安倍政権が「海外メディア」に圧力?


 今さら日刊ゲンダイに突っ込むのもあれですが。

安倍政権「海外メディア」にも圧力 ドイツ紙記者が怒りの暴露

(記事からの引用)

 もはや、常軌を逸している。安倍政権による“圧力”が海外メディアにまで及んでいることがわかった。外国人ジャーナリストは安倍政権のやり方にカンカンになっている。

 つい最近までドイツの高級紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」で東京特派員を務めていたカールステン・ガーミス氏が、圧力の実態を明らかにしている。

 ガーミス氏が暴露したのは、外国人特派員協会が発行する機関紙「ナンバー1新聞」4月号。日本での5年間の取材をふり返る形で、安倍政権の暴走を詳細に伝えている。内容は“国際問題”にも発展しかねないトンデモないものだ。

(引用終わり)


 記事全文は読んでいただくとして、要は安倍政権及び外務省が彼に圧力をかけていたという話。そもそも、外国人記者や本国の本社に圧力かけたなんてことが報道されたら世界中にバッシングされるでしょうに、そこまで安倍政権も外務省もバカじゃないでしょうよ、というツッコミはさておいて、ゲンダイの記事だけでなく元記事もチェックしてみましょうか。

 原文はこちら。

On My Watch

 「ナンバー1新聞」記事を訳したものがこちら。

カーストン・ガーミス「わたしの観察眼」~5年間の東京勤務を終えたドイツ紙特派員の惜別メッセージ

(引用)

 わたしの日本勤務は非常に違った問題ではじまった。2010年には、日本の民主党が政権を握っていた。わたしが取材した3代――鳩山、菅、野田――の政権はすべて、自分たちの政策を外国メディアに説明しようと努めていたし、わたしたちは度々、政治家が「わたしたちは、国を運営するのにもっと多くのことをなし、さらにうまくならなければならないとわかっています」という風にいうのを聞いた。
 たとえば、外国人ジャーナリストらは意見交換のために岡田克也副総理によく招かれた。首相官邸で週例会合が開かれ、当局者たちは目下の問題について――多少なりとも率直に――議論する意欲があった。わたしたちは特定の問題について、政府の姿勢をためらうことなく批判していたが、当局者たちはみずからの立場を理解してもらおうと努めていた。

(引用終わり)


 ずいぶん民主党のことをべた褒めしてますが、あの東日本震災後の原発事故の時の対応を知るに外国人記者がその件で民主党を批判せず、安倍政権の対応だけを批判するのはありえないと思うのですが。それにしても民主党は外国人ジャーナリストをずいぶん優遇してたんですね。産経新聞とか締め出してたのは何だったんでしょうか。

 そして気になる記載。

(引用)

 まだ民主党が政権与党だった2012年のこと、わたしは韓国の旅に出かけ、元慰安婦に取材し、紛争中の島、竹島(韓国人にとっては、獨島〔独島・トクト〕)を訪問した。もちろん、ツアーは宣伝目的だったが、わたしにとって、自分の目で紛争の核心地を見る、またとないチャンスになった。わたしは外務省から食事と議論に呼ばれ、この島が日本領であると証明する数十ページの資料を受け取った。

(引用終わり)


 韓国旅行に行った際に、宣伝目的のツアーで竹島に行ったと?日本の領土である竹島に日本政府の許可もなく韓国側からジャーナリストが行って、それで外務省から食事に呼ばれて資料を受け取った?そんなことで済む問題なんですかね。ずいぶんと優しい対応ですね。

 ちなみにこの記者はこんな記事を書く人です。(2014/02/16 赤旗日曜版より)

カーステン_convert_20150414120345

(引用)

 例えば、「慰安婦の問題はどこの国にもあった」という発言です。軍「慰安婦」という制度が、当時の日本帝国軍の特有なものだったということは海外でも日本国内でもコンセンサス(合意)になっています。
 これは国が組織し、強制したシステムでした。性奴隷制度であり、戦争犯罪です。

(引用終わり)


 うーん、歴史修正主義者はどちらなんでしょうね。

 そしてこの新聞社、Wikipediaによると

フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング

(引用)

 ヒトラードイツ時代の1943年に発刊禁止となったフランクフルター・ツァイトゥング(英語版)の後継紙である。発行部数は約36万部(2006年)。
戦前にスパイ事件で日本を震撼させたリヒャルト・ゾルゲは同社の新聞記者として1933年(昭和8年)に来日した。

(引用終わり)


 あちゃー。まあゾルゲがいた新聞だからどうこう言うのも違うのかもしれませんけどね。
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富山市在住。夫と息子、猫2匹と暮らす会社員。

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