戦争ができる国という当たり前のこと

 教科書検定、全社で竹島・尖閣を明記、「日本固有の領土」 領海侵犯にも踏み込む
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140404/edc14040411290002-n1.htm

 小学校の社会科の教科書検定に合格したすべての教科書で竹島・尖閣を明記したそうだ。当たり前の話である。自分が小学生の時、誰からもこのことに関して学ばなかったことが不思議なくらいだ。当時北方領土に関してはCMをやっていた記憶があるが。

 社会科、特に地理を学ぶとき、自分たちの周りにどんな国があるか、位置条件、経済・社会・歴史のことを学ぶことは当たり前だが、あるキーワードが意図的に無視されることによって学びが非現実的なものとなっている。それは「戦争」だ。

 もちろん、過去の戦争のことは語られる。それは主に大東亜戦争のことであり、日本という国がいかに間違ったことをしたか、そのことを反省して今後は世界中の人たちと仲良くして決して戦争してはならない、といった意味でだ。

 しかし、なぜそのような戦争になったのか、今度そのような事態が起きたらどうなるか、ということを私は学校で教わった記憶がない。戦争をしたことに対する反省はあっても、なぜ負けたかの反省、次に勝つためにはどうしたら良いか、といった話には決してならない。なぜか。私たちは敗戦国であり続けるために教育されているのだ。

 戦争をしないためにできること、それは周辺諸国と仲良くすることだけではない。戦争を仕掛けてこられないような力を持つことも大切だ。武力もそうだし、知力もだ。それなのに私たちはそれを考えないように教育されてきた。もし、他国と戦争をすることを想定していたら、地理の学習は今とは全く違うものになるだろう。地理だけではない他の社会科、語学、数学、科学、すべての分野で戦争できる国か、そうでないかで、考えられることが違ってくる。それを考えさせないようにしている勢力は、決して平和主義者ではない。私たちを思考停止にし、抵抗力を奪い、戦えない状態にしているだけだ。もちろん、本当に平和を願って戦争放棄を訴えている人もいるだろう。しかしよく考えてほしい。日本が戦争できない国であることが、誰を利するのかを。

 小学校の先生方は、竹島・尖閣に関して子供たちに教えるときに、ただ単に「竹島・尖閣は日本の領土です」と教えるだけでなく、隣国がどういった領土的野心を持っているのか、自国の領土が他国に取られたら、どういったことのなるのか、といったことをきちんと教えていただきたい。特に、竹島は長い間実効支配されており、通常なら戦争をして取り返す以外に方法はないような状態なのだ。このような状況なのに、近くの国と仲良くしましょう、では話にならない。中学で使っている東京書籍の地理の教科書の寒い状況と言ったら、本当にこの国の教科書はいったい誰が何のために作っているのか悲しくなってくる。歴史も公民もだが。

 安倍政権になってから、右傾化だの安倍は戦争がしたくてたまらないのだ、などバカげた批判も多いが、安倍首相が戦争をして、何が彼にとって利益となるのか。今の自前で軍隊を持たない状態の日本が戦争をしてどうなるものでもない。たとえ、自衛隊の名前が、「国防軍」なったとしてもだ。今の自衛隊は、軍隊ではなく、せいぜい強力な武器を持った警察だ。そもそも国民の側に戦争になったらどうすればよいのか、といった心構えが全くないのだから。安倍首相は日本を当たり前のことができる国にしたいだけだろう。軍隊を持ち、自国を自分で守り、何より国民が自分の国を愛している。これが右傾化だろうか。私には真ん中に戻ろうしているだけにしか見えない。戦争ができることと、やることは全く違う。戦争ができる国であっても、それをしないために政府と国民が一丸となれる国。日本がそのような国になれることを心から願う。
スポンサーサイト


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yumi

Author:yumi
富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR