呆守~人でなし保守は毛沢東を目指すのか #チャンネル桜 #チャンネル錯乱


 世の中に本は数多あれど、読み返すべき本はどれだけあるのか。倉山満先生の『保守の心得』は読み返す価値のある本のひとつです。



 倉山先生の本は「はじめに」から「おわりに」まで、読み飛ばせるところがありません。「はじめに」に関しては、掴みはOK!と言わんばかりの笑える話が多いのですが、こちらはなんとも美しい話から始まります。比叡山延暦寺の「不滅の法灯」。千二百年もの間、一度も消えたことのない法灯。毎朝、油を一差しする。そのほんの小さなことが途切れることがなく続いている。その小さな光の光景が目に浮かび、その年月に思いをはせる。日本という国に生まれたことへの誇らしさがふつふつとわいてきます。

 読んだ直後の感想をあげていますのでよろしければこちらを読んでいただけると嬉しいです。

倉山満 保守の心得 感想

 さて、ここまで美しい話をしましたが、全てを壊してしまう事をお許しください。先日6月4日はあの天安門事件が起こって27年。チャンネル錯乱でも討論を行いました。

1/3【討論!】天安門から27年・本当の中国国内事情と東アジア[桜H28/6/4]


 1限目から、オバマの広島訪問に関してなど違和感のある内容。オバマの大統領退任後のためとか、アメリカの衰退の象徴とか確かにそういう面もあるでしょう。しかし、誰もこれがオバマのホワイト・ギルトだという視点で語る人はいませんでした。

反米自虐「ホワイト・ギルト」への伝統保守の反旗

 この言葉を初めて聞いた方は、是非こちらの江崎道朗先生の寄稿を読んでいただきたいです。そして、ランダム・ヨーコさんが直後に指摘していましたが、アメリカの保守派がこのオバマの広島訪問を猛批判し、「原爆がアメリカの罪なら日本がやったことはなんだ」と日本への批判を強めているとのことです。この討論の出演者は中国の専門家でどちらかというとアメリカへの関心が薄いのかもしれませんが、普段から消費税も金融緩和も北朝鮮の核武装もアメリカがやらせていると言っている水島社長はこのことを知らないのでしょうか。そもそも、錯乱では各国にボランティアで特派員を募って、最近は番組も作っていますが、そのことを伝えるような特派員はいなかったのでしょうか。

 そして、この訪問を、中韓への当てつけだとか、理想とか言っていますが、いくら何でも国際社会をなめすぎでしょう。なぜ、中国の専門家がこのことを日米離反のプロパガンダに使うかもしれないと指摘する人がいないのでしょうか。1限目から絶望的な展開です。この後、習近平政権はいつまで続くのかとか、ではどうするのかとか言った話が2限目も続くのですが、3限目に驚くべき言葉が飛び出します。

3/3【討論!】天安門から27年・本当の中国国内事情と東アジア[桜H28/6/4]


18:00~
水島:皆さんに聞きたいんだけど、一つは所謂文革型ってのがあるじゃないですか。あの毛沢東がね。脱権闘争としてやった。実権派に対してやったと。文革ともう一つは今やった天安門、こういうやり方があるじゃないですか。私はどっちかというと文革型をね、だから労働者の味方だ、農民の味方だということで、文革型で脱権をね、まあ例えば実際は毛沢東を狙ったと言ってやってるけどね、習近平は。


 ?!

 文革をやれと?

 自分の耳を疑いました。文革とは私のブログを読んでいただいている方なら、わざわざ説明するまでもありませんが、文化大革命のことですよね。この言葉で検索するのも背筋の寒くなるような話です。私は中国共産党政権など早く潰れろと思っています。日本に対して、チベットに対して、ウイグルに対してやっていることは決して許せるものではありません。だからと言って、現在中国の人民がすべて不幸になれとかひどい目にあえとか思っているわけではありません。あの国に混乱がもたらされればただで済むわけはありません。どれほどの人命が失われるか。しかも、そのために文化大革命?そんなことが起こることを誰が望むでしょうか。

 さすがに出演者もみな「何言ってんのこの人?」と言った面持ちで、「それが出来るほどのカリスマ性は習近平にはない」などと反対するのですが、水島はどこ吹く風。

 だから、じゃなくて、そういう意味で紅衛兵か。紅衛兵とか何か農民とかね。労働者が主役だみたいなね。マルクス主義のね。原点だみたいな言い方をしながらね。大衆運動を。

 それと党の内部でも批判できるっていうね。経済失敗をね。

 すごいその経済的な矛盾と言うか、労働者や農民たちがね。極貧までどんどん追いつめられると、最終的にそっちのカリスマを求めてね。なんか・・・


 あなたの目の前にいるのは誰ですか?石平氏も鳴霞氏もその時代を辛くも生き延び、祖国に絶望して日本に来た人たちなのですよ。文化大革命など言葉を聞くのも辛いことであるに違いない。そしていくら捨てたとはいえ、祖国でまたその悲劇が繰り返されることを望むはずもありません。第一次世界大戦がはじまったときに井上馨が「天祐だ!」と叫んだという話があります。確かに他国にとっての悲劇を自国へのチャンスにするということはあります。しかしながらそれは、そのせいで生き地獄を味わった人の前でおいそれと口に出して良いものでしょうか。

 文化大革命というキーワードでいろいろ考えていたら、ふとある光景を思い出しました。田母神さんの使途不明金疑惑が起こった直後の錯乱の討論です。

1/3【キャスター討論】田母神事務所横領疑惑と日本の行方[桜H27/2/28]


 
 まだ本当のことなど明らかになっていない時期。欠席裁判もいいところです。それを都知事選に関わった言論人たち、「田母神ガールズ」と呼ばれていた錯乱出演の女性陣を集めて行われたのです。

 見ていて胸の悪くなるような光景でした。今でこそ公職選挙法で田母神さんは起訴されていますが、この時点では警察と相談しながら使途不明金を調査している段階です。まだ田母神さんを信じたい女性たちの気持ちを必死に否定して、田母神さんを悪だと水島は断罪しました。今まで一緒に番組をやってきた人を信じたい、その言葉を吐露すればすぐさま否定される。まるで自己批判をさせられているようだと思いました。そして正論は封殺されます。sayaが「使われるべきお金が使われなかった。本気で勝つもりならお金は余らない」という意味のことを言った後には水島は必死に言い訳をしています。それはそうでしょうね。何しろ水島は何度も「もっとも少ない金で戦ったクリーンな選挙だった」と言っているのですから。普通の国語力があれば「少ない金=クリーン」にならないことがわかるはずです。必死に言い訳して金を余らせて何をするつもりだったのかと勘繰られても仕方がないでしょう。

 なるほど水島は毛沢東になりたいのでしょう。しかし、石平氏の言葉を借りるまでもなく水島にそんなカリスマ性はありません。今は甘やかされた保守業界で大物を気取っていますが、気づいた人から逃げだしていくに違いありません。気の毒な田母神ガールズたち。申し訳ないですが、高清水氏に関しては水島の横でのあのあざ笑うような笑顔が多くの人の瞼に張り付いてしまいました。sayaもあんな討論に出るべきではなかったですね。今の彼女の役割は?水島の自慢話に薄笑いを浮かべながらお酌をするさながら場末のホステスでしょうか。本当に自分の未来を案ずるならば一刻も早く逃げ出すでしょうに。



 『保守の心得』おわりにより引用

 私は「空気を読む」と言う言葉が好きです。
 本来は「他人を慮る」ことです。

  ~中略~

 本書の構想は、平成二十五年十月一日、安倍晋三首相がデフレ下での増税を発表した日に思いつきました。たかが増税ひとつを阻止できなくて、何が戦後レジームからの脱却なのか。それとも、増税したうえに、景気が減速しないという器用な方法があるのか。仮にそんな方法があったとして、実行する力が政権に残っているのか。
 何より気がかりだったのは、自殺者の数でした。

  ~中略~

 小泉内閣の五年半で景気が回復軌道に入り、「いざなみ景気」などとハシャいでいた時にも、自殺者は減りませんでした。仮に増税とアベノミクスが両立できたとしたも、デフレ下での重税という構造が変わらなければ同じことなのです。
 今、本当に私が言いたいことはただ一つ。
 死ぬな!

引用終わり

 目の前にいる人にかつての生き地獄を繰り返すことをさも名案のように語り、「増税で死ぬ奴は唯物論者」という。先日倉山先生が「保守からニンベンをとって呆守。人でなし保守を呆守と呼ぶ」といったことをFBで言っていましたが、まさに水島こそ呆守=人でなし保守でしょう。しかしこのような人間といつまでも付き合う人は?呆守に操られてひどい目にあうか。それとも自らも呆守になり下がるのか。気づいているのならすることは一つだと思うのですけどね。
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テーマ : 保守主義
ジャンル : 政治・経済

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富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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