。正しくは59:40~)
 他の人の質問に都知事が答えているのに、突然立ち上がり叫び始める水島社長。静止されてもどこ吹く風。当然ですがこういった会見では、挙手して指名されたら質問するのが決まりです。指名されてもいない、ましてや答えている人間の発言中にいきなり立ち上がって叫ぶなどルール違反にもほどがあります。いくら水島といえどもこの程度のことがわからないはずがありません。ではなぜこのようなことをしたのか。理由は前日のこの動画でしょう。

【水島総】5.21 舛添知事糾弾緊急国民行動・舛添記者会見に出席・ 5.22 日本の行くべき道[桜H28/5/19]


 舛添氏の記者会見に出席することをこの動画で言った手前、挙手してもスルーされて全く映像に残らなかったら格好がつかないと思ったのではないでしょうか。あれほど無様なまねをしたのに、動画を緊急発信しています。

【水島総】何も答えず!説明せず!舛添都知事記者会見報告[桜H28/5/20]



 挙手しても最後まで質問させてもらえなかったと言っていますが、そもそも途中であんな真似をする人物にその後発言の機会を与えるでしょうか。おかしなパフォーマンスをせずに、最後まで質問をさせてもらえなかったのならば、その不当性を追求できたでしょうに。自分が目立つことのほうを優先したのですね。そして、この動画でも田母神氏批判に絡めることを忘れていません。そして、本日は抗議行動だそうです。

 そもそも、舛添氏に関しては人間性にも金銭的にも問題があったことは都知事選の時からわかっていたことでした。

「新党改革」(舛添要一代表)の借入金2億5000万円の違法返済問題(その2)2010年の場合 

舛添要一、結婚3回子供は5人!元妻の片山さつきにはDVしてた!

 しかしながら、チャンネル錯乱が舛添氏の問題に関わるようになったのは、おそらくこの動画のあたりからではないでしょうか。全部チェックしているわけではないので、違ったら指摘していただきたいのですが。

【草莽崛起】朝日新聞集団訴訟第3次原告団の募集と椎茸の御礼[桜H28/3/31


 都有地の韓国人学校貸与の件で舛添氏への抗議行動を頑張れ日本が行うという話が出ています。この時に、記者会見に乗り込もうかという話もしていますね。ある程度国民運動として盛り上げてから直接言った方が良いと。

 しかしながら、舛添氏に関しては、彼が都知事になった直後から、リコールに向けてずっと活動をし続けている人たちがいます。この韓国人学校貸与の件に関しても、この時にはすでに彼らは東京都対して働きかけをしています。最近はしょっちゅう舛添氏の金銭疑惑に対して批判をしていますが、どちらかというとそれに絡めて田母神氏を批判したいようにしか聞こえないようなものばかりです。

 どちらにしても、このような問題行動を目立つところでやらかした人間が新宿駅前で舛添問題に対して抗議をする。今までこつこつと活動をしてきた人たちは、「頑張れ日本」もこの問題に立ち上がってくれた!と喜ぶのか。それとも、こんな人たちと一緒にされるのは迷惑だ!と思うのか。まあ舛添都知事辞職が現実的なものになってきたこのタイミングで乗っかられてもねえ。もう街宣活動で何かが動く段階はとっくに過ぎているでしょう。

 どちらにしてもいろんなことに首を突っ込みすぎです。田母神問題、朝日新聞、NHK、尖閣、麻布警察署…。結局どれも結果を残していないではないですか。そんなことより、せめて「南京の真実」の製作をしたらどうでしょうか。インタビューに答えてくれたのに、第二部の公開を待たずして亡くなってしまった人たちのためにも。それが出来ないのなら、資料と残ったお金を他の才能のある人に渡して、映画製作を委託すべきでしょう。お金は残っているはずですよね?ガラス張りの収支報告がいつなされるのか楽しみに待っています。



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人の死を笑うものを肥え太らすのが草莽か? #チャンネル桜 #チャンネル錯乱


命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也

【直言極言】田母神金銭スキャンダル、草莽崛起と南洲翁遺訓の原点に[桜H27/2/20]


 
 チャンネル錯乱の視聴者でこの言葉を水島の口から聴いたことがない人はいないのではないだろうか。水島が、自分やチャンネル桜のあり方として何度も口にしている『西郷南洲遺訓』にある有名な言葉である。しかしこれは本当に彼自身を表している言葉か。

 そう信じている人はこれを見てほしい。

【桜ワールドネットワーク #4】ハンガリー・アメリカ・カナダ・ドイツ・台湾・スペインの草莽達のレポート[桜H28/5/17]


1:21:16~
スペインの悲惨な状況を伝える特派員。「一日平均10人が自殺してますから」


 これを見た後の二人の顔をよく見てほしい。経済苦で死を選ぶ人の話の何がそれほど楽しいのか。満面の笑みを浮かべて聴くような話か。スペイン人なら死ぬ人の話を聞いても心が痛まないのか。そもそも日本人は一日平均何人自殺していると思っているのか。

 たまたま流れで笑っただけだと言う人はこれを見てほしい。

【解散総選挙】戦後レジーム脱却へ、安倍晋三と敗戦利得者の駆け引き[桜H26/11/20]


11:45~
 良くね、5%上げるときね。3万人も自殺が出るとかね言う人いたじゃないですか。そんな日本人はみじめなやつですかってことなんですよ。私は言いたいのは。ね。消費税が数%上がっただけで、もちろんいいことじゃないから、我々徹底的に反対しましたよ。唯物論者じゃないんだから、ね。3%上がって自殺するような人間ですか、日本人はと。そんな柔なやつばっかりですかと。

 水島の本音だろう。批判も浴びただろうが性懲りもなく、この後もこんなことを言っている。

2/3【討論!】選挙結果とこれからの日本[桜H26/12/20]


42:40~
 前にいたんだよなんだか、8%上げるとね、3%あげるとなんか8万人だか20万人だか自殺者が出るとかね。バカにすんじゃねえよと日本人を。


 経済苦で死を選ぶことに日本人だろうがスペイン人だろうが関係ない。そして死を選ぶ人間を唯物論者と切り捨てるのなら、支持者から浄財など募らずに自ら汗水流して働いた金でもっと有益な番組を作ったらどうだろう。チャンネル錯乱そのものが水島の汗水流して働いている結果だと言う人もいるかもしれないが、自分の番組を私物化して何十時間も田母神氏を叩くのがそれかと。延々悪口を垂れ流しているだけではないか。

 そして、3億5千万もの金を集めて、第3部まで作ると言っていた映画を1部だけ作って放置し続けていることをどう言い訳するのか。綺麗どころを前に酒を飲んで本当に視聴者の知りたいことには全く答えずダラダラとしゃべり続ける番組を作るくらいなら、その時間を映画を作ることに当てたらどうなのか。

 お金に関することはそれだけではない。最近何度も「田母神としおの会」の政治資金が島本氏の関連会社にイベント代として数十万支払われたことを言い続けているが、「頑張れ日本全国行動委員会」の政治資金が、「尖閣漁業活動経費一式」という名目で、 水島自身の会社「ワールド・インタラクティブ・ネットワーク・ システムズ・ジャパン」に500万以上も支払われていることをどう説明するのか。

不正?!流用?! 疑惑深める水島氏関連企業への支払い 頑張れ日本の収支報告② #チャンネル錯乱

 チャンネル錯乱や「頑張れ日本」に金を払っている人はもう一度よく考えて欲しい。貴方たちの浄財は自ら死を選ばざるを得なくなったほど苦しんだ人をあざ笑うような男を肥え太らすために使われている。本当にそれでいいのかと。

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Author:yumikw
富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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