田母神さんと水島社長の公開討論?! #田母神俊雄 #水島総 #チャンネル桜

 
 先日の倉山満先生の動画で水島社長が田母神さんに対して公開討論を申し込んでいることがわかりましたが、その返答を田母神さんがしたようで、さっそくこのような動画が上がっていました。

【Front Japan 桜】田母神事件 公開討論拒絶 / 高橋洋一~稲田問題のリーク源に見る「倒閣運動」の深刻度[桜H29/7/27]


 いやあ、おなかを抱えて笑わせていただきました。だって、提案書がこれですよ。

田母神俊雄 殿

公開討論提案書

平成29年7月18日

前略
 貴殿は平成29年5月22日、東京地裁にて、公職選挙法違反(買収)の罪で、懲役1年10カ月、執行猶予9年、公民権停止5年の有罪判決を受けました。確かな物証と有罪判決を受けた数多くの被告の証言によって、島本被告、鈴木元被告(有罪判決)との共謀が認定され、公職選挙法違反事件としては、極めて重い有罪判決となったのです。執行猶予は、被告である貴殿が「反省している」からとの理由でしたが、貴殿は、「冤罪」を主張し、「国策裁判」を示唆し、控訴しています。しかし、この控訴は、新たな証拠等が提出された形跡もないことから、高裁の判決で、「冤罪」として「無罪」になるといった逆転判決があるとは、貴殿も、貴殿の弁護士も、全く考えてはいないでしょう。

 また、もう一つの容疑である横領罪については、貴殿は不起訴処分になったことで、無罪であると公言し、主張しています。しかし、裁判所が、貴殿の逮捕や長期拘留を許可したのは、十分な容疑事実があったからです。不起訴処分になったのは、物証の多くが消去処分され、貴殿や島本被告の自白がなかったことから、検察が有罪を立証するための公判維持が困難であると判断した結果にすぎません。検察は、99パーセント以上の立証や勝訴の可能性がなければ、起訴を断念することは周知の事実です。現に横領を認めて有罪となった鈴木は、貴殿や島本被告の要求に対して、目的も告げられず、領収書も受け取ることなく、キャッシュディスペンサーのように、口座から現金を引き出し、わたしたと証言しています。刑事犯罪において、自白を立件条件とする詐欺罪と横領罪の立証が最も難しい事案であることは、少しでも法律の知識がある人間にとっては常識です。その結果が、今も貴殿によって放り出されたままの使途不明権5500万円です。

 そこで大事な提案があります。私と貴殿の公開討論会を行おうという提案です。徹底的に、公衆の面前で、全てのカメラの前で、正々堂々、公開討論を行おうという物です。
 
 貴殿は判決前、雑誌「Will」において、水島が会計責任者の鈴木から多額の金を受け取ったとの記事を書き、有罪判決後も、同誌に、水島が貴殿に対して、選挙期間中17日間の生活費として、四百万円の提供を申し出た等、驚くべき事実無根の記述を掲載しました。
 名誉毀損の行為でありますから、貴殿を提訴する予定ですが、提訴は提訴として法廷で粛々と行うとして、より多くの人々に本当の事実関係を知ってもらうため、当該事件のきっかけともなった都知事選出馬から逮捕、裁判、そして今もまだ貴殿によって放り出されたままの5500万円の使途不明金(貴殿は横領事件として、会計責任者と係争中と収支報告書に書いています)問題等について、お互いに徹底的に公開討論することを提案します。それは都知事選挙で支持、支援していただいた全ての皆さま、都民、国民への、私達の義務であり、責任です。

 もちろん、討論の時間は、無制限にしましょう。日時や場所も、そちらの都合、希望に合わせたいと考えています。唯一の条件は、発言時間は双方平等にする事、誰にでも撮影させること、撮影映像はノーカット、ノー編集で、双方がインターネット等を通して自由に公開できること。もし、必要なら、中立的な、貴殿が望まれる司会者を用意していただいてもかまいません。また、私たちだけでなく、双方、他の数名の方に、議論に参加していただいてもかまいません。
 私と貴殿とに、「喧嘩」だとか「保守分断」だとか、問題をすり替えて主張する人たちもおりますから、そんなデマや危惧を払拭するためにも、正々堂々、互いに、日本人として、日本のためだと肝に銘じて、大いに公開討論しようではありませんか。
 このように誰にでも自由で公平な言論の場、言論空間の中で、真実を明らかにしたいと考えるのは、私を嘘つきと断じ、二年前に私を名誉毀損で訴えるとツイッターで断言した貴殿も同じではないですか。貴殿の「名誉」も自由で公平な言論の場で「回復させる」絶好の機会となる可能性も大でありましょう。

 私は日本国民の一人として、貴殿におかれても、正々堂々、国民の見ることのできる公開の言論空間で発言、議論をしていただきたいと考え、この度の公開討論を要求したいと思います。なぜなら、これは国民と支持者に対する責任と義務であり、また、貴殿が多大な信用毀損を行ったかもしれない日本国自衛隊に対する責任と義務だからです。
 なお、上記条件に付きましては、私たちは誠心誠意、貴殿の御希望に沿うようにしたいと考えております。
 貴殿の本書面に対するご回答を7月25日までお待ちいたします。草々


 
 正々堂々と討論するであります!
 なんなら仲間も連れてきていいのであります!( ー`дー´)キリッ
 

てかw

 予想通りお断りするという返事が来たと言っていますが、絶対断ってくることわかって書いた文面でしょこれ。本当にされたら困るの水島社長ですし。

 そもそもですね、討論というのは人並みの理解力話を聞く耳がある人との間でしかない立たないんですよ。

 この提案書を読めば明らかでしょう。

 〇公職選挙法違反で有罪になったのだから罪を認めろ!!
          
 判決が下ったのだから司法に従え!

 〇横領は不起訴になったがだからと言って無罪ではない!!
          
 判決は下ったがそんなものは俺は認めない!


 要は誰が何を言おうと、司法がどのような判決を下そうと決めるのはこの水島総様だ!!って話じゃないですか。そんなものに時間無制限で付き合うような暇人がどこにいるというのでしょうか。ただでさえ、今、田母神さんは講演に執筆活動と大忙しなんですから。

 水島社長が人の話を聞く気がないのはyoutubeのコメント欄で明らかですよ。自分が批判されると建設的なコメントですら消すんですからねえ。それどころか『南京の真実』に関してだと応援コメントまで消してしまうのですから。とりあえず現在のチャンネル削除と呼ばれている状況をどうにかしなければまともな人間は相手にしないのではないでしょうか。

 この後、討論をするように支持者から田母神さんに促すように言っていますが、それに答えるかのような提案が田母神俊雄を支える女性の会さんからなされました!!



記事より引用

【公開討論?!是非、やりましょうwww】
水島さん、あなたは第7回公判で、「都民の会」の残高がいくら残っている、そのことを3月2日に報告しましたよね?と質問されたとき「史上最高にきれいな選挙をやった。」とお答えになりましたね。そして、第8回公判では、チャンネル桜が水島さんや「頑張れ日本」の政治的信条に賛同する人の寄付によって支えられているかどうかを質問されたときには、「経済的な清潔さも信用してもらっている。」とお答えになりましたよね。
そこで、私たちからも提案です。
経済的な清潔さが信用されているという「頑張れ日本」「朝日新聞を糺す国民会議」ほか数多くの名目ごとの口座に集められた寄付金の収支報告書、そして「世界一ガラス張りの会計にする」とおっしゃっておられる銀行の通帳も一本のはずの、映画『南京の真実』のために集められた3億5千万円余りの収支報告を、お手本として見せていただけませんか?もちろん、そちらのお好きなやり方で!
正々堂々、水島さんにそれができたなら、私たちも田母神さんに公開討論やりましょうよと言ってさし上げたいと思います。さぞや素晴らしいお手本をお示しいただけるのでしょう!
そうしたら、田母神さんも、そのとおりにやればいいんですよね!(^^)
さあ、今年ももう夏になりました。映画『南京の真実』パート2、パート4、パート5の進捗状況はいかがでしょうか?パート3を超える超大作、公開を楽しみにお待ちしておりますよ!

引用終わり


 素晴らしい提案です!!収支報告まで行かなくても、通帳の全コピーを公開するというのはどうでしょうか?
 何しろ鍛冶俊樹氏が何度も繰り返していますが、通帳というのは誰がいつどこでお金を下ろして何に使ったかが全部記載されているそうですから。映画『南京の真実』のために集めた支援金を通帳から、いつ誰がどこで下して何に使ったか。それを公開していただければこれ以上このことについて文句を言う人は誰もいなくなるでしょう。

 まずは提案した方から実行するのが筋というものですよね。『南京の真実』の続編の公開も心待ちにしていますが、『支援金3憶5000万円の真実』は保守業界どころか左翼も検察も興味津々なのではないでしょうか。こちらの公開のためなら、水島社長のファンとて番組出演回数が多少減っても、討論の司会が出来ないほど多忙になっても文句は言わないと思います。こちらが公開されたら、私も是非私も田母神さんと水島社長の公開討論が実現すべく応援させていただきます!!

 水島社長!\(*´∇`*)/ガンバ!!!

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田母神さんのお誕生パーティー!そこにいた出席者の衝撃! #田母神俊雄 #水島総 #チャンネル桜 

 
 7月22日の田母神さんのお誕生日と同じ日に開催されたパーティーは大盛況だったようですね。

 こちらで倉山先生は600人と言っていますが、田母神さんのツイッターによると700人近くの人が集まったそうです。

倉山満先生 平成29年7月22日「田母神俊雄を応援する会」スピーチ


 しかし、こちらの動画、倉山先生吠えてますねえwww

 保守が勝てないのは裏切り者を潰せないから!!同感です!!

 そしてこの言葉。

 どの面下げてこの場にいるんですか、あなたは。まだあなたチャンネル桜に出てますよね。
 1回の出演料5000円そんなに欲しいですか、そんなに生活費困ってますか、みたいな人来てますよね。


 この時の倉山先生の表情と一瞬凍りつく場の雰囲気が最高です。

 さて、昨日7月24日、田母神さんの関連裁判の事務局長島本順光氏の裁判で判決が出ました。

田母神氏陣営の元事務局長に有罪判決 東京地裁、無罪主張退ける

 それに関連して早速特番が行われました。

【緊急特別番組】田母神事件 一審終了 / 全員有罪 / 共謀認定~残された闇……[桜H29/7/24]


 見慣れない女性が出演していますが、この方は田口さんといって都知事選で大変頑張ってお仕事をされた方だそうです。見慣れないとは言いましたが、一部の人は「あっ!?」と思うかもしれませんw

 なかなか面白いことを言ってますね、この田口さん。被害者と加害者が逆転していると言っていますが、それって田母神さんが加害者扱いされてることですよね?

 この事件が表に出たきっかけは2014年の衆議院選の時の資金不足で、それを追及しているうちに会計責任者の横領が発覚。警察に相談して解決を試みている間に、内部文書が週刊文春にリークされて、取材を受けた水島社長がいきなり使途不明金に関する放送をチャンネル桜で行ったのです。

 この資金不足は田母神さんが補填しています。その金額は田母神さんが政治資金として使ったお金を上回っています。田母神さんは自身の事務所の資金を横領された被害者なのです。それをまるで横領犯のように騒ぎ立てて、繰り返し誹謗中傷し、刑事告発し、不起訴になった後もいまだに田母神さんが横領したかのように言い続けているのは水島社長や鍛冶俊樹氏ですよね。

 自分たちが加害者扱いされたようなことを田口氏は言っていますが、田母神さんが言っているのは、水島社長に都知事選のお金の使い方に責任があったこと、最近では、裁判で水島社長が自ら公職選挙法違反を認めたことです。ボランティアで頑張った人、ましてや田口氏の悪口や田口氏が加害者だなど一言も言ってませんよ。

 そして鍛冶氏は今回もものすごいことを言っていますね。あまりに面白かったので書き起こしをそのまま使うことにします。


航空自衛隊という関係では上司に当たる田母神さんを告発したのが裏切りだという風に鍛冶氏が言われたとの言葉に続けて

40:40~

 裏切ったのはねえ、田母神さんあなたなんですよっていうことをねえ、まあ言っとくと、ど、ぞ、とこの人達の論理というのはですね。なんか、こう、なんかや、やくざのおー、親分とね、子分の関係なのかなと、つまり犯罪者である親分をね。かばってえー、刑務所に行く子分みたいなのがやくざにあるけど、そういうもんの論理で生きてる人たちなのかなあ。というふうにぼんやり思っておりました。

 そしたら、最近、あのなんか田母神俊雄をなんかいろいろ支援するようなパーティーとか何とかが、あー、あるようなんです、あったようなんですねえ。ちょっと写真見てたらこうね。これはなんかそのー、えー、やくざのこれ出所祝いみたいだなあっていう風につくづく見ててちょっと思いました。なんか、すーっ、田母神を今、支援している人達はね。ま、かつて我々が支援してたわけだけど、今、支援してる人達ってのはなんかひょっとしてやくざめいた人たちなのかなあとぼんやりちょっと思って、人に話したんですよ。そしたらねえ、あのー、怒られました。違うと、それは違うんだと。それはどういうことかっていうと、昔の、昔のやくざですね、今のやくざは知りませんけど、昔のやくざはですね。出所祝いってのはどういうことかっていうと、出所祝いっていうのはこの、刑期をちゃんと果たして、出てきた人を出所祝いするですね。ちゃんと法律を守ってるんですよ。あの、やくざだって、昔のやくざですよ。ちゃんと法律を守って、それで刑務所で刑期を終えてきて、ようやくね、ごくろうさんということで出所祝いをしてると。田母神は、まあ執行猶予なんですよ。ね、執行猶予中にも関わらずですね。なんか、あたかも無罪のような顔してあんなところに出てくるような恥知らずのことをやくざは昔はしなかったと、怒られてしまいました。すーっ、まことにまあほんとにこれが、はっきり言って今の田母神の対応っていうのはほんとにやくざ以下(強調)だと思います。ほんとにやっぱり襟を正していかないと航空自衛隊全体に、さらには防衛省全体に恥さらしになっているんです。我々もそれで恥ずかしい思い余計しているんです。是非とも襟を正していただきたい。そう思います。

 
 田母神さんはやくざ以下、田母神さんを支援している人達もやくざめいた人達だそうです!!

 さて、先程の倉山先生の言葉に戻ってみましょう。

 どの面下げてこの場にいるんですか、あなたは。まだあなたチャンネル桜に出てますよね。

 7月22日の田母神さんのパーティーですが、私の友人も数名出席していましたので、その時の様子を当然聞かせて頂いてます。


 ここで話はいったん変わって、先日のブログにも書きましたが、昨日7月24日、水島社長は宮内庁と毎日新聞を告発し、記者会見を行ったようです。動画も配信されていました。

【国体護持】宮内庁および毎日新聞を東京地方検察庁へ告発[桜H29/7/24]

 

 ここで、水島社長と共に立ち会っているのは、加瀬英明田中英道、小堀桂一郎、鍛冶俊樹、後藤孝典弁護士(爆)。

 はてはて?先日のパーティですが、発起人に田中英道氏と加瀬英明氏がいますが?

田母神俊雄を応援する会 発起人

 加瀬英明氏に至っては挨拶もしていたようですが?

 高山正之氏も挨拶していたそうですね。他には小山和伸氏もいたそうです。

 くれぐれも誤解なきようにお願いします。これは私が言っているのではありません。
 チャンネル桜の水島総社長の盟友であり、頑張れ日本全国行動委員会の常任理事の鍛冶俊樹氏が言っているのです。

 加瀬英明 田中英道 高山正之 小山和伸

 あなたたちはやくざ以下の人を支援するやくざめいた人です!!
 
 もう一度言いますが、私が言っているのではなく、鍛冶俊樹氏が言っていて、その場にいる水島社長も否定していません!!
 抗議はそちらにお願いします!内容証明も送らないでください!!

 

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お薦め動画 江崎道朗のネットブリーフィング「天皇陛下のご譲位は国政にあたるから憲法違反なのか」

 
 こちら、実は記事は準備していたのですが、私がたらたら書くよりも、動画を一回見てもらえば済むことだよなあと思って、UPしておりませんでした。1月の放送を今更取り上げるのかという気がしますが、先日のブログを書いているときに再聴したら、こんなに良い内容なのに再生回数が少ない!現在、もう陛下の譲位に関する特例法も成立、公布し、「天皇ロボット説」も覆されたわけですが、依然として内閣法制局について知ることは大切ですし、彼らが憲法解釈を一手に握っていることは確かです。それでこちらの番組の内容を振り返りたいと思います。話題として旬ではないことは承知の上です(汗

【1月8日配信】江崎道朗のネットブリーフィング「天皇陛下のご譲位は国政にあたるから憲法違反なのか」小野義典【チャンネルくらら】

 動画の内容をまとめると

・日本国憲法学の泰斗、宮沢俊義。彼は天皇はめくら判を押すロボット、国事行為だけやってればいいと言っていたが、天皇をロボット扱いしていいのか。

・「文藝春秋SPECIAL 皇室と日本人の運命」のTBSの山口敬之氏のレポート。陛下の譲位の御意向を踏まえて、政府の中でどうしたら良いのか検討したが、その時に皇位を譲るというのは政治的行為なので、憲法が禁じる国政に当たる。天皇陛下が譲位をするのはだめだという話になり、仕方なく生前退位と言う言葉を作らざるを得なかった。

・天皇の行為は三種類ある「国事行為」(憲法に列挙されている)、「私的行為」(プライベート)、「公的行為」(憲法1条の象徴という地位に伴う、行幸や被災地へのお見舞いなど)。天皇は国政行為はやらない。安倍政権は陛下が譲位されることは憲法第4条が規定している天皇の国政に関する権能を有しないという憲法に違反する可能性が高いと判断した。

・このことでおととしの段階で、官邸に陛下の退位の意向を示されたが潰されていった。それで去年の8月8日のビデオメッセージという流れになった。

・今回の件で3つの問題点。

① 現行憲法には退位や譲位を禁じる規定はない。譲位が憲法の禁じる国政に当たるというのは内閣法制局の解釈に過ぎない。内閣法制局の見解はかなりいい加減。例えば外国に訪問という極めて政治的な活動は国政として見なさない。一方で譲位は国政と見なす。天安門事件の後の中国訪問など世界中で注目された極めて政治的色彩の高いものは国政に当たらず、譲位という陛下が御位を譲られるということは国政に当たる。なぜ政権は陛下が譲位されることは国政にあたらないとしなかったのか。

② 天皇陛下の御意思に従って政治が動くことが違憲だとする意見もあるが、陛下の外国ご訪問について内閣法制局はこれまで「陛下の思し召しを伺って外国訪問の予定を立てなければならない」としている。政府の意思ではなくて、最終的には陛下の御意思によって外国訪問の日程は決めますというのが日本国憲法のあり方だと言っている(高辻正巳内閣法制局次長、昭和39年衆議院内閣委員会答弁)。陛下のやることは陛下の御意思に基づいていいのか、良くないのか。

③ 現行憲法制定の時にGHQの英文を訳した第一案3月2日案で、日本国政府は日本語の訳を「天皇はこの憲法の制定する国務に限りこれを行う。政治に関する権能を有することなし」とした。これは何かというと、国家の命運とかそういったものについては陛下はこれに関わる。しかし権力闘争、政党の政治などには関わらないという本来のやり方で行く。ポツダム宣言の受託など、国家の命運にかかわることは陛下の御聖断を仰ぐということは絶対に必要。勿論それは政府の責任においてなされるものだが憲法に定める国務に関しては陛下にお関わりいただく。そういった意味で政府は日本語訳を出したがGHQに否定された。

・そもそも我々は何のために憲法を改正したいのか。陛下をロボット扱いして、終戦のご聖断のようなときに陛下の御意思を仰ぐようなことを禁じるような憲法や運用を我々はしたいのか。しかし日本国憲法が出来た時の立法者の意思はあくまでも陛下に国家の命運にかかわっていただきたいというものだった。現在の日本政府はその意思を受け継ぐつもりはないのか。内閣法制局は出鱈目、なぜその出鱈目に安倍政権は騙されるのか。集団的自衛権の時は出来たことがなぜ安倍政権は出来ないのか。日本の保守派は内閣法制局と懸命に戦ってきた。それが現在の自民党には全く伝わっていない。

・公的行為ということので昨年の12月23日の朝日新聞に横田耕一氏の記事があるが、天皇は国事行為のみすればいい、公的公務などする必要がないと言っている。このような記事を載せるのなら、朝日新聞主催の美術展とか展覧会に陛下のお出ましを仰いているが、朝日新聞はそういうことを今後一切やめるのか。



 陛下のお言葉に関しては有識者会議でも話し合われ、テレビでも様々な特集がなされていますが、内閣法制局の名前を聞くことはほとんどありません。天皇に関する現在に至る国会での議論は簡単にまとめてあるものを見つけましたので、よろしければご参考にしてください。

憲法における天皇に関する主な国会答弁等

 退位(中でそう書いてあるのであえてこの表現で)に関してももちろん、その時々で一貫してはいませんが、その規定を設けるならば、皇室典範の改正により可能という見解が主なようです。

 しかし今回の陛下の8月8日の玉音放送の後も、内閣法制局の見解は変化しています。

“生前退位”内閣法制局「憲法改正が必要」 2016年8月22日 19:44

法制局長官、生前退位“憲法改正必要ない”2016年9月30日 15:45

 8月22日のニュースの出所が明らかでないのですが、このような意見を一度出しておいて、転換した意図はなんなのでしょうか。

 江崎先生もおっしゃっていますが、内閣法制局の憲法解釈が如何に一貫していないかは以前にも当ブログにも書きました。

ニコニコ生放送 【安保法制】次世代の党 和田政宗 vs 憲政史家 倉山満 対談生中継 を見て ~安保法制に関する誤解とは

 平和安全法制でマスコミやサヨクが「安倍政権は今まで行使できなかった集団的自衛権を一内閣の判断で変えようとしている!」というプロパガンダをさんざんやりましたが、それが如何に出鱈目か。もともと行使出来るとしていたもの、そして今でもずっと行使しているものを、行使出来ないと言っていただけなのに、結局最後までそのことをはっきりとさせないまま、強行採決のレッテルまで貼られてしまいました。

 今回のこの件でますますこの安保法制の時に、内閣法制局が如何にいい加減な憲法解釈をやってきたのかをきちんと政府が説明していれば良かったのにと思いました。せっかくあの時、内閣法制局の人事に手を入れて小松一郎氏を内閣法制局長官にしたのに、ご病気で退陣せざるを得なかった。そして次の長官人事には介入できず横畠裕介氏が長官になった。彼がどのような人かというと第一次安倍政権の時に集団的自衛権を行使できるようにするのを潰した人です。記事が消えているので、元記事のタイトルとそちらからの引用を載せておきます。

≪罪深きはこの官僚≫横畠祐介(内閣法制局内閣法制次長)「憲法の番人」復活を画策する次期長官

(記事より引用)

 横畠は検事出身で一九九九年八月に法制局に出向、総務主幹、第二部長を歴任し、「次の法制局長官が確実視されたエース」(法制局関係者)だ。過去にも、安倍晋三内閣が集団的自衛権の行使容認を目指して懇談会を設置した際、第二部長だった横畠は、当時の法制局長官の宮崎礼壹とともに「強引に推し進めれば辞表を出す」と迫った過去がある。

(引用終わり)


 この番組の中で江崎先生もおっしゃっていますが、戦後の保守派はずっと憲法解釈において内閣法制局と戦ってきました。正確に言うと、第一代内閣法制局長官 佐藤達夫、第二代長官 林修三まではGHQによって押し付けられたこの憲法を解釈と運用によって骨抜きにすることをやっていました。しかし、第三代長官 高辻正巳でこの集団的自衛権の解釈も一気に真逆のものになってしまい、今や内閣法制局は共産党すら右に見えると言われるような組織になってしまいました。

 本来の内閣法制局の仕事はこのようになっています。

・法律問題に関し内閣並びに内閣総理大臣及び各省大臣に対し意見を述べるという事務(いわゆる意見事務)
・閣議に付される法律案、政令案及び条約案を審査するという事務(いわゆる審査事務)

 
内閣法制局

 内閣法制局は法律などに関して審査したり、意見を述べたりする機関であって、本来、憲法判断をするのは最高裁のはずです。その最高裁が憲法判断に消極的であるというのはさておき、内閣法制局が憲法解釈をしても、それを採用するかどうかは政府の責任であるはずです。なぜここまで政権は内閣法制局の言いなりにならなければいけないのでしょうか。

 今年になって安倍政権は改憲の議論を深めると発言しています。

安倍首相「改憲議論深める年に」…自民・仕事始め 毎日新聞2017年1月5日

 5月3日の憲法記念日にはより具体的な安倍総理の発言がありました。

首相「2020年に新憲法」 9条に自衛隊明記 2017/5/3 14:06

 しかし、現在の憲法論議ではどこの条文を変えるとか、どのように変えるとか条文論議にしかなっていない感があります。本当に大事なことは条文をどうするかではなく、どのように運用するかではないのでしょうか。条文をどのように変えようともその解釈を現在の内閣法制局が独占している状態で一体何が変わるというのでしょうか。

 今回の特例法では、さすがの内閣法制局も天皇陛下と多くの国民世論に逆らうことは出来ないと判断したのでしょう。「天皇ロボット説」が覆されたのは僥倖ですが、「上皇后」といういかなる先例に基づいたのかわからない名称が使用されることになったのが悔やまれます。これは政府の責任ですが...

 内閣法制局について、政治家どころかそれを取り上げる言論人すらあまりいないこの状況をまず変えなければ現状を変えることは難しいでしょう。それを知っていただくためにも多くの人にこの動画を見て頂きたいと思います。

 しかしながら、一時期盛り上がっていた憲法改正ですが、安倍政権の支持率急落でそれどころではない感じですね。今、経済より憲法改正などと言う人は正直バカだと思います。そんな大それたことは消費税減税か凍結してからやってほしいです。

 最後に、こちらで取り上げられていた、朝日新聞の横田氏の記事ですが、妙に既視感があるというか、最近似たようなことを保守(呆守)論壇の自称リーダーが言っていました。天皇は公務は一切しなくていいと。本当に陛下のあのお言葉を100回でも1000回でも聞き直せばいいと思います。陛下がどのような思いでご公務をなさっているのかを考えたら絶対にそんなことは言えないはずです。

 なお、今回の番組の内容については、正論2月号でも江崎先生が取り上げていますので、よろしければこちらも是非お読みください。






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チャンネル桜の皇室報道 ②インフォメーションとインテリジェンスを考える

 

 前回の続きです。インフォメーションとインテリジェンスと題しましたが、報道とはどうあるべきかという話になります。

 水島社長は何か起こるたびに公開質問状なるものを送っていますが、それで自分たちの納得いくような回答を得られたことがあるのでしょうか。今回は毎日新聞からは返答がありましたが、水島社長は「木で鼻をくくったような」と言い、最初からこのような回答が来るであろうことはわかっていたような言い方でしたね(だったらなんで送る?)。しかしながら、例えば朝日新聞から「映画『南京の真実』の支援金を募った際にガラス張りの会計を約束していましたが、その収支を公開していただけませんでしょうか」との要望書と公開質問状が送られてきた際に、水島社長は素直に応じるとでも言うのでしょうか。「私を信じてもらうしかない」あるいは「水島を陥れようという外国勢力の陰謀」以外の返答を是非お聞きしたいのですが、そうはならないでしょう。そもそも、取材も何もせずにくれくれだけで真実を知ろうということ自体間違っていると思います。

 今回の毎日新聞のスクープの真実とは何か。宮内庁は情報漏洩した人物がいたとしてもそれを公にはしないでしょう。毎日新聞にしても当然ですが、取材源の秘匿のために明らかにすることはあり得ません。今回の件の真相究明が出来るなどとおこがましいことは言いません。去年の所謂「生前退位」報道も最初は耳を疑いましたが、後の報道から少しずつ背景が見えてきました。真相が解明されることがあるのかはわかりませんが、備忘として、所謂「生前退位」を巡ってどんな報道がされたのか、チャンネル桜が何をしてきたのか、他はどうだったを合わせて検証したいと思います。

 去年の7月13日、陛下の退位の御意向という形でNHKがスクープし、他の報道機関も一斉にそれを報じました。

天皇陛下 「生前退位」の意向示される 2016年07月13日 (水)

天皇陛下、生前退位の意向 皇后さま皇太子さまに伝える 2016年7月13日21時13分

 その時のチャンネル桜の放送がこちらです。

【Front Japan 桜】事実無根!?「生前退位」報道 / 都知事選、仕組まれていた野党共闘 / ヘリコプターマネー検討、安倍首相周辺で浮上!?[桜H28/7/14]



 宮内庁の次長も長官も否定している。それなのに新聞は書いた。国家破壊だ、誤報どころか謀略宣伝報道だ。新聞社は国民全員に土下座してお詫びしろ!!という論調でした。

 その後、陛下による御言葉が8月8日に放送されました。

 その時の放送がこちら。

 【Front Japan 桜・特別番組】天皇陛下のお言葉を承って[桜H28/8/9]



 新聞社に対して「国民全員に土下座しろ!」と言って謀略報道呼ばわりした反省の言葉などもちろん一言もありませんでした。残念なことに小堀先生まで、「東宮殿下に摂政としてお立ちになっていただくしかない」とちゃんと陛下のお話聞いてましたか?と首をかしげざるを得ない発言をし、水島社長に至っては摂政を置くことで「皇太子殿下夫妻の修練になる」とまで言い放つ始末。皇太子殿下に向かってあまりに不敬ではないでしょうか。

 比べるのが失礼だと思いますが、チャンネルくららではどうだったのでしょうか。まずは7月13日の放送。

 【7月14日配信】緊急特番 陛下の「生前退位」を語る 竹内睦泰 倉山満【チャンネルくらら】



 誤報だ!宮内庁による情報漏洩か!などと騒ぐことなど全くなく、「号外の段階で別に我々が宮内庁を独自取材しているわけではないんですが、チャンネルくららっていうのはインフォメーションが飛び込んできたときに、インテリジェンスを下すという趣旨でやっていますので、こういったニュースをどう読むか何ですけど」と、生前退位ということは陛下が上皇になられること、それが江戸時代の光格天皇以来の大事件であること、摂政を置くことは可能であるが、摂政では出来ない祭祀があること、天皇とは憲法や皇室典範を超えた存在であることなどが淡々と語られます。

 陛下のお言葉を受けての放送はこちらです。

【8月8日配信】緊急特番「陛下のお言葉を受けて」竹内睦泰・倉山満【チャンネルくらら】


 竹内睦泰先生により、今回の「御言葉」は憲法下で象徴天皇として言葉を選んで語られたこと。本来は天皇は憲法の外にある存在であること、国体と政体の違い、今回は政体としてのお言葉で語れなかったことがあること。陛下の発した「殯(もがり)」という言葉、この神道の儀式を出されたことから考えられることがあることなどが語られます。

 チャンネルくららでは他にも皇室についての良質な番組が多数ありますので、是非「天皇」「皇室」などのキーワードで検索してみて頂きたいです。女系論で有名な高森明勅先生がよく出演されているので見もせずにコメント欄を荒らす人が多数いますが、そのような偏見無しでお願いします。そもそも「“女系論”をとことん訊く~譲位と皇位の安定継承について」以外では女系論については語られていないのですから。

 さてその後のチャンネル桜でどのような報道がなされたかというと、故渡部昇一先生や小堀桂一郎先生、加瀬英明氏を呼んでの特別番組。その後もことあるごとに今回の陛下のお言葉に関して水島社長は繰り返します。

 【緊急特番】皇位継承の危機?渡部昇一、小堀桂一郎、加瀬英明[桜H28/9/1]


【Front Japan 桜】国体破壊の危機「生前退位」の正体!加瀬英明氏「皇室典範改悪の陰謀」とメディア報道[桜H28/10/20]


【特番】皇室・皇統の問題を考える -小堀桂一郎氏に聞く-[桜H28/11/20]


 非常に残念なのは、皇室とは、天皇とはどういった存在なのかが歴史的に語られたりすることや、陛下がどのような思いでこの御言葉を発せられたのかより、自分の思いが中心に語られるのです。加瀬氏は論外、今回は小堀先生も残念な発言が多かったです。水島社長に至っては、天皇が個人としての言葉を語るのがどうかだの、テレビに出て話すべきではないだの、平成の人間宣言だの。結局チャンネル桜を見ても、「水島社長が考える皇室」「水島社長の思うあるべき天皇」について知ることが出来ても、今回の所謂「生前退位」が何だったのかについては知ることが出来ないのです。インテリジェンスどころかインフォメーションとしても片手落ちです。

 その後、結局彼らが何をしたかというと、こともあろうに三笠宮殿下が薨去なさった日に皇室典範改悪(本当は一字一句変えるなという主張)反対デモ。そして譲位阻止集会です。

「皇室典範改悪」絶対反対!緊急国民行動 ①


【草莽崛起】11.23 皇室・皇統を考える国民集会 [桜H28/11/26]


 そして、ここまで大騒ぎをしておきながら、特例法に関してはほとんど何も報道せず、水島社長はひたすら「陛下の個人としての言葉ガー」と繰り返していたのです。

 今回の毎日新聞のスクープの前にこのようなニュースがありました。

 有識者会議に、天皇ご学友たちの懸念 生前退位はうやむやに? 2016/11/30 07:00

 前の記事にも書きましたが、このようなことが陛下の直接のお言葉ではなく漏れ伝わるのを良しとはしません。そして、このことがあるから毎日新聞のスクープが真実だというつもりもありません。しかしながらこのことで大騒ぎをして宮内庁や毎日新聞を叩き続けることに何の意味があるのか、少なくとも真実につながるために良い結果を生むとは思えません。

 インフォメーションが飛び込んできたとき、そのニュースをどう読むかに関して、私のような素人がどうこう言うより、こちらに大変よい記事があります。

 

 山口敬之氏による『退位報道の裏側「キーマン」はなぜ消えた?』です。NHKが速報を打った瞬間から、政府側は原稿を誰が書いたのか、情報を誰が漏らしたのかなど、それこそ13日の深夜にはある程度の特定がなされていたそうです。そしてNHKの速報を追っての各社の報道、特に朝日新聞の「天皇陛下 生前退位の意向」として右肩縦書きの見出しに「皇后さまと皇太子さまに伝える」と絶対に誤報の許されない言葉が書かれています。内容もかなり具体的で踏み込んだものとなっています。これをどう読むのか。

 保守の人たちの中には「朝日新聞は売国で捏造だから読まない」という人もいると思います。しかし当然ですが、朝日にも様々な人がいますし、偏向した記事を書くことを目的としてやっているわけではありません(当然ですが毎回そんなことをしていたら潰れる)。きちんとした情報が取りたかったらそれこそそのような偏見を一旦除外して記事を読む必要があります。そして、山口氏自身の取材もありますが、様々な報道や官邸の動きから今回の所謂「生前退位」報道から特例法に至るまでの経過( 2016/11/26発売ですのでそのくらいまでの)が語られます。

 こちら非常に興味深く、KINDLEでも手に入りますので、是非読んで頂きたいです。
 そしてこちらの記事のタイトルにもなっていますし、ニュースにもなっているのでご存知の方も多いと思いますが、今回の「生前退位」報道に関係すると思われる人事異動が行われています。宮内庁も官邸もこと皇室における重大なことがあったときに、知らぬ存ぜぬをしているわけではなく、情報収集し真相を解明すべく動いているわけです。その真実がいつ明らかになるのかはまた別の話ですが。

 チャンネル桜が報道メディアとして歪んでしまう理由の一つに、桜が「頑張れ日本全国行動委員会」という政治団体とほぼイコールなのも関係していると思います。しかしながら、政治団体としても何をしているかというと、朝日新聞、NHKへの抗議活動に、民間防衛と称した、麻布警察署や水産庁、海上保安庁への嫌がらせ。何を目的とし、何の成果を上げているのかさっぱりわかりません。
 
 そして、現在の宮内庁、毎日新聞への抗議活動に刑事告発です。

 彼らのこの行動が自らの放送と政治活動を盛り上げるため以上の目的があるのか。そもそも今回の刑事告発が受理されること自体怪しいですが、それに関する続報があるのか。注視したいと思います。






テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済

チャンネル桜の皇室報道 ①宮内庁、毎日新聞への批判は正当か

 
 水島社長たちがまたもや告発と記者会見を来週月曜日7月24日に行うそうです。訴えるのは宮内庁と毎日新聞。

【Front Japan 桜】高橋洋一~メディアの嘘と倒閣運動 / 7.19 負けるな安倍政権!メディアと反日勢力による倒閣運動を許すな!緊急国民運動[桜H29/7/20]


 告発状のフリップがこちら

告発状宮内庁毎日


 宮内庁と毎日新聞を国家公務員法100条違反で訴えるという物です。
 こんなもので、特捜が動くはずがないだろうというのはさておき、今回のこの件の経緯です。

 きっかけは毎日新聞のこちらのスクープでした。

有識者会議での「祈るだけでよい」 陛下、公務否定に衝撃 「一代限り」に不満 毎日新聞2017年5月21日 東京朝刊

全文を引用

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。(3面に「考・皇室」)

 陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】


 こちらに関して、宮内庁は否定しています。

宮内庁、毎日「陛下 公務否定に衝撃」報道を否定 有識者会議意見に不満のご発言「事実ない」 毎日は「十分な取材に基づいている」 2017.5.22 18:16

 この件でチャンネル桜は宮内庁と毎日新聞を延々番組でこき下ろすだけでなく、相変わらずの抗議行動をおこない、特番に討論まで行っています。

【Front Japan 桜・拡大版】緊急討論「皇室報道とその背後」[桜H29/6/5]


【討論】皇室攻撃報道と女性宮家策動[桜H29/6/17]


 チャンネル桜の主張の基本はこうです。

・陛下がこんなことを言うはずはない!
・こんなことをリークした宮内庁関係者は国家公務員法の守秘義務違反!宮内庁は皇族の方々を守らないのか!
・宮内庁が否定しているが、もしそうであれば毎日新聞による捏造・不敬報道!
・陛下がもし本当にこのようなことを言っていたら明らかに憲法違反!国賊毎日新聞は護憲派のくせに陛下を憲法違反にするつもりか!
・今回の毎日新聞のやっていることは西山事件と同じ。


 こちらに関して論評しようと思ったのですが、書いてる間に次々と放送が増えるので、論評は最低限にして、考える材料の提供をしたいと思います。
 このような観点で二本立てにしました。

①チャンネル桜の毎日新聞、宮内庁に対する批判は正当か
②インフォメーションとインテリジェンスを考える


 最初に断っておきますが、このような形で陛下のお気持ちやなさったことが記事になることを私は良しとは思いません。だからと言って、陛下や本気で陛下を尊敬し、国を愛する人たちを無駄に利用するようなことをすることもやめてほしいと思います。

 今回は半分以上桜側の資料提供のような形になりますので、●●●でくくっている部分は時間に余裕のある方だけ読んでいただくので結構です。


   ●●●●●●●●●●●●●

宮内庁の守秘義務違反について
 
〇チャンネル桜の番組内での水島社長の指摘(フリップ)

守秘義務フリップ

〇水島社長の出した宮内庁への要請状及び公開質問状

【桜便り】宮内庁へ要請状と公開質問状 / 田母神控訴 / 川口マーン惠美~EUのトランプ離れの本質[桜H29/6/7]



番組内フリップより全文

要請状及び公開質問状

                                              平成29年6月7日
宮内庁長官 山本信一郎 殿
宮内庁次長 西村泰彦 殿
                                        通知人 水島総
                                        東京都渋谷1-1-16若草ビル1階

                                        「頑張れ日本!全国行動委員会」幹事長
                                        「朝日新聞二万五千人集団訴訟原告団」事務局長
                                        株式会社 日本文化チャンネル桜 代表取締役社長
                                        水島 総

前略 毎日新聞が、平成29年5月21日の第一面にて報道した、天皇陛下が述べられたとする「御言葉」について、要請状と公開質問状を提出させていただきます。

一、 毎日新聞の報道について、西村次長は「陛下が(お考えを)話された事実はなく、従って、宮内庁として内閣に報告していない」と述べ、毎日新聞の報道内容を全否定し、報道内容に対して「極めて遺憾だ」と述べているが、毎日新聞側は「十分な取材に基づいて報道しております」とのコメントを発表しており、記事内容は正しいと強調した。本当の事実はどうか。
二、 もし西村次長の言葉が事実であり、公式見解だとしたら、毎日新聞は極めて悪質な天皇陛下と皇族の皆様への「言論テロ」とも言うべき、許しがたい不敬な犯罪行為と侮辱を行ったことになる。毎日新聞社は、捏造不敬報道を訂正も謝罪もせず、真っ向から西村見解を否定している。宮内庁は、毎日新聞社に、強硬な抗議と訂正謝罪を求めないのか。
三、 毎日新聞の記事内容は、『「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。』とあり、天皇陛下が、「退位特例法」に不満を漏らされ、法律の改定を求めたと記されている。この内容は、天皇陛下が、「日本国憲法 第四条 天皇は、この憲法の定める告示に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」という条項に違反したお言動を差Dれたという不敬報道である。宮内庁も同じ認識を持っているのか。
四、 このような事実ではない御言葉を捏造し、広く国民にばらまくといった陛下に対する不敬極まりない行為に対して、宮内庁は、直ちに、毎日新聞記者遠山和弘氏及び、毎日新聞記者の皇室取材への出入り禁止や取材拒否を行う等、何らかの制裁措置を行い、二度とこのような前代未聞の不敬不祥事を防ぐべきだと考えるが、どのような宮内庁としての対応、制裁等を予定しているのか。
五、 もし、参考のごとき対応措置を行う予定がないとするなら、その理由と根拠をお教えいただきたい。
六、 また、何も対応せず、放置ということになれば、捏造された陛下の御言葉が毎日新聞読者に広く信じられる状態を招来すると考えるが、その結果についての対応と責任を、陛下に対し奉りいかがなものと考えるのか。
七、 無対応ということで、それで今上陛下をお守り申し上げたと宮内庁は考えるのか。
八、 眞子内親王殿下の御婚約先行報道、秋篠宮殿下の皇太子「拒否」報道等、目に余る「宮内庁関係者」のリークと称する報道が相次いでいるが、これに対する対策や対応はないということか。また、何もするつもりもないのか。
九、 このような状態で、反論もできず、訴えることも出来ぬ皇族の皆様を、お守り出来ていると判断しているのか。
十、 記事の真偽内容はともかく、陛下の御意向や御言葉について、遠山記者に話した「宮内庁関係者」は本当にいなかったのか。
十一、また、遠山記者と接触した「宮内庁関係者」を宮内庁として内部調査を行ったのか。
十二、宮内庁は、皇后陛下、親王殿下、同妃殿下、内親王殿下等の呼称をマスメディアが、全て「様」の呼称に変えてしまっているが、それを元の呼称に戻すよう働きかけるつもりはあるのか。

 以上の質問で、私たち臣民、国民としての願いと要請はご理解いただけたと思います。
 宮内庁と宮内庁職員の皆様におかれましては、皇室をお守りする国家機関として、国民としての切なる要請と質問に、誠実に、できるだけ詳細に具体的に、項目ごとに明確にお答えいただきたいと考えます。
 本条が届いてから、十日以内にご返事をいただければ幸いです。
                                                                 以上


 (筆者の論評)本当に答えて欲しければ論点を絞るか、答えやすい形の質問にすべきでありこれでは単なる自己主張。少なくとも彼らのいう「国民」には自分は加えてほしくない。


今回の毎日新聞へ対する批判

〇毎日新聞に対する公開質問状

【桜便り】我那覇真子~国連人権理事会報告 / 毎日新聞への公開質問状提出 / トランプと一帯一路[桜H29/6/14]
https://www.youtube.com/watch?v=Vn9OQSMv6CI&t=1982s

(番組内フリップより)
公開質問状
平成29年6月10日
〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
株式会社 毎日新聞
代表取締役社長 丸山昌宏 殿
取締役編集編成担当 小川 一 殿
取締役広報担当 手塚泰彦 殿
通知人 水島 総
東京都渋谷区1-1-16 若草ビル1階

「頑張れ日本!全国行動委員会」幹事長
「朝日新聞二万五千人集団訴訟原告団」事務局長
株式会社日本文化チャンネル桜 代表取締役社長

前略 貴紙平成29年5月21日の第一面に掲載された天皇陛下および皇室に対する報道について、公開質問状を提出させていただきます。
 私たちは、6月7日、宮内庁を訪ね、総務課長補佐を務める人物に、改めて当該事実の真偽を問いましたが、「西村宮内庁次長の述べた言葉が公式発表です」との明快な答えでした。毎日新聞は、それでも、この宮内庁の公式見解について、西村次長が記者会見で虚偽を国民と他のマスメディアに伝えていると主張するのか等々、私たちは、毎日新聞に、国民としてはっきりしていただきたいと考えた次第です。何故なら、この問題は、天皇陛下の「御言葉」と御意向に関わる重大な問題であり、あいまいにしたり、見解の相違で済ませたりなど、絶対してはならない問題だと考えるからです。毎日新聞社としての厳密、詳細な説明と御答えをいただきたく、公開質問をさせていただきます。

一、 毎日新聞の報道について、西村次長は「陛下が(お考えを)話された事実はなく、従って、宮内庁として内閣に報告していない」と毎日新聞の報道内容を全否定し、報道内容に対して、「極めて遺憾だ」と述べている。しかし、毎日新聞は「十分な取材に基づいて報道しております」とのコメントを発表し、記事内容は正しいと強調した。改めて問うが、どちらが本当の事実か。
二、 西村次長は記者会見において、他のメディアと国民に向けて、虚偽を述べていると、毎日新聞は主張するのか。
三、 毎日新聞は、宮内庁が公式発表として、貴社の記事内容を全面否定していることに対して、真実の報道を目指すメディアとして、宮内庁の公式見解とした「虚偽」発表について、どのように対応するのか。
四、 この問題は、双方の「見解の相違」では済まされない。天皇陛下が本当にその御言葉を述べられたのかどうかという、天皇陛下と皇室の権威と国民の信頼、尊崇の念に関わる極めて重要な問題である。毎日新聞は、記事内容を全面否定された報道機関として、国民の前に、この報道の真実を明らかにすべき説明責任と義務があると考えるが、貴社はどう考えるか。
五、 とりわけ、遠山和宏記者に陛下の御言葉を伝えた「宮内庁関係者」については、本当に存在したのか、その証拠等を明らかにしなければ、事実の真偽が疑われることになる。それを証すために、どのような対応と行動を考えているのか、具体的に答えていただきたい。
六、 天皇陛下の御意向、御意見だという「宮内庁関係者」からの伝聞を、本当に陛下御自身の御意向や御言葉だと判断したその裏付けと根拠は何か具体的に説明願いたい。
七、 この裏付けは、天皇陛下御自身の御言葉しかないし、それは確かめようがないと思われるが、この「宮内庁関係者」の伝聞内容を天皇陛下御自身が話されたとして、報道することに問題はないとなぜ判断したのか、説明していただきたい。
八、 宮内庁発表と貴社の記事が正反対のことを伝えているという事実について、貴社は国民と毎日新聞読者に、広くはっきりと説明すべき責任と義務があり、そういう「解説」「釈明」記事等を掲載すべき義務と責任があると考えるが、その対応を問いたい。
九、 もし、この「宮内庁関係者」が、本当に陛下の御言葉や御意向を遠山記者に漏らしたとすれば、国家公務員法100条の第1項「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」に抵触する守秘義務違反を犯した犯罪者ということになり、最高1年の懲役又は最高50万円の罰金の処せられるが、貴社はその認識を持っているのか、また、それを承知で取材、報道をしたのか。
十、 守秘義務違反があった場合、その守秘されるべき秘密を得ようとした者も犯罪行為を犯したことになり、遠山記者もまた同様の犯罪を犯したことになると考えられるが、貴社の見解を聞かせていただきたい。
十一、 毎日新聞の記事内容は『「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。』とあり、天皇陛下が「退位特例法」に不満を漏らされ、法律の改訂を求められたと記されている。もし、記事の内容が本当だとしたら、この内容は、天皇陛下が日本国憲法の第四条「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」という条項に違反した御言葉を発せられたということになるが、貴社毎日新聞には、天皇陛下の憲法違反行為という認識はあるか。そうでないとしたら、どう考えているのか。
十二、 「反天皇制運動連絡会」と称する極左団体は、吉祥寺でデモ行進を行い、当該記事を元にして、天皇陛下の憲法違反を叫んでいたが、彼らの事実認識は正しいと毎日新聞は考えるのか。
十三、 遠山記者及び毎日新聞は、当該報道を天皇陛下の「憲法違反行為」として、認識しながら、報道したのか。
十四、 毎日新聞は、もし、この報道が真実であり、宮内庁の公式見解、公式発表が間違いだと証明できなければ、毎日新聞が極めて悪質な天皇陛下を貶める「言論テロ」とも言うべき、許しがたい不敬な犯罪行為と侮蔑行為を行ったと言われても仕方ないという認識はあるのか。そうでないとしたら、どういう見解をお持ちか説明いただきたい。
十五、 毎日新聞社は、真っ向から記者の報道を否定している宮内庁に、強硬な抗議と訂正謝罪を求めないのか。
十六、 そもそも、このような天皇陛下の御言葉や御意向を宮内庁関係者から聞いて、直接陛下に確認が取れない、裏付け取材が出来ないと知っていたと考えられるが、そのまま報道したことについて、ジャーナリズムとしてそれでいいと考えるのか、説明していただきたい。
十七、 もし、宮内庁関係者の伝えた陛下の御言葉や御意向が正確でなかったら、どう責任を取るのか、また、「事実」を裏付ける証拠はあるのか、改めて説明していただきたい。
十八、 眞子内親王殿下の御婚約先行報道、秋篠宮殿下の「皇太子」称号拒否報道等、国民から見れば目に余る「宮内庁関係者」のリークと称する報道が相次いでいるが、毎日新聞は、これらの報道も正しいジャーナリズムの在り方と考えているのか。
十九、 「スクープ」記事を書いた遠山記者に、是非、取材をさせていただきたく、ご対応いただきたいがどうか。各社の共同取材でもかまわない。
二十、 もし、取材が不可であるなら、その理由を説明していただきたい。

 以上の質問で、私たち国民あるいは読者としての疑問と、問い質してでも正確な情報を知りたいとの願いはご理解いただけたと思います。
 毎日新聞社におかれましては、国民と読者に責任をもって正確な情報を提供すべく、お手数ではありますが、誠実に、できるだけ詳細に具体的に、項目ごとにご返答をお願いいたします。
 本状が届いてから、十日以内にご返事をいただければ幸いです。
草々


(筆者の論評)宮内庁に対するものと同様、内容の重複も多く、答えようのない質問ばかりである。どうしても陛下の御言葉を憲法違反にしたいらしい。

〇毎日新聞社の回答

【直言極言】毎日新聞からの回答~戦後レジームの反動の嵐に抗して[桜H29/6/23]


番組内フリップより

「頑張れ日本!全国行動委員会」幹事長
「朝日新聞二万五千人集団訴訟原告団」事務局長
株式会社日本文化チャンネル桜 代表取締役社長
水島 総 様
                           2017年6月22日
                           毎日新聞社社長室広報担当

 6月10日付でいただきました天皇陛下に関する記事(5月21付朝刊1面)への質問についてお答えします。
 記事は、国民とともに新しい象徴天皇のあり方を考えるという趣旨で掲載しました。取材の詳細は明らかにできませんが、十分な取材に基づいております。国民統合の象徴である天皇陛下が、象徴としてのあり方や退位についてどのような思いをお持ちでいらっしゃるかをできる限り国民に伝えることは、新聞の大切な指名であると考えています。
 毎日新聞は天皇陛下が昨年8月、国民向けのビデオメッセージで表明されたお気持ちを尊重し、国民全体で議論を深めたいとの思いで報道してきました。ご参考までに昨年8月9日付社説「陛下のお気持ち 前向きに受け止めたい」と同10月16日付社説「象徴天皇『国民と共に』あってこそ」のコピーを添付いたします。

 今後も皇室と国民の望ましいあり方を考えながら、真摯に皇室報道を続けてまいります。


  ●●●●●●●●

 今回の件で、毎日新聞の報道姿勢に関して水島社長と三輪氏が所謂西山事件を例に挙げています。西山事件とは沖縄密約事件とも外務省機密漏洩事件とも呼ばれる、1971年の沖縄返還協定において、アメリカと結ばれたと言われる密約に関して、それを漏洩した外務省職員とそれを知った毎日新聞記者が国会議員に漏らし、国家公務員法違反に問われた事件です。

外務省秘密漏洩事件 上告審判決

 憲法を学ぶものなら誰もが知っている有名な事件で、取材の自由が必ずしも無制限に保障されるものではないことの判例とされているのですが、この事件を持ち出して、今回の件を非難するのは不適切です。この事件で毎日新聞の記者が罪に問われたのは教唆の罪、「被告人の取材行為は、その手段・方法において法秩序全体の精神に照らし社会観念上、到底是認することのできない不相当なものであるから、正当な取材活動の範囲を逸脱しているもの」(リンク先判決文より)と見なされたからです。今回の毎日新聞のスクープで宮内庁関係者から情報を引き出すために何か不適切な行為をしたという話は聞こえてきません。今回の件を西山事件に結び付けるのは悪質な印象操作だと思われても仕方がないと思います。

天皇陛下の憲法違反について

 もし今回のスクープが事実であれば、天皇陛下は憲法第4条に違反しているというのがチャンネル桜の言い分です。

日本国憲法第4条第1項
天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。

 彼らはそもそも8月8日の陛下の御言葉自体が憲法違反という立場です。彼らの言い分と、それがおかしいことは以前こちらのブログでも指摘しています。

チャンネル桜の皇室報道㊤~加瀬英明氏の発言を桜の公式見解と見なします

チャンネル桜の皇室報道㊦~支持者にこそ問う!水島社長は無知な愛国者か確信犯か

 そもそも8月8日の陛下の御言葉は、当然のことですが、皇太子殿下、秋篠宮殿下のみならず、政府とも話をした上で、出来る限り憲法違反にならないようにという配慮のもとなされたものであることが今では明らかになっています。

【1月8日配信】江崎道朗のネットブリーフィング「天皇陛下のご譲位は国政にあたるから憲法違反なのか」小野義典【チャンネルくらら】

 譲位が国政にあたり憲法違反とされかねないというのも内閣法制局の勝手な見解で、それを跳ね返せない政府に問題があるのですが、現在これも変わりつつあります。

 元内閣法制局長官阪田雅裕氏も「陛下のお気持ちに沿った法整備がなされるべき」であり、「今回のお言葉を理由に政府が法案を提出しても憲法上問題はない」とインタビューで答えているそうです。原本が手に入らなかったのですが、こちらは先日感想を書いた「日本一優しい天皇の講座」でより詳しく書かれていますので、是非そちらを手に取って読んでいただきたいです。

倉山満 日本一やさしい天皇の講座 感想

 そして元法制局長官の発言だけではなく、今回の譲位に関する特例法で陛下のお気持ちを国民が理解した上で整備されたことが明記されました。

天皇の退位等に関する皇室典範特例法について

 与野党の協議で、陛下の御言葉で法整備されることが違憲ではないと確認され、現在それは無事衆参で可決された。「天皇ロボット説」は覆されたのです。ここに至ってなぜここまで声高に「天皇の憲法違反」を強調する必要があるでしょうか。チャンネル桜の、少なくとも水島社長においては、陛下のお言葉の後、有識者やその他の様々な言論人が今回の御譲位について考え、議論してきたことなど全く耳にも入れずにひたすら陛下を貶めたいようにしか見えません。先日の動画でもとうとうと自分の思いを語っていましたが(42:30頃から)、未だに8月8日の陛下のお言葉を「人間宣言」呼ばわりする始末です。そして、詔について勉強したと自慢げにいつも語っている自称皇室ジャーナリストの高清水氏がなぜそのことについて何も言わないのか不思議でなりません。

【Front Japan 桜】テロ等準備罪成立 / 米国の北朝鮮攻撃がなければ… ~野口裕之 / 女性宮家の危険[桜H29/6/15]


 今回の件では今までのチャンネル桜や水島社長がやってきたことを情報として落とすのを中心にして論評は最低限にしました。ただ、我が国を愛する人たちにとって、天皇をロボットにしておくのがいいのか、それとも違うのか。そして、水島社長がやっていることの意味をよく考えて欲しいと思います。

 そして万が一、この件で誰かが罪に問われるようなことになったとき、誰が一番悲しむことになるのか。それを是非考えて頂きたいです。


テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済

田母神事務所使途不明金報道 水島社長の嘘を暴け!⑥水島は公職選挙法違反を認めていない!#田母神俊雄 #水島総 #チャンネル桜


 毎回のように痛い痛いと番組内で叫んでいる水島社長ですが、またなぜかわざわざ痛いところを叫んでらっしゃるので、そこにぐりぐりと塩を擦り付けてみたいと思います。

 【Front Japan 桜】進む日本孤立化への陰謀~川口マーン惠美 / 告発へ!宮内庁・毎日新聞 / メディアによる倒閣運動阻止へ[桜H29/7/13]


 こちらで視聴者の問いに答えるということで田母神事件のことを話しているのですが、それについて検証してみます。

 25:50位から、水島が公職選挙法違反を認めるようなことを裁判で証言したと言っている人がいるが、ウグイス嬢は公式的に雇った人でボランティアにお金を配ることとは違う。それが古い物価で15000円になっているが、今の選挙では日当15000円では出来ない。

ここから書き起こし 27:32~

 それで島本からですね、島本さんからええまあ被告ですね。被告からええ今のええ選挙、どの選挙も全部そうですけど、15000円でえーウグイス嬢は出来ませんと、え、いう、これもうそういう相場ではありませんという。あのそれでは出来ませんと。わかったそれ何とかなるのかということでそしたら、まあ所謂超過勤務とかいろんな名目で実は上乗せできますという、何とか出来ますというんで、じゃあそれだったら頼むねと。えー相場とは違う、まあもっと高いらしいんですね。ほんと5000円とか1万円とか上積みされるのがらしいんですけど、これがボランティアでは出来ないというのがわかりましたので、毎日来なきゃいけない。それで私は、それはじゃあそれじゃあ頼むねという形でやりました。


 ここで、この放送を受けてなのかわかりませんが、田母神俊雄を支える女性の会さんが秀逸な投稿をなさっていたのでそちらを引用したいと思います。



FB投稿から引用(赤字は筆者が付けた)

【田母神裁判メモSP】
今回は、私たちが記録した法廷の記録(手書き)の一部をそのままご紹介します。複数名で記録を取り、可能な限り再現しております。なお、敬称を略しますこと、一部個人名は伏せますこと、ご了承ください。
H28.10.31 田母神裁判・第8公判 証人尋問 証人水島総
検察官 都知事選を行うにあたって、選対本部の人に対して報酬を払うかどうかについて決めていましたか。
水 島 例えば、ウグイス嬢・運転手・鈴木は思想ではなく生活でやっていると言っていたので、ボランティア以外の人は実費をもらっていいと思っていた。
検察官 今、挙げたのは、鈴木や街宣車の運転手、ウグイス嬢ですか。
水 島 ウグイス嬢は、島本から法定1万五千円に色をつけてやると言われ了承した。
検察官 そこは承認したということですね。
水 島 はい。
××(個人名)はボランティアの認識だったが。
検察官 ウグイス嬢については、●●●●●(個人名)さん他6名を届け出して、7名のうち6名に報酬を支払いましたね。
水 島 6名。●●●(個人名)さんは1度会ったことはあるが、他の人は知らない。ボランティアの人たちもウグイス嬢をやっていた。
検察官 7名のウグイス嬢の手配は誰が行いましたか。
水 島 プロのウグイス嬢は島本が手配した。
検察官 それは島本に任せていたのですね。
水 島 任せていた。
検察官 いわゆる法定外の報酬を支払うことは分かっていたのですか。
水 島 1万数千円ではやっていけないとのことだったので。初日はボランティアがやっていたが、プロに依頼することになった。

検察官 鈴木に報酬を支払うことは事前に考えていたのですか。
水 島 直接会った時に、雑談めいて聞いていた。
検察官 そのときに具体的な金額に言及しましたか。
水 島 それは覚えていない。最低限もらえないと、やっていけないとは聞いた。

引用終わり


 水島社長の先の発言からも明確です。ウグイス嬢の日当15000円が適正かとか、どの選挙でもやっているということは別の話です。今回の事件で大事なことは、ウグイス嬢に支払う報酬が法定外だったことを水島社長が知っていて、島本氏に了承していたこと。このことでウグイス嬢は公職選挙法に問われて有罪判決を受けたこと。島本氏は判決を待つ身ではありますが、逮捕・起訴されていることです。では、なぜ水島社長は逮捕も起訴もされてないのでしょう?誰もが思うことだと思いますが。

 しかし、この証人尋問、鍛冶氏は「水島社長は理路整然と答えていた」と言っていましたが、傍聴した人によると本来、はいかいいえで答えるものなのに、水島社長が余計にしゃべりだすので裁判官も呆れて半ばあきらめていたそうです。そして、この辺の応酬で「ガマの油がだらだら出る様子をうかがわせてもらった」とw しかしガマの油はいろんな効用があるそうですが、水島社長の脂汗では...本格的に脂汗をかいていただくのはこれからですけどね。

 



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田母神事務所使途不明金報道 水島社長の嘘を暴け!⑤タクシー内で受け取った金こそ横領の証拠!!#田母神俊雄 #水島総 #チャンネル桜


 前回のブログで、はっきりと日付のわかる出来事として取り上げた3月17日に起こったことを今回取り上げたいと思います。

・平成26年3月17日、三月一四日に島本氏から「岡野、諸橋、澤井さんとアポイントが入りました。残金を用意して欲しい」とメールが入り、330万を要求されたのに、鈴木氏が500万円引き出す。鈴木氏と田母神氏が会い、田母神氏に金を渡し、みずほ銀行に入金。

 
 【桜便り】田母神・島本両被告の弁護士重任、在日弁護士も参加/沖縄の参院選状況[桜H28/6/29]

注)こちらの動画ですが、最初に上がったのがこちらなので使用していますが、田母神さんと島本氏の弁護士が重任しているという恥ずかしい間違いがあり、後に修正版をUPしています。

 こちらの動画で、田母神さんの二人の側近に渡すはずの金を彼らが受け取らなかった、その金を田母神さんがタクシー内で鈴木氏に寄越せと言って受け取り、銀行のATMに入金した。これが横領の証拠だということを水島社長と鍛冶氏は話しています。この証言は田母神さんではなく、鈴木氏の裁判で出た話です。

 この件に関して田母神さんは平成28年11月17日 第9回公判で証言しています。

 それを受けてのチャンネル桜の放送がこちらです。

 【鍛冶俊樹】田母神買収裁判報告[桜H28/11/18]


 ここで鍛冶氏がなんと言っているかというと、田母神さんは鈴木証言をその通りだと認めた。ただし、そのときに鈴木との証言で食い違っているのは、ブラジルに行くのでその活動費が必要ではないかというようなことを鈴木が言って、鈴木がお金を渡したと言っているとのことです。

 それではこの件について詳しく検証しましょう。

 まず鈴木証言はこうです

 『不徳を恥じるも私心なし』P186より引用

 三月十七日の午前中、鈴木氏は業務委託を受けている会社にいた。十四時八分に新宿保険会館の郵便局で五百万円を下ろし、タクシーで赤坂にある島本氏の事務所に行った。これは検事が開示したタクシーチケットで明らかになっている。そこで島本氏に三百三十万円を渡し、岡野氏と諸橋氏が受け取らない百万円がバックされた。田母神氏が来たのはその後だったという。
「二時半頃に着いて、お金の受け渡しをして、その後に田母神さんがおいでになっている訳だから考えれば、三十分くらいは最低でも後だと思います」(鈴木氏)

引用終わり


 鈴木氏はこの後田母神さんとタクシーにのり、車中で島本氏から受け取った百万円の入った封筒を渡し、田母神氏はタクシーを降りてATMで入金、鈴木氏はその間カバンを持って待機、それから田母神さんはダイヤモンドホールの方に行き、鈴木氏はチャンネル桜に向かい関係者に90万円渡したと証言しています。

 実はこの日、田母神さんはチャンネル桜で収録していました。その点について問われると、鈴木氏は「収録後にわざわざ赤坂においでになったのですよ」と証言しています。その後細かくは覚えていないが、島本氏の事務所で田母神さんと島本氏は3月22日の都知事選結果報告会の話をしたと思うと。

 次に田母神さんの証言です。

『不徳を恥じるも私心なし』P191より引用

 はっきり覚えているわけではないが、チャンネル桜の収録が終わった後、表参道まで行き(表参道駅までは歩いて十分くらいだ)、鈴木氏とそこで会って、経費の精算分を受け取り、百万円は「緊急用か何かに持っておきますか」と言われた、それもそうだなと考えて、とりあえずはということでその百万円を自分の銀行口座に入金したのだと思う。

引用終わり

 ちなみにこの日に島本氏の事務所に行っていないこと、初めて行ったのが衆議院選後であるとの証言もしています。

 ここで確定している時間を提示します。

・鈴木氏は新宿保険会館の郵便局で14時8分に500万円下ろし、タクシーで赤坂にある島本氏の事務所に行った(タクシーチケットあり)。
・この日はチャンネル桜で田母神さんは「田母神塾」の収録を15時から16時過ぎまで行っている(チャンネル桜に照会済)。
・田母神さんはこの日の16時42分に100万円、16時43分に72万5000円、16時44分に5万円をみずほ銀行青山支店に入金している。
・田母神さんはこの日、18時30分から明治記念館で呉善花氏の出版記念パーティーに出席し、乾杯の音頭を取る予定があり、実際に乾杯の音頭をとっている。この時、福岡から来た人達とパーティー前に会うことになっていて、17時30分には明治記念館に着いていた。

 ここで、鈴木証言が正しければ、どうなるか。
 
 まず、田母神さんは16時過ぎ(仮に16時15分とする)に収録を終え、チャンネル桜を出て、そこからタクシーで島本氏の赤坂の事務所に行きます。

桜 戦略システム

 GOOGLEを信じれば、桜から島本氏の事務所まで13~14分、収録を終え、タクシーを拾って乗り込み到着までどれほどスムーズでも20分はかかるとすると島本氏の事務所に着いたのは16時35分にはなるでしょう。

 明治記念館に行く用事があるのにわざわざ赤坂の事務所まで行っているのですから、当然電話では済まされないような何らかの話をしているはずです。どれほど短くても滞在時間は10分以上はあると考えて、それから田母神さんと鈴木氏がみずほ銀行青山支店に向かいます。

防衛システム青葉支店

 赤坂の事務所を出てタクシーを拾い、みずほ銀行青葉支店まで車で約10分。どんなにスムーズに行っても15分はかかるでしょう。鈴木氏の証言が正しければ、最短でも二人がみずほ銀行青山支店に着くのは17時過ぎです

 さて、ここで確定している時間ですが、田母神さんは青山支店のATMに16時42分に入金しています

 次に田母神さんの証言を検証します。

 チャンネル桜での収録後、歩いてみずほ銀行青山支店に向かいます。

桜 青山支店

 徒歩で8分ですので、16時15分に出たとしても余裕で入金時間の16時42分に間に合いますね。

 その後直ぐに明治記念館に向かったのかは定かではありませんが、タクシーを拾ったとして余裕で17時30分に到着できます。

青葉支店明治記念館

 さて、鈴木証言と田母神さんの証言、どちらが正しいのでしょうか。

 そして、鍛冶俊樹氏の番組内での発言ですが、田母神さんは鈴木証言が正しいなどとは言っていませんよ。本でも書かれていますが、鈴木氏の記憶違いだろうと言っています。そして、受け取ったお金がブラジル旅費だと言い訳したと言っていましたが、第9回公判で出たブラジル旅費の入金は全く違う日付ですからね。

 そもそも、田母神さん側は、この日の出来事の裏取りをするために、田母神塾の収録時間をチャンネル桜に照会しているんですが、これを水島社長が知らないなんてありえないですよね。そして、これこそが鈴木証言が成り立たないことの大きな証拠になるのですが、なぜ番組で触れなかったのでしょうか。まったくチャンネル桜は報道しない自由を最大限に利用するマスゴミそのもの、この件に関してはあからさまな嘘もあるのでマスゴミ以下ですね。

 さてさて、チャンネル桜が大量にやらかしてくれているので、まだまだ検証するネタはありますが、今日はこの辺で。






 



 

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田母神事務所使途不明金報道 水島社長の嘘を暴け!④選挙後、選対本部長は無関係?! #田母神俊雄 #水島総 #チャンネル桜


 前回の『日本の敵』の感想で予告していた検証です。

 まずは、こちらの動画です。

【桜便り】トルコクーデター事件の背景 / 田母神買収事件・第2回公判報告[桜H28/7/20]




 ここでの鍛冶氏の言い分ですが、事務局長の島本氏は、今まで金を配ることに関して水島社長の了承を得ているようなことを言っていた、しかし実際は得ていないことを知って田母神さんが「困惑した」。この報告を鍛冶氏から受けて水島社長は非常に嬉しそうでした。鍛冶氏によると田母神さんは今まで散々、水島社長が事件に関与しているかのような印象操作、誹謗中傷をしてきたのに、ここに至って水島社長はお金を受け取ることを断固拒否していた。田母神はいい人、だけど水島さんもいい人ですと言いだしたのだそうです。具体的的な日にちが語られていませんが、田母神さんが島本氏達が金を配り始めているのを知ったのが3月18日前後、水島社長の了承を得ていないことを知ったのは3月20日だと思われます。田母神さんが水島社長の了承がないことを知って「困惑した」。このことは本当にこの事件に水島社長が関わっていないことの証拠になるのでしょうか。

 この使途不明金疑惑に関しての出来事で『不徳を恥じるも私心なし』『日本の敵』から複数人で意見の一致している、あるいは通帳に記載があるため日付が確認出来ているものを整理しておきます。

・平成26年2月27日、選対事務局長島本氏、会計責任者鈴木氏がチャンネル桜を訪れ、水島社長に400万円渡すことを伝える。
・同2月28日、田母神氏、水島社長、石井氏(田母神氏の元部下)で念法眞教に選挙後の御礼の挨拶に行く。その時の電車の中で水島社長が田母神氏に「選挙資金の残金を『頑張れ日本』の口座に移してはどうか」と提案する。
・同3月3日、鈴木氏がチャンネル桜を訪れる。
・同3月11日、島本氏に「そろそろ人件費を配りたい」と前日に言われ、鈴木氏が300万円引き出す。
・同3月12日、島本氏より「ウグイス嬢の分を支払いたい」言われ、50万円を引き出す。
・同3月17日、三月一四日に島本氏から「岡野、諸橋、澤井さんとアポイントが入りました。残金を用意して欲しい」とメールが入り、330万を要求されたのに、鈴木氏が500万円引き出す。鈴木氏と田母神氏が会い、田母神氏に金を渡し、みずほ銀行に入金。
・同3月19日、水島社長に会うために島本氏がチャンネル桜に行く。夜は島本氏と田母神氏会食。
・同3月20日、鈴木氏が田母神氏にメール。「水島、島本打ち合わせの結果をお知らせするという段取りでしたが、目論見が外れてしまい申し訳ありませんでした」
・同3月22日、「田母神俊雄を励まし日本を取り戻す会」が開かれる。


 ここで補足ですが、2月27日、鈴木証言では水島社長にお金を渡す話だけではなく、貢献した人にもお金を配る相談をしてリストを見せた、そこで水島社長は「400万ももらえるのかと喜んだ」とあります。水島社長は、平成28年10月26日の証人尋問では「みなさんに配りたいという話と、私に四百万円お渡ししたいと言いましたので、私は断りました」と答え、10月30日の証人尋問では「基本的にはみんなに配りたいというのはなかったと思います」と否定しつつも、前回の証言との食い違いに検事について問われたところ「それは三日後か四日後に来た時ではないかな」と答えています。ちなみにこのことについて雑誌の取材では、以前書いたブログで取り上げたのですが、報告パーティー(3月22日)の後にやってきて、金を配ると言われたので怒鳴りつけたと言っています。実際はお金を配る話はもっと前だったこと、その件で怒鳴ってはいないことを裁判で水島社長自身が告白しています。

 3月3日に関しては、鈴木証言ではその後の選挙資金の使い方について水島から呼び出されて相談を受けたそうです。水島社長は「平成二十六年田母神事件メモ」なるものを検察に提出していて、そこには「十六時半から鈴木と都民の会の支援金の処理を話し合う。頑張れ関係は交通費を除いてすべてを戴かないことにすると通告。(ここで鈴木が百万の封筒を持ってきたかもしれない)」と記載されていたそうです。

 この田母神事件メモは、日誌そのものではなく日誌を基に水島社長がまとめた資料だそうですが、日誌の割には、さきほどのカッコ書きのように明らかに書き加えられたものがあったり、鈴木が百万を持ってきたという日付も、3月13日、6月16日にもあるという本当に証拠に使えるのかと思えるような曖昧なものです(しかも百万持ってきたと言いながら実際に現金を見ていないことは水島社長も証言している)。しかもなぜか3月19日に島本氏と会ったことの記載がないそうです。これが日誌から抜けていたとは考えられないのになぜでしょうか。3月19日の件は、平成二十六年九月号の「正論」の連載「南京の真実製作日誌」(別名僕の生活とご飯の記録)にはしっかり記載があるのに。随分恣意的な証拠資料ですね。なぜ、水島社長は3月19日に島本氏とあったことを証拠として提出しなかったのでしょうか。


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 さて、最近、水島社長は都知事選の終わった日以降は選対本部長も広報部長も選対には無関係だし何の責任もないと言い続けています。ではなぜ選挙が終わった後何度も島本氏や鈴木氏はお金を配る話をしに水島社長を訪ねて行ったのでしょうか。水島氏の証言からも、日付がはっきりしていませんが、前記した日以外にも水島社長と鈴木氏が会っていて、お金を配る話をしていることがわかりますね。そして、後の番組で、鈴木氏のメール「目論見が外れた」に関して、水島社長や鍛冶氏は、何とか水島社長に金を受け取らせて犯罪に引きずり込もうとしたが出来なかったから「目論見」と言う言葉を使っているという良くわからない事を言っていますが、そうではなく、本来きちんと了承を取るべきで、田母神さんにも確認するように言われていたにも関わらず、水島社長の了解をきちんととらずにお金を配り始めたからではないのでしょうか。

 田母神さんが水島社長にお金を配ることを確認してほしいと言った背景には、お金に関する権限が水島社長があったというのも当然ですが、水島社長にそれを止めて欲しい気持ちがあったことを何度も言っています。これ、思い付きの言い訳でしょうか。10月30日の証人尋問の水島社長と検事とのやりとりを抜粋します。

『不徳を恥じるも私心なし』P168より引用

「承認に対して四百万円渡すという話しかしなかったということですか」(検事)
「私に配るということはみんなに配るというニュアンスですから」(水島氏)
「島本さんや鈴木さんの口ぶりから、皆さんに配りたいというニュアンスは受け取ったという意味か」(検事)
「私が受け取らなければみんなも受け取らないだろうという認識がありましたから、それはそういうことだと思います」(水島氏)

引用終わり


 これは2月27日の島本氏、鈴木氏が水島社長を訪ねて来た時の証言ですが、具体的にみなさんに配りたいという話はされていないが、そのようなニュアンスは受け取ったと水島社長が言っているのです(10月26日証言では配りたいという話があったと言っているのでどちらが本当かはさておき)。3月20日の鈴木氏のメールの文面から、3月19日の水島社長と島本氏の面談で、最終的に水島社長はお金の受け取りを断ったのだと思われます(これは鈴木氏は立ち会っておらず、島本氏からの伝聞)。しかし、それまでに何度も島本氏も鈴木氏も水島社長にお金の話をしに行っています。水島社長にお金に関しての権限も責任もないのなら、なぜそこまでして水島社長の了承を得に行く必要があったのでしょうか。そして、田母神さんの「お金を配ることを阻止したかった。そのために水島社長に相談するように島本氏に言った。水島氏は止めてくれると思った」との主張が的外れではないことはこの先程の水島社長の証言でうかがえるではないのでしょうか。

 さて、ここまで経過を見て、これでも水島社長は彼の言い分通り、お金に関する権限はなく、都知事選以降は選対本部長は関わりも責任もなかったと言えるのでしょうか。田母神さんは裁判で、お金を配ることに関しての水島社長の共謀は最初から否定しています。それなのになぜ必死に自身が無関係であったと無理のある主張を続けるのでしょうか。水島社長も田母神さんも、島本氏、鈴木氏からお金を配る話を聞いていたが了承はしていなかった。それなのに、田母神さんは逮捕、起訴されたが水島社長はされなかった。そのことに関してのつじつまが合わなくなるからではないですか。

 最後に、上の動画で水島社長と鍛冶氏は田母神さんが水島社長に対して誹謗中傷を繰り返していたと言っていましたが、田母神さんは水島社長の攻撃にtwitterや勝兵塾、花田編集長の番組で数回反論しただけです。それに対してチャンネル桜は疑惑発覚から刑事告発の10カ月の間に35本以上、強制捜査から現在までは50本弱(見落としはあるかも、そして夜桜亭などでどさくさに悪口を言っているものは除いている)、番組を使って田母神さんを誹謗中傷しているのですよ。ブログでは取り上げませんでしたが、田母神さんの『日本の敵』ではマスメディアの問題も指摘されており、いかに弱小とはいえ、自身の放送局を使ってここまで個人を攻撃するのはメディアの暴力以外の何なのかと思います。先日7月2日も特番が行われており、その後も、さらに放送を続ける予定があることを水島社長が述べていましたので、そちらも引き続き注視したいと思います。





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田母神俊雄&西村眞梧講演会大成功!一方桜は…これこそ金をかけた組織的謀略行動?! #田母神俊雄 #チャンネル桜 #水島総


 田母神さんの講演会が7月1日に行われました。盟友西村眞悟先生との講演会で、日本をいかに守るかなどについてお二人でお話をされたそうです。

 講演会が大成功に終わったことはこの田母神さんの笑顔が全てを物語っていると思います。

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 この後の田母神さんの講演会の予定ですが、私が把握しているだけでも7月中に後2回開催されます。

・7月4日 福岡中央市民センター

・7月22日 東京で開催される田母神俊雄を応援する会(こちら500名以上を想定していてもうかなりの人数が集まっているそうです!!)

 話を戻しまして、7月1日の講演会の様子を田母神俊雄を支える女性の会さんが上げていました。



ページより引用

この講演会の質疑応答で「田母神さんを頑張れ日本の会長にした水島社長が都知事選に引っ張りだし、今回告訴されたのですが、その水島社長をどう思いますか」という質問をした人がいました。正確には覚えてなくて申し訳ないのですが、その質問は水島氏より田母神先生を非難しているように聞こえました。田母神先生が答えに悩んでいると、西村先生が、代わってマイクをとり、堂々と「人間のクズじゃ!」と答えられました。
さらに、質問は続き「寄付した人がどんな背景の人か把握してるのか」と尋ねられると、これも西村先生が「寄付した人は田母神閣下に寄付したわけだから、閣下に好きなように使ってもらって構わないと寄付してるはずだ」とはっきり答えてくれました。
寄付をした私としては、寄付に関しての自分の思いを西村先生に代弁していただき、本当に胸のすくような思いでした。
是非、このことを田母神先生を応援してくださる方に知っていただきたく、お便りさせていただきました。
支える女性の会の皆さんも、頑張ってください。応援しています!

引用終わり


 参加なさった方からのお便りだそうですが、さすが西村先生!田母神さんを支持してきた方たちの気持ちを代弁するようなお言葉です。この質疑応答ですが、他の参加した方々からさらに伝わってきた話なのですが、「水島社長をどう思いますか」と尋ねた人と「寄付した人がどんな背景の人か把握してるのか」と質問をした人は別の方で、なんとその寄付金の話をした人は、その後トイレの個室で水島社長に電話で報告をしていたそうです!!そしてそれをトイレを利用した他の人が聞いていて懇親会で噂になっていたのだとか(爆

 情報収集をするなとは言いませんが、スパイがばれるようなことをわざわざするってどれだけ間抜けなんでしょうか。皆の前で質疑をしたということは当然多くの人がその人の顔を見ているわけですよね。

 そういえば、以前、田母神さんの支持者に女性にストーカーまがいのことをした人物も「水島に電話してきます♪」なんてこれ見よがしになんてやるもんだから、当然その人の顔もその場に居合わせた人は見ているわけで(詳しくは当ブログ「田母神さんだけではなく一般の方まで!水島の言論弾圧許すまじ #チャンネル桜」参照)。敵に正体をさらすべしとでも錯乱工作マニュアルに書かれているのでしょうか?それで敵を錯乱させて、実は裏でもっと深い工作が…ってナイナイ(笑

 最近田母神さんを支持する人たちがお金をかけて組織的に工作している等と必死に番組で印象操作をしていますが、その前に水島社長は自分たちの行動を慎まれた方が良いと思います。評判を下げるだけですよ。


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富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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