増税と政局~保守界隈のバカ騒ぎ 三橋貴明こと中村貴司編~

 
 さて、「増税と政局」第6弾。今回は人気経済評論家であり、大量の著作でも知られる三橋貴明こと中村貴司氏について語りたいと思います。何故ペンネームと本名を書くかというと、今回他にもペンネームを使った方々が出てくるため、つい並べたくなってしまうからです。

 三橋貴明氏ですが、自民党員でもあり、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人の一人でもあります。とは言っても、彼の一番慕っていた政治家は麻生太郎財務大臣のようで、彼のことを「平成の高橋是清」と持ち上げていました。

平成の高橋是清 2012-12-28

 リーマンショック後に世界中で金融緩和しているときに、財政政策に邁進してひどい円高をひき起こし、それで多くの日本の優良企業を経営不振に陥れ、結果「自民党よりまし」「一度やらせてみよう」と政権交代の引き金になった元総理である麻生太郎氏がなぜ「平成の高橋是清」なのかは理解に苦しむところですが、それは置いておきましょう。

 「平成の高橋是清」こと麻生財務大臣ですが、消費増税に関しては怪しい発言をしているですが、三橋氏はそれを庇っていました。

麻生太郎財務大臣の寄稿 2013-04-22

続 麻生太郎財務大臣の寄稿 2013-05-12

 しかし麻生大臣は、参議院選が終わった直後に明確に「消費増税は国際公約」と予定通り増税すると公言します。そして、景気を冷やすと慎重論を唱える安倍総理ブレーン(浜田・本田内閣官房参与)と対立することになるのですが、さすがにこれには三橋氏も猛烈に批判するかと思いきや、なんとも歯切れの悪いコメントをしています。

【消費税】 麻生太郎の増税に怒りを感じる 【三橋貴明】


 0:48~
 でこれ麻生さんね。ほんとにこんなこと言ってるんだったら、あの私は怒りますよ。はっきり言って。お友達、仲いいですけど。ただねえ、そのなんかいろいろ見ていると、その、結構情報が錯綜していて、補正予算とセットで増税ってのもちょっと考えてんのかなあっていう。要はまあ増税しょうがないけど、そのかわり大規模な補正予算、20兆、30兆って規模を財務省に認めさせるとかね。そういう路線も狙ってんのかなと言う気もします。セットで言ってんですよね、補正予算。


 この増税しても補正予算、あるいは財政出動というのがこの後の彼とお友達の主張になります。そして、この後、「消費増税には反対」と言いながら、消費増税を本気で止めようとしている人を後ろから撃つ様な真似をしたのです。そちらは以前もブログに書いたことがありますが、もう一度、経緯を説明しましょう。

 下記は三橋氏のメルマガ『三橋貴明の「新」日本経済新聞』でおりしも増税決断直前に配信されました。

【鶴田正平】消費税のしょぼい展開 2013/09/24

 記事より引用

だから「消費税増税は反対だ!!」って声が国民の中からわき出でるのも当然です。

当方ももちろん!!増税には「大反対」であります!!!
なんといっても、大規模な景気対策なんて、今の政府にやぁ期待薄。。。っすもんねぇ。。。。

でも・・・・万一!、消費税増税をしたとしても、チョーチョー大量の、例えば、その増税による増収分の3倍とか4倍の規模で「政府から国民への還元を断行する!」なんてことがあれば、「デフレ圧力」はきれいさっぱり無くなって、かえって「インフレ圧力」がかかることになりますもんね。

いわば、ブレーキは踏むけど、それ以上の勢いでガンガンにアクセルを踏めば、クルマは前に進んじゃう、ってことになるわけです。

(中略)

(最善!)増税しないで、ガッツリ財出!! (→ガッツリ、デフレ脱却!!!)
(よ い)増税しないで、ちょろっと財出! (→そのうちデフレ脱却?)
(ま し)増税して、ガッツリ財出     (→まぁデフレ脱却できるかなぁ。。。?)
(最悪!)増税して、ちょろっと財出    (→はい、チーン…..)

さぁ、政府はどうするのでしょぉぉぉぉぉぉか!?

・・・・あっ!、そうそう。

こんな話してると、

「鶴田は、増税の推進派だ!!
こいつは安倍さんの敵だ!!
木下事務次官に懐柔されたダークサイド野郎だぞ!!」

なんて言われるかもしれませんが(おーこわ 汗)、この鶴田、山下事務次官にあったこともなけりゃぁ、総理に敵意があるはずもありません。

(中略)

この鶴田、どうも気になって気になって仕方が無いのが、「ミョウなデマ」であります。

そのデマってのは、

「デフレは貨幣現象だ。
だから、金融緩和だけでOK!
財出なんて、全然イラン。
だけど!! 消費税増税はデフレを悪化させる!!」

ってものです。

でもこの話、この鶴田めの小さなおつむでいくら考えても「ちょっとおまぇ、ボケてんじゃねぇのか?」って話にしか思えません。

このボケ話の震源地は、おおよそこのあたりですが、
http://jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE95608920130607

引用終わり


 何ともひどい記事です。こちらは鶴田正平氏という京都大学大学院教授でもあらせられる藤井聡内閣官房参与のピンチヒッターでたまに三橋氏のメルマガに登場していた人物ですが、文体と言い碌に根拠も示さずに人をデマ呼ばわりするところといい、どう考えても藤井氏ご本人なのですが。そうでなかったとしても、もちろんこちらに関しては藤井氏と三橋氏が責任を負うところです。

 そして最後のリンク先は浜田宏一内閣官房参与のインタビュー記事です。同じ内閣官房参与をペンネームを使ってボケ呼ばわりするとは!!

 そして、次は東田剛こと経済産業省にお勤めの中野剛志氏の記事です。

【東田剛】消費税増税より大きな問題 2013/09/25

記事より引用

仮に消費税を増税したって、そのデフレ効果を上回る大型の財政出動をやれば、「倍返し、いや10倍返しだ」となるでしょう。
もちろん、オカマの財務官僚が「あたしの邪魔は、許さないわよ~」ってやるので、それは難しいのかもしれません。
でも、それで景気が悪化したら、財務官僚に土下座要求して、財政出動やりまくればいいわけです。
逆に、消費税を上げなくても、財政出動がなければ、デフレ脱却はできません。

繰り返しますが、重要なのは、「消費税を上げないこと」ではなく、「財政赤字を拡大すること」なのです(例えば、西田昌司参議院議員は、このことを理解されている)。

(中略)

ちなみに、安倍総理は、消費税増税の結果について責任をもつと明言されています(言わずもがなですが)。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98L00T20130922

つまり、「木下(財務次官)が~」「麻生が~」「コミンが~」「テルンが~」ではなく、「安倍が~」だということです。

引用終わり


 両者の主張に共通するところは、増税しても財政出動すれば大丈夫ということです。結局この後8%の増税は決定してしまいました。そして公共事業の予算は増えたものの、入札の不調が相次ぎ、何より個人消費がひどく落ち込み景気が恐ろしく悪化したことは皆さんご存知の通りです。

 そして両記事の赤字部分は、当時財務事務次官の木下康司氏を増税の黒幕だとして増税阻止運動をしていた倉山満氏に対する攻撃です。

 2つ前の記事『増税と政局~保守界隈のバカ騒ぎ~チャンネル桜 水島社長編 #チャンネル錯乱』で書いたことですが、チャンネル桜の水島氏が上念司氏と倉山氏に増税を決まったことだとして番組をやれ、と言ったのが9月24日木下元財務事務次官の悪口を言うなと言ったのが9月25日上記のメルマガも全く同じ時期ですね。一体この頃、彼らに何が起こったのでしょうね。

 そして増税が決まるとすぐに安倍批判に転じ、おかしな対立軸を作り煽り始めました。

思想の対決 2013-10-06

記事より引用

 現在の日本政府及び自民党は、「新古典派」と「ケインズ派」(大雑把に書くと)が激しい路線争いをしています。両派の違いを一言で書くと、「デフレは貨幣現象」派と、「デフレは総需要不足」派の争いと言っていいでしょう。

引用終わり

 そもそも「デフレは貨幣現象」「デフレは総需要不足」は対立する概念ではありません。それなのに三橋氏は勝手に「デフレは貨幣現象」だと言うリフレ派(浜田・本田内閣参与など)を「新古典派」デフレ脱却には財政出動がもっとも必要だという自分たちをケインズ派とくくって対立の構図に持ち込みました。そもそもケインズに対する理解が間違っています。後に述べますが、三橋氏が批判する浜田参与は米国におけるケインズ学派の第一人者であるジェームズ・トービン氏の教え子ですし。

 「デフレは貨幣現象」ということを否定してからでしょうか。元々は言葉の定義とデータを大切にする人だったにも拘わらず、どんどん言葉の定義がおかしくなり、言動もおかしくなってきます。主なところでは「マンデル・フレミングモデルは大国では見られない」とか最近では『「構造改革」と「緊縮財政」を合わせて、グローバリズムと呼ぶことにします』など。

 自分に都合のいい結果になるようにデータを使ったり、

疑惑のグラフ 2014-06-14

 記事の使い方も杜撰になってきます。

「私の第3の矢は悪魔を倒す」考 2014-07-01

記事から引用

「悪魔を倒す」
 って・・・・。

FT向けの表現なのかも知れませんが、率直に言って「日本人離れ」していると思います。日本には歴史的に「悪魔」はいません。鬼はいましたが。

引用終わり


 申し訳ありませんが、噴飯物の素人以下のいちゃもんです。
 三橋氏のブログのリンク先は産経ですが、この論文は元々英語で書かれたものです。

My ‘third arrow’ will fell Japan’s economic demons Shinzo Abe  June 29, 2014

 「悪魔」と訳したのは産経新聞でしょう。原文では"demons“なので別に鬼と訳しても構わないわけです。三橋氏は産経の記事を読んだだけで原文に当たらずに記事を書いているのでしょう。検索すればそういったブログが山ほど出てきてそれこそ三橋氏同様の噴飯物の妄想記事だらけです。要は彼も同レベルということですね。

 原文に当たっていても注意が必要です。彼は「超訳」と言う手法を使います。

クルーグマン教授の謝罪 2014-11-11

記事より引用

 ポイントがお分かりでしょうが、クルーグマン教授は、まずは欧米政府の「財政出動の不足」「緊縮財政」について猛烈に批判しているわけです。何しろ、ズバリ「まずは、財政政策だ」と、書いているわけでございます。

(中略)

 それにしても、クルーグマン教授のコラムのポイント、すなわち、
「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」
「97年以降の緊縮財政は間違っていた」
 といった部分を報じないマスコミに、存在価値があるのでしょうか。別に、「マスコミ」という業態に存在価値がないとは言いませんが、少なくとも現在の国内マスコミは「情報」を生業にする企業としては、明らかに失格だと思うのです。

引用終わり


 三橋氏の記事だけでなく、原文も掲載しておきます。

Apologizing to Japan OCT. 30, 2014
 
 第一の突込みポイントですが、
>まずは欧米政府の「財政出動の不足」「緊縮財政」について猛烈に批判しているわけです。何しろ、ズバリ「まずは、財政政策だ」と、書いているわけでございます。

 こちらは原文で「Start with government spending. ~Or consider monetary policy. 」となっていますが、「まず手始めに財政政策。~。次に金融政策について検討しよう」と列挙しているだけで、特に前に来た方が大事とかそういった意味はありません。こちらは、私のつたない英語力では心配だったので、専門の方の意見も聞いています。

 そして、結論は完全に超訳です。
 
>それにしても、クルーグマン教授のコラムのポイント、すなわち、
>「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」
>「97年以降の緊縮財政は間違っていた」

 このコラムのポイントは「日本で取られてきた政策はひどかった。しかし西洋はもっとひどい」です。どう読んでも「日本の90年代の財政政策の拡大は正しかった」とはなりません。そして「97年以降の緊縮財政は間違っていた」かもしれませんが、欧米のやってきたことよりましだと言っているのです。三橋氏は『クルーグマン教授が一体何を「謝罪(東京新聞の記事にもある通り、欧米のエコノミストや政策担当者に対する皮肉でしょうけれども)」したのか、今一つ分かりません』と言っていますが、ご自身で書いている通り、皮肉であって本当の意味の「謝罪」ではないのですよ。どちらにしても高名な経済学者の論文をこのような使い方をして自説に有利に導こうとするのはいただけません。

 安倍総理を批判したいという結論ありきなので、読みも言動もおかしくなっています。自殺者が増えると言いながら安倍総理は増税する前提で話しています。最悪を想定してということはわかるのですが、もうこの頃は麻生財務大臣すら発言が弱気になり、解散風も吹いていた時です。そんな中で、しれっとお仲間の西田昌司は強硬に消費増税に反対しているなどと嘘をつきます。しかし、財務省の工作がすごいということを言っていますが、なんで前回の増税の時はそれを言わなかったのでしょうか。8%の時はやらなかったとでもいうのでしょうか。

【消費税増税】三橋貴明が警告!政治の怠慢で自殺者が増える…自民党内でも増税反対の声!<おはよう寺ちゃん 活動中 2014.10.29>

 そして、8%の増税決断前に、慎重論を説いて麻生財務大臣と対立していた浜田内閣官房参与を今度は増税派だとレッテル貼りします。

【三橋貴明】おはよう寺ちゃん 活動中【水曜】2014/11/05

 7:30から「ちょっと前まで(増税に)賛成ダー!とか言ってたんですけど」などと言っていますが、いつ浜田参与が消費増税に賛成だなどと言ったのでしょうか。確かに浜田参与の発言が、増税容認のように誤った報道をされ、訂正願いが出たことがあります。

時事通信社に記事および見出しの訂正を求めます→記事が訂正されました Posted: 7月 18th, 2013

 しかし普段からきちんと浜田参与のインタビューや著作を読んでいれば、それがおかしいことに気付くはずです。恐らく、青山繁晴氏同様三橋氏もきちんと浜田参与に関する記事、あるいは著作を読んでいないのでしょう。

 三橋氏は、その後、浜田参与に関してこのようなメルマガを配信しています。
 
【三橋貴明】驚愕 2015/04/17

記事から引用

浜田教授も、岩田教授も間違えていたのです。
間違えていた学者は、いかに責任を採るのか。注目させて頂いております。

岩田教授は、当然、日本銀行副総裁を辞任されるのでしょう。ご本人が仰っていたように。
浜田教授は、もちろん内閣官房参与を辞任されるのでしょう。と思っていたわけですが、何と「物価ばかりを気にする必要はない」ときましたか。稀に見る、お見事な変節を拝見させて頂きました。
しかも、需要創出に結びつかない「消費増税」「法人税減税」に賛成する、と。

引用終わり

 三橋氏はなぜ日銀あるいはリフレ派と言われる人が物価上昇率を重視するのかをわかっていないのでしょう。物価上昇率と失業率には逆相関の関係があるのです。しかし、ただ物価が上昇すれば良いということではありません。

 そしてもともと浜田参与はインフレターゲットにこだわっているわけではありません。それは著作からもうかがえます。


「伝説の教授に学べ!」2010/6/25
(kindleで所有のためページ数省略)

引用

第6章 デフレ脱却後、日本経済はこうなる

 私は、日本銀行が心を入れ換えて、きちんとした貨幣観に基づいた金融政策を運営してくれるのがいちばんよい、もしそうなれば、インフレターゲットでその時々の政策を縛る必要はないのではないか、と思っていました。
 しかし、日本銀行はまったく心を入れ替える気配もないし、そもそも、そうするインセンティブもない。となると、日本銀行が正しい金融政策を行うように仕向けるインセンティブ・システムを作らなければならない。その有力な手段が、インフレターゲットですね。それだけでなく、日銀法を改正して、FRBのように、物価の安定とともに雇用や成長の達成を日本銀行の目標とするという山本幸三議員の提案も有効と思います。

引用終わり

 日本銀行が正しく金融政策を行えば物価目標は特別必要ない。そして正しい金融政策の目的は雇用や成長達成の為なのである。だから「物価ばかりを気にする必要はない」と言った浜田参与を変節と呼ぶのは全く的外れであり、三橋氏が浜田参与を変節と責められるほど著作もおそらくインタビューも読み込んでいないことがよくわかります。

 そしてこの元ネタとなったインタビュー記事の「消費増税賛成」。申し訳ないですが、本当に浜田参与はそのように質問されて、そういった意図で返答しているのでしょうか。

インタビュー:すぐの追加緩和不要、月末でも反対せず=浜田参与 2015年 04月 14日

記事より引用

──17年4月からの消費税再増税には、賛成との立場か。

「どちらかといえば、そうだ。私自身は、これからは間接税である消費税を重んじる代わりに、法人税を大幅に安くした方がいいという考え。法人税は国際競争があり、引き下げないとやっていけなくなる。法人税を下げることで外国から投資が入り、日本の投資が出ていかないという意味で、税収をプラスにする大きな要因になり得る。一方、租税特別措置などは役人をめぐるコネの温床のようなものであり、止めるべきだ」

引用終わり

 浜田参与の返答が、問いに対する答えになっていません。「法人税減税には賛成か」あるいは「消費税で税収を増やすより、法人税減税の方が経済効果があると思うか」と問われてこのように答えているのならつじつまが合うと思うのですが。消費税の再増税になぜ賛成なのかの答えにはなっていません。なぜ三橋氏はその点を無視するのでしょうか。

 もう一つはこちらのインタビューに一番近い時期に出版されているこの本を読めばどう考えても、浜田参与が消費増税に賛成しているとは思えないからです。


『世界が日本経済をうらやむ日 』 2015/1/31
(こちらもkindleで所有のためページ数省略)

 まずまえがきからこうです。

引用

 2014年12月14日の総選挙で、自由民主党(自民党)が圧勝した。安倍政権が誕生して約2年が経過したが、今回の結果は、景気の回復を続けるためにアベノミクスを継続することを、日本国民が広く受け入れられたからであろう。
 4月に消費税が8%になったことで、2014年7~9月期の実質GDP成長率が4~6月期に続き、2四半期連続のマイナスとなってしまったのは残念であるが、消費税10%の引き上げが延期されたので、景気が再び軌道にのるのは間違いない。

引用終わり


 はて?増税したから景気が悪くなった。増税を延期したから景気が再び軌道に乗るのは間違いない。こんな人がなぜ消費増税賛成なのでしょうか。

 そして第4章「なぜ日本の財政赤字はここまで膨らんだのか」の「消費増税は正しい政策か」の部分でも増税引き上げをすれば駆け込み需要はあるが、その後消費が落ち込むこと、デフレ不況からやっとのことで立ち直ろうとしている日本経済の状況を考えると、消費税引き上げに賛成することは出来ないことなどが書いてあります

 なぜこの記事が眉唾かのもうひとつの理由に編集したのが田巻一彦氏だということもあります。そもそも田巻氏に関しては三橋氏自身も嘘つきのど素人と酷評していたはずですが。

天下為公 対 天下為金 その2

 先ほどの著書の中で浜田参与もマスコミに対して苦言を呈しています。

第4章 なぜ日本の財政赤字はここまで膨らんだのか 勝手に変えられた新聞記事のタイトルより引用

 実際に日本の有力新聞は、増税キャンペーンを100%サポートする旨をサポートする旨をずっと書いていた。
 新聞社には、識者のインタビュー記事のタイトルを、「編集権がある」などと言って、許可なく変更する工程があるようだ。ある、通信社は2014年4月の消費増税直前に私のところにインタビューに来て、記事のタイトルを「消費増税、容認姿勢へ=浜田内閣官房参与」として配信したことがある(実際、インタビューで私は、消費増税を容認するような回答をしていない)。
 この記事を見た友人から、「財務省では、本丸に近い処(内閣官房参与)が落ちたと祝杯を挙げているんじゃないか」とからかわれたが、私はその通信社に抗議して、タイトルを直してもらった(「消費増税、慎重な対応を=浜田内閣官房参与」で再掲された)。これは日本のメディアが、財務省の増税キャンペーンの片棒を積極的に担いでいることの好例であり、氷山の一角にすぎない。

引用終わり


 そもそも三橋氏は「マスコミに騙されるな」とあれほど警鐘を鳴らしてきた方ではないですか!そして、マスコミにまるでリンチされたかのような状態で、汚名を雪ぐことも出来ずに亡くなった中川昭一氏への贖罪の意味で『真冬の向日葵』を書いたのですよね。



 「現実の記憶」「少しでも多くの人に、真実を知ってもらおう」との思いを込めて作られたこの作品。「陰謀論が嫌い」「明確な失敗作」とのことで、共著者であり奥様でもあるさかき漣氏が文庫化を無期限延期にしているのはなぜなのでしょう。

スケープゴートを追い立てる自称聖職者 2015.06.26

 もしかして、こちらは内緒にしてあげたほうが良かったのでしょうか。驚いたファンがコメント欄で質問したら慌てて削除されたようですしねw

三橋貴明さんへの質問 『真冬の向日葵』について 2015/10/24 

 どちらにしても三橋氏だけではなく、今回の記事で取り上げた藤井聡氏、中野剛志氏(別のメルマガでひどい中傷をしている)、前回取り上げた青山繁晴氏も相当にたちが悪い。
 浜田内閣参与は高名な経済学者であり、なおかつ安倍総理の信頼する経済ブレーンです。それをほぼ言いがかりで批判するのはなぜなのでしょうか。本心では消費増税に反対していないのではないかを疑われても仕方がないのではないでしょうか。
 どちらにしても知らずにやっているのならバ〇、知っていてやっているのならス〇イとしか思えません。
 何より三橋氏は経済評論家ではありませんか。立場は違えどもこれほど高名な方の著作を読んだり、記事を読みこんだりすることもなく揚げ足取りに終始するのでしょうか。なんにしても、大事な時に態度を変えてしまった方の意見にはこれ以上見るべきところはないと判断せざるを得ません。
 
 さて、次回は、マスコミの報道について書こうと思います。増税に関してマスコミはどのように動いていたのでしょうか。
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商売の為に同業をこき下ろし又は蹴落として客の関心を一身に集めたいだけなのでは
元の性格的なものも相まって批判されてる
みたいですけど、経済学者・評論家なんて
御上に便乗するゴマすりか 自論を貫ぬく変人か海外の例を参考にするインテリの3種類 保守界隈も似たり寄ったりの人が多い


No title

三橋さんが命張れない人だなというのはあの時で感じたので、
それからは見てないです。

全然関係ないですが、
教養は大事だなと今更ながら感じる今日この頃…(汗)

三橋氏に関しては、ビジネスとか命をはるとか以前に、もっと陰湿な気味悪さ感じます。討論会で冷たくあしらわれた竹中氏に対する度を越えた攻撃。稲田政調会長をバカ呼ばわりしたり…。枚挙にいとまがないのでやめますが、少なくとも保守系の人はあのブログを参考にすべきではないでしょう。

倉山を100%正しいと信じ込んでいる人間には
景色はそう映るらしい

中村貴司とわざわざ言い直しているあたりが何とも
似るものなんだな

「よしくん」さんブログ

本エントリーを「よしくん」さんにご紹介させていただきましたところ、気に入っていただけたようです。

「倉山満氏の圧勝じゃないですか!三橋貴明・倉山満裁判。」http://ameblo.jp/teruteru46/entry-12162619490.html

Re: 「よしくん」さんブログ

のぞみさま

コメントありがとうございます。

こちらのブログをご紹介いただいたようで、そちらも併せてお礼申し上げます。

よしくんさんのブログの方もなかなか興味深い記事が多いですね。
プロフィール

Author:yumi
富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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