朝日新聞集団訴訟 勝ち目がないのに戦ったの? 前編  #チャンネル桜 #チャンネル錯乱


 チャンネル錯乱の水島社長が中心になって行っていた、朝日新聞に対する集団訴訟ですが、3月17日第三回の口頭弁論で結審になってしまったそうです。

【緊急告知】朝日新聞集団訴訟「第3次原告団」募集&「頑張れ日本」荒川支部講演会のお知らせ[桜H28/3/18]



 どういうことかと言うと、本来、4月、5月とさらに口頭弁論が行われる予定だったのが無しになる。要は、これ以上話を聞く必要がないから判決を下すよとのことです。現在、裁判官忌避で対処する予定だそうですが、別訴を行うために新たに第三次原告団を募集しています。

 しかし、不当裁判云々と吠えていますが、この件に関してはどうやって勝つつもりなのかといぶかしく思っていました。お断りしておきますが、私自身も朝日新聞の報道には怒りを感じていますし、批判する記事も書いています。しかし、この訴訟のやり方には納得いかないものがありました。なぜならば前回のNHKに対するジャパンデビューの裁判のやり方に疑問がありましたし、結局完全敗訴となりました。そして、この朝日新聞に対する訴訟も関わっている主な弁護士も一緒、内容も同じような形の訴訟だからです。

 なぜジャパンデビュー裁判が敗訴したのか。まず訴状を読んでみましょう。

訴状

 これ、本当に勝てると思ってやったのでしょうか。

 当事者ですが

1 被告は、放送法第7条の目的を達するため同法の規定に基づき設立された法人である。

2 原告らは、同法第32条の第1項の規定により、被告と受信契約を締結した者及び契約締結を法律上強制されているものである。

 それでこの原告団ですが、どのような人で構成されているかというと

NHK集団訴訟

【資格・その他】
・ NHKに受信料を支払っている方でも支払っていない方でも結構です。
・ 国籍は問いません。
・ 未成年者はご遠慮下さい。
・ 今回の訴訟は民事訴訟です。受信料を支払っている方については、契約違反で損害賠償請求、支払っていない方については、慰謝料の請求をする予定です。


 要は訴訟委任状を送りさえすれば未成年以外ならだれでも原告になれるわけです。
 そして原告らがどのような損害を被ったかですが

第8 原告らの損害
1 原告らは、被告と受信契約を締結させられているが、原告らが契約締結に応じたのは、被告が本件義務を果した番組を放送することを期待したからである。
2 被告はその期待に反したばかりか、逆に本件義務に反した番組を反していないと居直っている。被告が原告らの期待に反した本件番組を放送したことにより、原告らが受けた精神的損害は、各自1万円を下らない。
3 また、受信契約を締結していない原告らは、本件義務に反した番組を放送する被告との受信契約を強制されるのではないかという精神的不安をかかえている。その不安についての慰謝料は各自1万円を下らない。

 ・・・この精神的損害ってどうやって計るんでしょうか。受信契約してたのに、思ってような放送がされなくて傷ついたー!今は契約してないけど将来契約させられそうで傷ついたー!例えばこのジャパンデビューが放送されたことで、あからさまに精神を患って通院しそれを医師が立証したならともかく、番組を視聴したかもわからない人物の精神的損害で慰謝料請求ってや○ざのいちゃもんかと。

 当然のことながら、一審の請求は棄却されました。

平成24年12月14日・東京地裁「NHK 『JAPANデビュー』 一万人集団訴訟」判決文

主文
1 原告らの請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は,原告らの負担とする。

 そこで控訴となったのですが、ここで一転、原告の主張が一部認められました。一審の時とは違って、ジャパンデビューに出演していたパイワン族の高許月妹氏を個別に原告として加え、その方への名誉毀損が認められた形ですね。

高裁 判決文

 主文
1 控訴人高許月妹の控訴に基き,原判決を次のとおり変更する。
(1) 被控訴人は,控訴人高許月妹に対し,100万円及びこれに対する平成21年11月6日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
(2) 控訴人高許月妹のその余の請求を棄却する。
2 控訴人高許月妹を除く控訴人らの控訴をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は,一,二審を通じ,控訴人高許月妹と被控訴人との間においては,これを2分し,その1を控訴人高許月妹の,その余を被控訴人の負担とし,控訴人高許月妹を除く控訴人らと被控訴人との間においては,全部を同控訴人らの負担とする。
4 この判決の第1項(1)は,仮に執行することが出来る。

 その後NHKは上告、そこで原告の請求は全て棄却、ここで原告敗訴確定です。

最高裁判決文

 ここで朝日の訴訟はどのようなものなのか確認してみましょう。

訴状

 1 原告は(略)ら合計 8749 名の被告株式会社朝日新聞社の虚報により名誉と信用を毀損された日本国民である。

 訴状を読むと日本国民に対して損害を与えたということになるかと思うのですが、外国人も原告になれるようです。

朝日新聞を糺す国民会議

※外国在住の日本人、外国人の方もご参加になれます。
その場合、委任状に記載する御住所は現住所でお願いいたします。
また、お名前と御住所の記載は、アルファベット等の現地語とカタカナ等の日本語を併記してください。
外国在住または外国人の方で印鑑をお持ちでない場合は、イニシャル等のサインで結構です。

 今回もこれでどのように損害を立証するつもりなのでしょうか。

 損害についてもわかりづらいと言うか、そもそも日本国民の名誉が毀損されたと言うのに、日本人で無くても原告になれるのがやっぱり意味不明ですし、原告が名誉を毀損されたことと朝日新聞の関連を立証することはかなり困難だと思うのです。

第 5 損害の発生(被害法益)
1 朝日新聞の本件一連の虚報により、日本国及び日本国民の国際的評価は著しく低価し、原告らを含む日本国民の国民的人格権・名誉権は著しく毀損せしめられた。
2 しかるに、朝日新聞は、同紙の「読者ら」にお詫びするばかりで、国際社会における日本国の尊厳と原告らを含む日本国民の名誉・信用を回復するために国際社会に向けて何らの真摯な努力をしようともしない。読者に詫びて、あとは野となれ山となれということであるのか。謝罪広告が必要な所以である。
3 朝日新聞の原告らに対する上記著しい侵害により生じた有形無形の損害を填補するには、謝罪広告の掲載だけでは到底不十分であり、原告らが被った被害の一部として、原告一人に対して、少なくとも金 1 万円の損害金(慰謝料)を支払わせることが相当である。

 ジャパンデビューの際には、具体的な番組の出演者と言う原告がいても敗訴でした。今回の朝日訴訟の国民と言いつつ外国人も原告になれる形の訴えでどのように勝つつもりなのでしょうか。そもそも勝つつもりがあるのかすら、疑うような動画がupされています。

【緊急速報】朝日新聞2万5千人集団訴訟 第3回口頭弁論 脇博人裁判長の暴挙!一方的結審 ⑤ 藤岡信勝・川村純彦 弁護団報告会 2016.3.17


 ここで三輪和雄氏は「我々はもう負けること覚悟でやってますんでね。国民運動で」と言っています。このことを2万5千人の原告団はわかってやっているのでしょうか。運動目的だけど、それで構わないとちゃんと原告団に説明の上で戦っているのでしょうか。もちろん、そのように運動を盛り上げて世間に知らしめると言う方法はあると思いますが、ジャパンデビューの時、どうなりましたか?結局、6年も争って、最高裁の判決を報道したのは産経新聞のみ。チャンネル桜では何度か放送しましたが、世間一般的には何事もなかったかのように終わっていきましたよね。

NHK“差別表現”訴訟 台湾先住民側の逆転敗訴確定 「『人間動物園』などの表現が原告の名誉を傷つけたとはいえない」2016.1.21


 結局、裁判に勝つことも出来ず、この件を世にしらしめることも出来ず。裁判の目的は何だったのか。同じことを朝日の裁判でも繰り返すつもりなのでしょうか。

 しかし、先に出した錯乱の放送で、裁判官に対して電話,fax、メールでの抗議行動を呼びかけていますが、正気でしょうか。こちらでの動画では裁判所に署名を送ったり、産経新聞などと使って圧力をかけることも考えていることがわかります。

6:18ごろから

【緊急速報】朝日新聞2万5千人集団訴訟 第3回口頭弁論 脇博人裁判長の暴挙!一方的結審 ③ 山口達視・辻 美紀尾弁護士 弁護団報告会 2016.3.17


 水島氏も弁護士たちも何を考えているのでしょうか

日本国憲法第76条3項
すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。

 裁判官が外部からの圧力でその判断を変えること、それを変えさせることはやってはならないことだということも理解できていない。電話であれ、署名であれ一方の言い分で裁判所が下した判断が覆るということが起こりうるなら日本は法治国家でもないし、文明国でもないということになりますね。そもそも判決が下る前にこのような行動を起こすことがどれほど愚かなことなのかもわからないとは。戦略も何もないままに2万5千人もの人を巻き込んで裁判をした上に恥の上塗り。水島氏のあまりのひどいやりかたにあきれるばかりです。弁護士団の人にしてもそうです。錯乱した人たちとかかわると錯乱してしまうということですね。こんな人たちと関わっている人は一刻も早く離れることをお勧めします。

 裁判に訴えてどうこうすると言うのはどちらかと言うとサヨクのやり方ですが、錯乱のやり方はあまりに稚拙です。負けようとも絶対に何かを得ることを考えて動かずに何のために裁判を起こしたのでしょうか。そこで後半では靖国裁判を例にサヨクの戦い方と錯乱との違いを検証してみます。
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テーマ : 政治・経済・時事問題
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富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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